なぜ「一生一緒にラクオリア」と言われるのか考察してみた

本記事は、脳内で可愛い女の子とイチャイチャする妄想で鍛えた、妄想の妄想による妄想して楽しいと思うための記事であり、本記事に書いている内容は、ただの妄想・予測であります。そのため、本記事の内容を投資判断に使用しないでください。また、投資勧誘を目的としたものではありません。

 

ネット上の「ラクオリア創薬」に関する書き込みコメントを見ていると

「一生一緒にラクオリア」

というフレーズが出てくることがあります。

私もラクオリアの株を買おうと調べていたときに見つけました。

私がこのフレーズを発見したときには、既にネット上でこのフレーズが広まっていた後だと思われるため、いったいどのタイミングでこのフレーズが発祥したのか、誰が言い出したのか不明です。

今回、なぜ「一生一緒にラクオリア」と言われるようになったのか、このフレーズに込められた意味・想いを私独自の観点で、いくつかの仮説を立て考察します。

 

語源

「一生一緒にラクオリア」という言葉は、突然思い付かれたわけではなく、ある別のフレーズを引用して、生まれた可能性が高いです。

私が初めて見たときもこのフレーズだろうと見た瞬間に思いつきましたし、これが語源であると書いているネット上の書き込みもいくつか見たことがあります。

そのフレーズとは、「三木道三」というミュージシャンの「Lifetime Respect」という歌の歌詞の一部です。

※ 「Lifetime Respect」は、2001年に日本で発売され、大ヒットしました。

※ 「三木道三」は、「DOZAN11」という名前に2014年に改名しています。

 

その歌詞の一部とは、

「一生一緒にいてくれや」

です。

 

「一生一緒にラクオリア」と「一生一緒にいてくれや」、「ラクオリア」「いてくれや」は、どちらも5文字でありますが、どの文字も重なってはいません。

でもどうでしょうか。

声に出して「一生一緒に~」と歌ってみると響きがなんとなく似ており、リズム感が良く、すんなり当てはまるのです。

このフレーズを初めて見たときは、なるほどと思いました。「一生一緒にラクオリア」と言い出した人は、センスが良いなと感心しました。

 

では、「一生一緒にラクオリア」に込められた意味・想いを考察していきます。

 

一生塩漬けというネガティブな想い

ラクオリアの現在から過去のチャートを見ると大雑把に、以下のような形になっています。

上場からすぐに株価は下降して、底這い、そして、2013年に一時急騰して、また底這いになり、株価低迷が何年も続き、やっと最近盛り返してきた形です。

つまり、上場時や2013年時に高値掴みし、すぐに売らなかった人は、保有株の株価が3、4分の1以下になってしまったのです(株価が200円台前半まで下がったこともあります)。

つまり、損切りせず、塩漬けにしていた人にとっては、まさしく一生一緒にラクオリア株を保有し続けるような状態に陥っていたのです。

 

また、ラクオリアの過去の動きでは、好材料が出た瞬間だけ株価が急騰して、またすぐに元の位置まで戻ったり、寄り天になったりすることが多かったです。

そのため、高値掴みしてしまう可能性が高く、「塩漬け = 一生一緒にラクオリア」してしまう人が出てきてしまっていました。

そのような状態になってしまうことをネタにして「一生一緒にラクオリア」と述べる人が多いです。

 

つまり、「一生一緒にラクオリア」というフレーズには、「塩漬けする株」というネガティブな意味・想いが込められていると考えられます。

 

一生利確するタイミングがないというポジティブな想い

今までは、「一生一緒にラクオリア」のフレーズは、先ほど述べたネガティブな想いで述べられることが多かったですが、これからは逆にポジティブな想いを込めて述べられる可能性があります。

その理由は、2017年5月時点の中期経営計画において、2019年にラクオリアは黒字経営を計画しています。

ラクオリアのお知らせ「中期経営計画説明会の要旨を掲載いたしました」

また前回、本ブログにおいて、ラクオリアのIRセミナーについて書きましたが、谷社長が「飛躍」、「テイクオフ」の段階と述べていました。

一生一緒にラクオリア創薬のIRセミナーに行ってきた ‐ 2017年7月1日

 

これらのことからもラクオリアがこれまでの赤字経営のフェーズから脱し、黒字経営、そして、大きく成長していくことが今後予想されます。

そうしますと、その経営状態や成長性に応じた妥当な株価に変わってきます。

ここ最近、ラクオリアの株価が上がってきていますが、過去のラクオリアの事業の状態でしたら、おそらくまたこの後、株価は暴落して、塩漬けという意味での「一生一緒にラクオリア」の人たちを増やすことになっているでしょう。

しかし、今回は、会社の中期経営計画通りに順調に進めば、暴落はなく、逆に、株価は上がっていくと考えられます。

研究開発に携わった薬の販売の実績がなかったラクオリアが実績をいくつも作っていく段階に入っているのです。

実際に、今年に入って、ラクオリアのとって初の新薬である動物薬の「Galliprant」を発売して、既に実績を作り始めています。

 

直近では、韓国の一部の記事で、ブロックバスター候補と言われている「tegoprazan」の許可申請が近々行われると述べられています。

ラクオリアのお知らせ「C J、R&D投資で、30年ぶりの新薬発売(翻訳記事)」

 

ブロックバスターとは、

「従来の治療体系を覆す薬効を持ち、他を圧倒するシェアや全く新しい市場の開拓、莫大な売り上げにより開発費を回収する以上の利益を生み出す新薬を指す言葉(Wikipediaより)」

という意味ですが、もし本当にブロックバスターになったら、毎年莫大なロイヤリティがラクオリアに入ってくることになります。

tegoprazanは、アジア圏の導出契約しかしていないため、今後、日欧米での導出が来たら、契約金の収入も見込めます。

 

また、ラクオリアはパイプラインが豊富です。

しかも、どのパイプラインも現在の所、順調に研究開発が進んでいます。

よって、今後、これらのパイプラインの導出がある可能性もあります。

さらには、武田薬品など他社との新たな薬の研究開発の契約も来る可能性があります。

ラクオリアのお知らせ「武田薬品工業株式会社への当社新規化合物の薬効評価許諾に関する契約締結のお知らせ」

名古屋大学などの大学との共同研究の成果も出て来る可能性があります。

 

つまり、

材料が豊富過ぎて、売るタイミングがない!

一生利確するタイミングがない!!

一生一緒にラクオリア!!!

というわけです。

 

ラクオリア創薬の取締役に「青木初夫」氏という方がいます。

青木氏は、アステラス製薬を誕生させ、過去にアステラス製薬の代表取締役会長や日本製薬工業協会の会長を務めた経歴があります。

つまり、製薬業界ですっごいお偉いさんだと考えられます(私は製薬業界に全く詳しくないので、あくまで予想です)。

ラクオリアのお知らせにおいて、そのようなお偉いさんの方の記事と一緒に、谷社長の「20年に時価総額1000億円へ」という記事がラクオリア公式のお知らせて紹介されています。

ラクオリアのお知らせ「日刊薬業に当社記事が掲載されました」

 

将来の時価総額や収益に関しては、どの企業もホラを吹くことがあります。

ベンチャー企業などの若い社長がホラを吹いて、実際にその通りにならなくても、「若いね」で済まされるかもしれませんが、カタい業界のお偉いさんや権威がある年配の方がいい加減にホラを吹いたら、済まされない可能性があり、業界からの信頼がなくなり、メンツ丸潰れになります。

つまり、そのようなリスクがあるにもかかわらず、青木氏の記事と一緒に「時価総額1000億円」と社長が述べた記事を一緒に公開するということは、相当の自信の表れかと思います(メンツ丸潰れでも良いからホラ吹いて資金を得ようという企みが無きにしも非ずですが)。

 

以上のことから、ネガティブな塩漬けという意味での長期保有ではなく、株価が上がり続けるから長期保有すると幸せになるよというポジティブな意味・想いが「一生一緒にラクオリア」というフレーズに込められている可能性があります。

 

日本国民の皆が一生一緒にラクオリアする未来

ラクオリアは、現在、JASDAQ市場の「グロース」として上場しています。

JASDAQには、「スタンダート」と「グロース」の2つの基準があります。

● スタンダート:一定の事業規模と実績を有し,事業の拡大が見込まれる企業群を対象

● グロース:特色ある技術やビジネスモデルを有し,将来の成長可能性に富んだ企業群を対象

 

グロースは、赤字経営が続く新興企業といった感じです。

そのため、ある程度信用があるカタい大手機関は、投資判断ルールからグロースの企業の株を買えない可能性があります。

つまり、ラクオリアの株を買えないのです。

しかし、ラクオリアが社長の言う通りに黒字化して、経営が安定したら、「グロース」から「スタンダート」に移行すると考えられます。

黒字安定、さらに、スタンダートとなると、その途端に、カタい大手機関がラクオリア株をポートフォリオに組み込んで来る可能性があり、今までとは異なる質のお金がラクオリア株の売買に流れ込んでくることになります。

 

日本政府は、産学連携を推し進めています。

ラクオリアは、研究部門を名古屋大学の中に置いてしまうほどのガチのとてつもない産学連携をしています。

もし将来、ラクオリアが大学との共同研究において、大学初の革新的な薬を世に出すことになったら、日本における産学連携のお手本にされることになるでしょう。

また、ノーベル賞を受賞した日本人は、名古屋大学関係者が多いです。

そのことからも、名古屋大学関係者は、今後もっとノーベル賞を自らの大学から出そうとしますでしょうし、国や愛知県も名古屋大学を後押しをすると考えられます。

その名古屋大学と密に関わっているラクオリアにも恩恵がある可能性があります。

つまり、ラクオリアは国策企業になりやすい立ち位置にいるのです。

 

最近、ラクオリアの大株主の第1位であった「CIP V JAPAN LIMITED PARTNERSHIP INCORPORATED」が保有株を(ラクオリア株の発行割合)12%から4%まで売却しています(2017年7月4日時点)。

CIPは、ラクオリア設立時の主な出資ファンドです。

「CIPって何者だ?」と初めてCIPという言葉を見たときは思い、調べてみたら英国の「Coller Capital」という投資会社のようでした。

ラクオリア創薬株式会社(旧ファイザー株式会社中央研究所)への出資に関するお知らせ

このお知らせの最後の「ご参考」の項目に、

「コラーインターナショナルパートナーズ 5 号は、約 4,800 億円 のコミッ トメントを有す」

と「5号」と書かれているため、「CIP V」のことだと思われます。

Coller International Partners V

上記のコラーキャピタル公式ページにも、略称で「CIP V」と書かれているので、コラーキャピタルのことで間違いないと思われます。

 

ラクオリアの元取締役に「水野弘道」氏という方がいます。

この方はなんと、2017年7月現在、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の「理事(管理運用業務担当) 兼 CIO(最高投資責任者)」をしています。

GPIFの初代CIOです。

水野氏は、コラーキャピタル・パートナーを務めていた経歴があります。

そして、下記記事に『「ラクオリア創薬」に、日本のベンチャーファンドとともに出資した』と書いています。

Asahi Shimbun GLOBE『「除く日本」から脱するためには 成長への意志回復を』(リンク切れ)

 

つまり、最近ラクオリア株を売却している大株主のCIPによるラクオリアへの出資は、GPIFのドンとも呼ばれている水野氏がコラーキャピタル・パートナーを務めていたときに関わっていたことになります。

 

また、水野氏とiPS細胞で有名な山中氏との講演記事もあります。

GLOBIS知見録『山中伸弥氏×水野弘道氏×世耕弘成氏「iPS細胞が再生医療を実現する日 〜チーム・オールジャパン戦略を考える〜」』

 

もし、日本の将来のことを考えている水野氏がCIPと今も関りがあるのなら、むやみやたらにCIPが保有しているラクオリア株を売却しないのではないかと考えられます。

谷社長が言うように、ラクオリアは飛躍の段階であるため、CIPは、ラクオリアが独り立ちできると考え、保有株を売却したと考えることもできます。

と書きましたが、まぁ、あくまでファンドであり、外資は私情を挟まず売買ルールがはっきりしていそうなので、単純に、当初設定していた目標売却株価になったため、保有株を売却した可能性が濃厚な気がします。

どのような事情にせよ、もし今後ラクオリアが飛躍するのであれば、この早い段階で保有株を売却してくれたことは、今後の売り圧力の減少に繋がるので、非常にありがたいです。

 

ラクオリアと関りを持っている水野氏がGPIFのCIOをしていると聞いて、期待するのは、GPIFの資金がラクオリアに入って来ることです。

赤字経営を脱却していない現時点では、恐らくGPIFの投資対象にならないでしょう。

しかし、黒字経営になり、JASDAQのスタンダートに移行すれば、産学連携をしており、日本の大学や日本の創薬ビジネスを活性化させるラクオリアに投資しない理由なんてないでしょう。

日本の創薬が世界で有名になり、ラクオリアの業績が上がり、株価があり、配当が出るようになり、年金積立金が増加するというポジティブな循環になります。

ちなみに、2017年3月末時点で、GPIFは、「そーせいグループ」「ペプチドリーム」に投資しています。

よって、ラクオリアの企業規模がそーせい、ペプチドリームまで大きくなれば、水野氏が過去にラクオリアに関わっていたかどうかなど関係なく、普通にGPIFの資金が入って来ると考えられます。

そもそもその規模まで行けば、GPIFから資金が入ってきても、株主は、ふ~んという程度であまり気にしないかもしれません。

 

結局、何が言いたかったかというと、ラクオリアが飛躍して順調に飛んで行くことができれば、そのうちGPIFからの投資があり、日本国民の年金がラクオリアに入って来る。

すると、国民が支払っている年金がラクオリアに回されることになるので、国民は間接的にラクオリアに投資していることになり、また、年金受給時に、ラクオリアの投資で増えた年金によって国民は生かされることなる。

まさに、日本国民の皆が「一生一緒にラクオリア」するのです。

 

 

「一生一緒にラクオリア」と言い出した人がもしここまでの未来のシナリオを予想しており、実際にこれが現実化したら、さすがとしか言いようがありません。

まぁ、おそらく単純に塩漬けという意味でネタとして言っていただけだと思います。笑

 

ちなみに、「Lifetime Respect」の歌詞の「一生一緒にいてくれや」のフレーズの続きには、「才能を見てくれ」「俺を信じなさい」「上がったり落ちたりもひっくるめて」というような歌詞が書かれており、まさにラクオリアのように見えてしまいます。笑

ラクオリアを信じることができるかどうかが試されています。

信じた結果、株価が落ちたとしても、それもひっくるめてラクオリアを愛せる人が本当の勝ち組なのでしょう。

 

私は、一生一緒にガッキーしたい!です。

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