3泊4日の男1人台湾旅行、1日目、2日目の「男一人で台湾(台北)に旅行してきた ‐ 前編」に引き続き、3日目、4日目の後編です。
3日目
3日目は、JTBのオプショナルツアーで、9時~15時30分まで「小籠包と台北半日観光」、16時~20時まで「九份半日観光」でした。
どちらのツアーもガイドさんは、日本語がそれなりに話せる台湾人男性でした。
1人でオプショナルツアーに参加している人は、いませんでした。
「小籠包と台北半日観光」ツアー
「小籠包と台北半日観光」ツアーは、「国立故宮博物院」、「忠烈祠」、「點水樓で小籠包と上海点心」、「龍山寺」、「免税店(everrich)」、「茶葉専門店で台湾茶を試飲」という流れです。
行く順は、多少前後することがあります。私が行ったときは、點水樓での昼食時の混み具合により、「茶葉専門店で台湾茶を試飲」が元々のスケジュールから後回しにされました。
国立故宮博物院入場料や昼食代、お茶代、龍山寺お参りのお線香代は、ツアー料金に含まれています。
まずは「国立故宮博物院」。
国立故宮博物院は、中国美術工芸品を多数収蔵する大きい博物館で、「翠玉白菜」という白菜の彫刻の展示物が一番有名らしいのですが、私が行ったときは、別の施設に貸出されていて、ありませんでした。
しかし、大して白菜に興味がなかったので(単に白菜やん!)、残念でもなく、それよりも何重の層にも彫刻された球の「象牙多層球」の緻密さに感動しました。これはすごい。
国立故宮博物院に到着したら、最初に、ガイドさんが歴史を解説し、その後、ガイドさんが選んだ(JTBが選んだ?)有名どころの展示物をいくつかガイドさんが解説しながら回っていきます。
多くの観光客団体が来ていて、展示物を見るのに結構並び、最終的に余った自由行動時間は、5~10分ほど。
なんとか1人行動の軽いフットワークを活かし、「肉形石」という角煮に似た作品や「汝窯の青磁器」など、少ない自由行動時間で他の有名どころの展示品を見ました。
ちなみに、展示エリアは、写真撮影が禁止なのですが、日本以外のアジア系の人が写真撮影していて、カメラを叩き落とされるレベルで係員にめっちゃキレられていました。カメラについては、すごい厳重です。入場するときの手荷物検査で、カメラを外に出していると注意されます(されている人がいた)。
次に、「忠烈祠」。
衛兵交代式を見られます。
地面に赤黒い線が5つあるのは、その上を衛兵が歩くから、色が変わってしまったのでしょうか。ただ、綺麗にそこだけ切れ目なく色が変わるものなのかどうか。すごい精密忠実に歩くなら、歩幅も同じにするから、点線のような跡になっているのでは。もしそうなっていたら、本当に感動です。
衛兵移動中。
海外にちょくちょくいる動かない衛兵。
じっくり見たら、さすがに脚は揺れていました。
ガイドさんが、衛兵のことをイケメンと連呼していたと思ったら、衛兵の条件に「高身長で、容姿端麗な人」と観光ガイドブックに書かれていました。
「點水樓」に昼食を食べに。
台湾に来てからの初小籠包!
日本にも中華街があったりして、おいしいと言われる小籠包を食べていたりするので、味の感動はなかったですw
台湾の小籠包では、「鼎泰豊」というお店が一番有名(?)なのですが、台湾人アンケートによると「點水樓」が一番人気だったとガイドさんが言っていました。
ちなみに、炒飯など他の料理も出てきて、量は充分あります。食卓は、ツアーで一緒になった人と囲むので、多く食べる人がいなければ余ります。余らすのがもったいない精神で、余った分は、私が食べました。
お腹もいっぱいになり「龍山寺」へ。
様々な神様がいるので、様々なお願い事ができます。
ガイドさんに参拝方法を教えてもらいながら、お線香を持って参拝します。
鯉(?)の噴水がありました。私のあれのように大きくて、勢いが良いです。
他は、免税店でパイナップルケーキなどのお土産を買ったり、お茶屋で3種類ぐらいお茶を試飲したりして帰着。
30分休憩して、そのまま「九份半日観光」ツアーへ。
「九份半日観光」ツアー
「九份」は、「千と千尋の神隠し」の舞台になったと聞いて行ったのですが、今調べたら、単なる噂であり、違う可能性があるっぽいです。知り合いに、千と千尋の神隠しの舞台と言いまくってしまいました。こうやって嘘が伝搬して行くんですね。
それは置いといたとしても、ノスタルジックな風景は見ものです。
ガイドさんは、「小籠包と台北半日観光」ツアーのガイドさんと変わりました。
九份までの移動時間は、片道1時間ほど。
「基山街」という賑やかな商店街から入っていき、自由行動後の集合場所までガイドさんに連れられて行きます。
めっちゃ混雑しているのですが、ガイドさんは早歩きでどんどん前に行くので、はぐれないように頑張ってついていきます。
集合場所は、九份のランドマーク的なお店で、千と千尋の神隠しの湯婆婆の屋敷と言われている「阿妹茶酒館」(上記写真)の隣にある小さい広場です。
ガイドさんは、集合時間まで阿妹茶酒館でずっとお茶しているというので、自由行動後、まずはガイドさんについていき、阿妹茶酒館でお茶することにしました(これは自由行動なので、このお茶代はツアー代に含まれていません)。
入り口に千尋がいて、がんばってお仕事していました。
仮面が飾られていました。
阿妹茶酒館のテラス席からの風景。
冷たいお茶(おかわりしませんでしたが、おかわり無料らしいです)。
お茶セットは、冷たいお茶と熱いお茶を選択できるのですが、歩き疲れていて、のどが渇いていたかつ、前半のツアーでお茶の試飲をしたので、冷たいお茶を選択しました。
ちなみに、屋内の席に座り(通され)、1つのテーブルを他のお客さんと私含め7人で囲み座りました。
「30代ぐらいのカップル(夫婦?)」、「会社同僚同士女性2人組」、「母娘2人組」、「おれ」という組み合わせでした。みんな日本人だったので、軽くお話したりしました。千と千尋の神隠しの影響があるのか、九份は、日本人観光客だらけです。
熱いお茶を入れている様子。
冷たいお茶より熱いお茶を選択した方が、上記の写真のように面白い入れ方をしたりするので、観光としては面白いと思います。
最後に、阿妹茶酒館を写したポストカードをもらえますが、そのポストカードの右下に「千と千尋の神隠し、湯婆婆の屋敷」と書かれています。
千と千尋の神隠しの舞台でないというのが本当なら、これは、スタジオジブリに許可を取っているんでしょうかねw
阿妹茶酒館を出て、適当に散策。
なぜか犬がいて、階段を登る側と降りる側の仕切り役になっていましたw
この犬はいったいw
いつのまにか、阿妹茶酒館に面している通りの「豎崎路」がすごいことに。身動きが取れず、前に進まない状態です。
夕日が沈む頃にになると景色を眺めたり、写真を撮りに人が殺到します。私が行った時期は、18時ちょい過ぎ頃からこんな状態でした。
まあまあ急な階段ですし、将棋倒しになりそうで怖いと思うようなレベルでした。後からガイドさんに聞いたら、過去に、倒れて足を怪我した人がいたと言っていたので、本当に危険っぽいです。
この状況を察知していた私は、集合時間の20分以上早めに集合場所に向かいました。
こんなに人がいなければ、30秒もかからないところを15分以上もかけて歩きました。
私は集合時間に間に合いましたが、案の定、他の一部のツアー客は間に合わず。ただ、これは仕方ないです。
集合場所から撮影した写真。なぜか、集合場所には、全然人がいませんでした。
集合場所にあった謎の石像。
集合場所から撮影した提灯が灯った阿妹茶酒館。
あんなに人で混んでいたのに、19時過ぎには、一気に空き始めて驚きました。みんな夕日が沈む頃を狙っているんですね。
ちなみに、ガイドさん曰く、過去にスリにあった人もいるらしいので、スリには気をつけましょう。
九份から帰る車内では、他の観光客女性に話しかけられて、おしゃべりしながら帰りました。これが、まさに理想の1人旅!旅先で、女性と仲良くなることがあることを証明できました。
飛行機内で偶然隣になった女性と仲良くなり、結婚した男性の知り合いがいるので、出会いって色んな所にあるんだなと思います。
無事に九份から帰還した後、旅行中にTwitter経由で「一緒に飲もう!」と呼びかけて、応答した同じく1人旅行している日本人男性観光客に会いに行きました。できれば女性と会いたかったですが、さすがに無理ですねw
どんな人か、少しドキドキしましたが、私と同じく理系出身の方で、また、文系ノリな部分もある柔軟そうな方で安心しました。
その方が「クラブに行こう!」と誘ってきたので、クラブに行くことにしました。ちょうど旅行中に、台湾のクラブでピカチュウが光線を放っていたとネットでネタになっていたので、興味がありました。
クラブに行く前に腹ごしらえ。
「麻膳堂」というお店で麻辣牛肉麺を食べましたが、まあ案の定の味でした。
相手の方は、別の麺を頼んでいましたが、もう限界と言って残していましたw
月曜日で、一番有名なクラブは開いていなく、「HALO」というクラブに行きました。
人が全然いねぇwwwww
ネットにアップされている「HALO」の写真は、賑やかなのに、なにこれw
普段なら入場料がいるらしいのですが、入るときに無料と言われておかしいと思ったらこれだよ。
さすが、月曜日。
すぐにお店を出ました。何も注文せず、出て行ったのに、店員さんがとりあえず「サンキュー」と言ってくれましたw
台湾イケイケギャルを眺めることはできず。
相手が明日の朝に帰るのに夜市に行っていない言ったので、時間も余ったし、せっかくだからと「饒河街観光夜市」に連れて行きました。
このときに台湾で初タクシーを使いました。
Googleマップは、非常に便利ですね。マップを見ていたら、GPSで現在位置がわかって、変なところに連れて行かれたり、遠回りしていないかわかるので。
Googleマップに関しては、本当に重宝しており、生活必需品です。
ちなみに、Googleマップは、ネットに繋がっているときに、目的地のマップを見ていたら、キャッシュとして(?)マップデータがスマホに残るので、ネットが繋がっていないオフライン時でもGPSと連動して現在地を見ることができます。
夜市を歩き、中山駅に戻り、相手とお別れし、またホテルで1人酒して、就寝しました。
4日目
旅行最終日。
もう大体、台北は回りつくしたので、まだ食べていないマンゴーかき氷を食べに行くことを最終日の目的にしました。
まずは、財布に台湾ドルも余っていたので、またマッサージをしてみようと観光ガイドブックに載っていた「美樂健康中心」というお店に行き、今度は、足裏だけでなく全身マッサージをしました。
店長が日本人で、他のスタッフは全員女性と観光ガイドブックに書いていたので、台湾の可愛い女の子にマッサージしてもらえるかなと少し期待したのですが、まぁ、案の定な力強そうな女性スタッフの方々がいました。
マッサージ後、昼食として「金品茶語」という飲食店で、小籠包を食べました。
綺麗目なお店です。
ここでも、例の麺が出てきたのですが、台湾に来て3度目の例の麺だったこともあり、逆に味に慣れ始めてきましたw
ただ、慣れはしますが、おいしさはやっぱり日本の麺の方がおいしいです。
日本で台湾ラーメンを何回か食べたことがあるのですが、ここまで味は薄くなかったです。日本のは、日本人用に味付けされているんですかね。
そして、「マンゴーかき氷」。
永康街にある「思慕昔(スムージー)」本館のマンゴーかき氷を食べました。
マンゴーってそこまでかなと思っていたのですが、非常においしかったです。
ただ、1人で食べるには、量が多かったw
目的も果たせたので、ホテルに戻り、預けていたスーツケースを受け取り(チェックアウトは、マッサージに行く前にしておきました)、飛行機のチェックインまで時間が余っていたので、散歩がてら台北松山空港まで歩いて向かいました。
空港で、財布に余っていた台湾ドルを円に両替し、チェックイン、出国審査をし、特に、空港内には目新しいものがなかったので、出発まで余った時間はスマホでネットサーフィンし、チャイナエアラインで帰国しました。
台湾旅行の感想は、まあまあ楽しかったです。
ただ、アジア圏で街の雰囲気が日本と少し似ていたり(マンションの造り(デザイン)が日本と違っていたりして、面白かったです)、アジア人、日本人観光客が多いので、「異国に来た!」という感動は、少ないかもです。
台湾は、色んな人がいるなぁと思ったのですが、羽田空港に着き、家に帰るまでの電車内の様子を見ていたら、日本の方がよっぽど色んな人がいって、ごっちゃごちゃしているわwと思いましたw
また、台湾の夜道を歩いているときに、「怪しい街はこっちの方か?」と日本語で話している、がたいが良いヤクザ風のおっちゃんグループがいたり、FF(ファイナルファンタジー)の世界に出てきそうな全員が全身白ファッションのどこの地方のヤンキーだよと思うような日本語を話している若者グループがいたりして、台湾人より日本人の方がヤバいんじゃないのかと思ってしまいました。
1人旅としては、台湾は気楽に行けて良かったです!
コメント
こんにちは
小籠包と台北半日観光で免税店に寄りますよね?これは必ず買わなくてはいけないのでしょうか?
こんにちは。
免税店には寄りますが、何も買わなくても良いですよ!
買っていないお客さんの方が多かったです。
返信ありがとうございます。
同じツアーに参加するので、気になっていました。教えて頂きありがとうございます!
どういたしまして。
旅行、楽しんできてくださいヽ(´ー`)ノ