京都に出張で行くことがあったので、仕事終わりの夜に、たくさんの鳥居で有名な「伏見稲荷大社」に男一人で行ってきました。
伏見稲荷大社は、私が大好きな漫画・アニメ「ARIA」にも舞台モデルとして登場しています。
京阪本線「伏見稲荷駅」に到着。
駅ホームは、キツネと朱色の鳥居のようなデザインとなっています。
駅ホームにはキツネさんロッカーもあります。
伏見稲荷駅から伏見稲荷大社の表参道までは、5分ほど歩きます。
JR奈良線「稲荷駅」でしたら、目の前が表参道となっています。
「伏見稲荷大社」に到着。
かっこいいキツネの像があります。
このときの時間は、午後8時ぐらいでした。
「表参道」。
ライトアップされて光り輝いており、とても綺麗です。
平日の夜ということもあって、参拝者がちょっとしかいません。
「楼門」。
伏見稲荷大社は鳥居だけのイメージだったのですが、このように立派な門もあります。
「外拝殿」。
この写真の奥に「本殿」があります。
桜門に入った側から撮影した表参道方向の写真です。
「本殿」。
本殿まで来たのは良いのですが、あの有名な鳥居がいっぱいの場所はどこだろうと迷いました。
伏見稲荷大社の公式Webページのマップ(2018年5月20日現在)を見ると、本殿の後ろ辺りに「千本鳥居」があるので、本殿の後ろに道があるのかなと思って、後ろに回っても通れそうな道がありませんでした。
そしたら、観光客が本殿の左の方に歩いて行くので、その後ろをついて行ったら、それっぽい道が登場。
それっぽい道です。
参拝者が少な過ぎて、突き進むのがちょっと怖かったですが、千本鳥居を探し求め進みます。
公式マップがもっと詳細でしたら観光しやすいんですけどね。
夜は参拝者が少ないため、歩きやすくて良いのですが、暗くて周りの景色がわかりづらく自分がいる場所や進む方向が認識しづらいです。
また、参拝者の歩く流れがないため、こっちの方向が目的地の方向で合っているのかと不安になります。
しかも、伏見稲荷大社は分かれ道がいくつもあるため、迷いやすいです。
歩いていると不安になってくるため、初めて、かつ、夜に伏見稲荷大社に行く場合は、誰かと一緒に行った方が安心できます。
「御神馬」。
ヒヒーン!
下にニンジンが置かれています。
「千本鳥居」の二手に分かれる道に無事に到着。
二手に分かれていますが、右側通行と書かれていました。
この写真はフラッシュ撮影しているため明るいですが、実際は暗いです。
ここに到着する直前に大き目の鳥居が並んでいる所を通ってきました。
その通り道で鳥居の工事をしており、その様子を写真撮影しようとしたら、工事のおっちゃんに京都弁?(関西っぽい口調と言葉)で「撮影しないで」と注意されました。
関西系の方言は荒っぽく聞こえますし、高圧的な感じで言われたので、怖かったです。
千本鳥居の中です。
まるで鳥居のトンネルです。
千本鳥居を抜けると「奥社奉拝所」に着きます。
「きつね絵馬」がありました。
皆自由にキツネの顔の絵を描いています。
この場所には「おもかる石」という持ち上げるのを試す石があり、観光スポットとなっているのですが、夜で暗くて気づきませんでした。
また、暗くて怖く、暇もないので、さっさと先に進みたい気持ちがあり、あまり周囲を散策せず、見逃してしまいました。
伏見稲荷大社は「稲荷山」という山にあり、このまま進んでいくと山頂まで登ることができます。
山頂まで登るルートに「四ツ辻」という場所があり、そこから京都市内の景色を見渡すことができるというので、夜景を見に少なくとも四ツ辻までは行こうと考えていました。
そして、余裕がありそうだったら山頂まで行こうという計画でした。
四ツ辻を目指し、進みます。
通り道には所々に灯りがありますが、この写真のように灯りがほとんどない所もあります。
暗く、参拝客がいないと非常に怖いです。
肝試ししている気分です。
お稲荷さんが出てくるのではとドキドキでした。
私の「おいなりさん」も出ちゃわないかと心配でした。
フラッシュ撮影するとこんな感じです。
千本鳥居の小さい鳥居とは異なり、大きな鳥居がたくさん並んでいます。
地面にある鳥居の影が面白いです。
所々に脇道が出現するのですが、暗く、場所がわからず、人もほとんどいないため、脇道に入っても良いのか悩みました。
ただ気になるので、灯りがある場所だったりしたらちょっと脇道にも行ってみました。
何か雰囲気がある道が出現。
いったい自分は今どこを歩いているのだろうとビクビクしながら進みます。
上記写真を見ると、地面の方に謎の青白い物体がいくつか写っているのですが、街灯の光やカメラのレンズの影響でしょう。
まさか、言霊などそういう類のものではないでしょう。
ということをブログに書いている最中に、ブラウザが強制終了してブログ編集画面が閉じられました。
まさかね、まさか…
「熊鷹社」。
伏見稲荷大社公式マップに載っていた場所が出てきたため、自分の居場所がわかり、一安心。
このブログを書きながら今、Googleマップで「伏見稲荷大社」と検索して、拡大してみた所、ある程度細かい道や建物が表示されました。
観光中もGoogleマップを開いたのですが、あまり拡大しなかったため、ここまで情報が出るとは気づかず、Googleマップを使わず歩いていました。
Googleマップを拡大して使っていたら、不安にならずに歩き回れたかもしれなかったです。
そして、またもや今ググっていて知ったのですが、熊鷹社は「新池」という池に突き出して(沿って)立っていました。
池の真横を私を歩いていたわけです。
暗くて全く気づかなかった…
池の方は陸地があると思っていました…
横にある存在に気づけないって怖い。
熊鷹社の隣にあった場所ですが、おわかりいただけただろうか。
にゃ~ん。
「おいなりさん」でも「キツネ」でもなく「猫さん」です。
ちなみに、画像検索して見た所、この真後ろは池です。
猫がいることからも後ろは陸地かと思ってしまっていました。
猫の横の鳥居の柱の部分には「みなの天地の神」と書かれています。
そう、「みなの天地の神、猫神様」です。
素敵な夜景を求め、突き進みます。
たま~に、朱色ではない鳥居も紛れ込んでいます。
民家っぽい建物もありました。
お昼はお店になっていたりするっぽいです。
家によっては、中から音が聞こえてきたり、人影があったり、ご老人のおばあちゃんが1人歩いており、裏口ドアに入っていったりしていたので、実際に人が住んでいるっぽいです。
買い物に行くのが大変そうです。
「四ツ辻」に到着!
小さい広場みたいになっています。
そして、京都の夜景!
外国人らが岩の上で休んでいました。
男一人で素敵な京都の夜景をしみじみ鑑賞。
夜の伏見稲荷大社はカップルで来れば、暗闇散策による「つり橋効果」でイチャイチャ度がアップし、ここまで来れば、夜景を見て「ロマンティックでステキー」となってさらにイチャイチャ度がアップすることでしょう。
夜の伏見稲荷大社は、完璧なデートスポットなのです。
ぜひ、一人でではなく、異性と来ましょう。
ググって出てきたブログには「四ツ辻までで良いでしょう。山頂まで登ると時間が掛かり大変です。」といったことが書かれていましたが、私は異性と2人で来たのではなく、独りで来たので、山頂まで登るっきゃない!と思い、山頂を目指しました。
キツネが口から水を出しています。
鳥居がいっぱい。
「四ツ辻」から山頂へはぐるっと回るルートがあり、私は時計回りで回りました。
実は、私は「三ノ峰」⇒「二ノ峰」⇒「一ノ峰」という反時計回りの方が一般的なルートだと勝手に思い込んでいて、間違えて時計回りで山頂へ上ってしまったと思っていたのですが、今ネットで検索してみたら、時計回りが正式なルートでした。
間違えたと思っていたら、正解だったようです。
暗くて周りをあまり見ていなかったことと、四ツ辻から時計回りの道の方に進んで行く人を見たために、そちらから行ったのですが、結果オーライでした。
鳥居を上から見下ろした様子。
階段がたくさんあります。
余裕ぶっこいて小走りしたら、予想以上の階段の数で息切れしました。
四ツ辻までにしておいた方が良いと書いていたブログの意味がわかりました。
ただ、お昼にゆっくり登る分には若者であれば問題ないかと思います。
イノシシ出没注意看板。
こんなん見たら怖いやん。
「夜間は十分にご注意」って注意しようがないやん。
歩いていると暗闇からガサガサと音が聞こえてきてビクビクしますが、よく見ると猫さんだったりします。
ちょくちょく猫が歩いています。
山頂に行く途中にあった場所です。
神秘的な雰囲気があります。
このような雰囲気を味わえるのは夜ならではです。
ひたすら登ります。
前に村人(外国人)が1人歩いていました。
そしてついに山頂。「一ノ峰」です。
ここに到着してすぐに(上記写真の看板を見る前に)、先ほど前を歩いていた外国人に声を掛けられ、「Top?」と聞かれました。
私が想像していた頂上は、京都の夜景が見えるのかと思っており、また、他の場所とは異なる頂上っぽい雰囲気があると思っていたので、それらの様子が全くないこの場所で、外国人に山頂かと尋ねられてもわからず、「わかりまへん」とリアクションをしました。
すると、外国人が上記写真の看板の所まで私を連れて行き、指をさし「Top of the Mountain」と言われたので、その看板を見て「おぉ、トップ」と返答しました。
看板にも「店に再確認は不要です」と書かれているように、本当に再確認したくなるほどの「ここ頂上?」といった感じの場所です。
頂上には「末広大神」と書かれた社があります。
素敵な京都の夜景を期待していたのに、全く見えず。
よって、カップルでイチャイチャするためだけが目的でしたら、登るのは「四ツ辻」までで良いでしょう。
山頂から下っているときに、山頂へ向かっているカップルとは1組すれ違いましたが、そのカップルはイチャイチャしていなく、疲れている様子でした。
先ほどの外国人とここが山頂と認識し合ったら、外国人の方から「いぇーい」といった感じで、ハイタッチを求めてきたため、ハイタッチしました。
せっかくなので、そのノリのまま2ショット写真を私の方からお願いしました。
伏見稲荷大社の山頂で出会った外国人(男)と自撮り。
左が私、右が外国人です。
外国人の方のスマホでも写真撮影しました。
男一人観光が、男二人ホモホモ観光になった瞬間です。
ちなみに、その外国人はカナダ人と言っていました。
頂上の「末広大神」の社の裏側にあった場所です。
こちらは「末広」ではなく「末永大神」と書かれています。
外国人とは山頂で別れ、また一人となり、今度は山を下っていきます。
登ってきた道とは異なる道(二ノ峰の方)から下りました。
山頂手前に狛犬がいました。
キツネさん以外の生き物もいるんですね。
駆け足で下山。
四ツ辻まで戻ってきました。
上りはとてもしんどかったですが、下りはとても楽々でした。
もう四ツ辻に着いたの?下ってきた道の方が楽なのでは?と思いました。
今ネットで検索したら、実際に下ってきた「二ノ峰・三ノ峰」の道の方が楽っぽいです。
このとき、時間は8時50分ぐらい。
伏見稲荷大社に到着してからほぼ1時間です。
ここからさらに山を下っていくときに、分かれ道を気にせず、まっすぐ下っていったら、自分の居場所がわからなくなりました。
どこを歩いているんだろう、街灯が全くなく真っ暗な場所もあり不安になりながら、とにかく前に進んでいたら、神社を発見。
「荒木神社」という神社なのですが、中に入ってみたら、なんと「えん結びの神 口入稲荷本宮」とあるではないですか。
「口入稲荷大神」という神様だそうです。
偶然なのか、縁結びの神社が世の中に多いからなのか、観光地で適当に歩いていると縁結びスポットに出くわすことが多いです。
これもご縁でしょうか。
口入稲荷大神の使者である「口入人形(えん結び人形)」が並んで置かれています。
とりあえず「私とガッキーが結ばれますように」と願っておきました。
この後、途中で曲がって、無事に伏見稲荷大社の表参道まで戻ってくることができました。
そのときの時間が9時20分頃でした。
伏見稲荷大社の表参道から山頂までの往復は、合計約1時間30分掛かりました。
お昼の人が多いときやゆっくり登るともっと時間が掛かるかと思います。
夜の伏見稲荷大社は昼とは異なる雰囲気があり、夜も楽しめます。
私は女の子と夜を楽しみたいです。
ちなみに、伏見稲荷大社観光の後は、京都の中心街の方に行き、1人で飲み屋で飲みました。
山を登った後のビールはうまいっ!
コメント
いやー、ハラハラドキドキで一気に読ませていただきました。
夜の伏見稲荷は、また別の世界ですね。
>> sazanamijiroさん
お読みいただきありがとうございます!
はい、昼とは異なる夜の神秘ワールドを楽しむことができます!!