彼女もいないので、(貧困)独身貴族として、旅行を趣味にしようと思い、今年のGW(ゴールデンウィーク)の一人台湾旅行に引き続き、夏休みに1人でイタリアに行ってきました。
なぜイタリアを選んだかというと、夏休みどこに海外旅行しようかなとHISにぶらりと訪れ、店員さんに良さげなツアー、プランがあるか尋ねたら、「ちょうど今日から格安のイタリア旅行のパッケージツアーの申し込みが始まりました」と言われ、値段を見たら、15万円ぐらいで、確かに安く、また、ARIAの大ファンの私は、昔から「人生1度はヴェネツィアに行きたい!」と思っていたので、イタリアを選びました。
すぐに売り切れになる人数限定の先着商品だったので、タイミングが良かったです。
HISの添乗員が同行する周遊型パッケージツアーのブランドの「impresso(インプレッソ)」で、「お得な夏旅!イタリア周遊8日間」という商品名でした。
最大35人の団体ツアーになっており、添乗員は、日本の空港から一緒に行きます。
団体ツアーといっても、イタリアでの都市間の移動が団体バスなどなだけで、ほとんど自由行動でした。
海外旅行は、今回で4回目ですが、団体ツアーは、今回が初めてでした。
ホテルや長距離移動方法などを調べて手配しなくても良く、またイタリアは、スリが多いと聞くので、何かあったときの対応も考えると添乗員がいると心強く、非常に楽です。
ツアーに標準で含まれている周遊都市は、「ミラノ」、「ヴェネツィア」、「フィレンツェ」、「ローマ」です。そこに私は、オプショナルツアーを付け加えて、「ピサ」と「カプリ島」にも行きました。
旅行代
- ツアー標準料金:約15万円 + 3.5万円(1人部屋追加代金)
- オプショナルツアー:約4,000円(ヴェネツィアのゴンドラ遊覧) + 約9,500円(ピサ半日観光) + 約22,000円(カプリ島1日観光)
- 保険:約7,000円
その他、出入国税など細かいものを合わせて、合計約235,000円でした。
1人部屋追加代金は、地味に痛い。
オプショナルツアーもカプリ島は、自分で行った方がお得ですが、行くまで結構めんどくさいので、ツアーを申し込みました。
日程
1日目(夜):日本(成田空港)発
2日目(午前):ミラノ(ミラノ・マルペンサ空港)着
2日目:ミラノ(ミラノ泊)
3日目:ヴェネツィア(ヴェネツィア泊)
4日目:フィレンツェ(フィレンツェ泊)
5日目(午前):ピサの斜塔
5日目(夕方):ローマ
6日目:カプリ島
7日目(午前):ローマ
7日目(午後):ローマ近郊(フィウミチーノ空港、別称:レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港)発
8日目(夜):日本(成田空港)着
飛行機は、「ターキッシュエアラインズ」というトルコの航空会社で、イスタンブール乗り継ぎでした。
安いツアーだったので、飛行機は微妙かなぁと思っていたら、案の定のトルコ経由。
トルコは、最近、テロやらで治安が悪いので、最初ちょっと不安でしたが、ちょうど旅行直前の「7つの海を楽しもう!世界さまぁ~リゾート」のテレビ番組で、マルタ特集をしていて、それがターキッシュエアラインズで行っていたので、大丈夫だろうと思い、あまり心配せず、行きました。
実際、明らかに危ない・高頻度で事件が起こっている場所以外で、事件に巻き込まれるかどうかは、運です。日本で暮らしていて、交通事故にあう確率の方がよっぽど大きいです。
(と書いた後に知ったのですが、旅行1ヵ月半前ぐらいにイスタンブールの空港で、まさにテロがあったんですね。知らなかったです…まぁ、逆に、警備が厳重になって、テロが起こりにくくなっていた後だったと思えば…)
ホテルは、都市の中心部より車で2,30分掛かる場所で、Wi-Fiも基本不安定、または、有料だったりして(ローマのホテルは、Wi-Fiが無料&快適だった)、それもツアー料金を考えたら、予想通り。
私は、今回の旅行において、ホテルにこだわっていなかったので(Wi-Fiだけは安定していて欲しかったですけど)、特に、ホテルの質は、気にしませんでした(ローマのホテルで悲劇が起こりましたが…内容は、ローマ編 ‐ 前編の後ろの方に)。
ツアー客
ツアー客は、確か35人と言っていました。私のパッと見、25人ぐらいに見えたので、そんな多さは気になりませんでした。
1人客は、男性3人(私含む)、女性2人で、男性1人は年齢予想つきませんでしたが(私と同じぐらい?)、他は、40歳〜60歳ぐらいでした。
あとのお客さんは、みんな2人組で、夫婦、カップル、女子大生or社会人女性友達同士(カップルかもしれませんが)、親子という組み合わせでした。夫婦・カップルの組み合わせが多かったです。女性2人組は、2組ぐらいだけだったと思います。
男2人組は、いませんでした。
ツアー客の女の子とキャッキャしたいと思っていましたが、そんな妄想は、非情にも実現しませんでした。基本、自由行動なので、他のお客さんと話すきっかけがあまりなかったです。
偶然2回も晩御飯をご一緒した夫婦とは、色々話したり、他のおば様や男性1人客とも色々話しましたが。
もし、若い女性1人客がいたら、話しかけやすかったかもしれません。
HIS添乗員
初めての添乗員付きの海外旅行で、若い可愛い添乗員さんで、色々話したり、キャッキャできたら良いなぁと思いつつ行ったら、こちらもそんな妄想は、非情にも実現しませんでしたが、落ち着いた優しい方で、サービスの質は良かったかと思います。
初添乗員付きツアーだったので、他と比較することは私はできませんが、ツアー客の人が今回の添乗員は当たりと言っていたので、おそらく他と比較しても良かったのではと思います。
ネットの書き込みを見ていても、添乗員さんは、JTBとか旅行会社関係なく、当たり外れは、運っぽいです。
添乗員さんの年齢は不詳でした。以前テレビドラマでやっていた「医師たちの恋愛事情」に出ていた「石田ゆり子」がやっていた役の落ち着いた雰囲気がして、年齢が高いといわれても納得するし、低いといわれても納得する予想がつかない感じでした。
ホテルで寝ていたら、突然、部屋に添乗員さんが来て、私を襲って来てくれないかなぁとも妄想していましたが、くしくもそんなことは起きませんでした(別の生き物には襲われ、身体中吸われましたが)。
オプショナルツアーなどで、添乗員さんとは別に、3回現地の日本人女性ガイドさんとも一部合流したのですが、その3人ともさすが現地にいるだけあるといった、外国人風のきびきび感&我が強い感&迫力がありましたw
外国に住んでいるとああいう雰囲気、性格になるのか、それとも、そういう人が外国に行くのかどちらなんですかね。
カルチャーショック
● イタリアの女性店員が怖い
飲食店やホテル等の女性店員さんの接客が非常に酷かったです。
中には、優しい女性店員さんもいるのですが、男性店員に対して、女性店員は、なぜか最初からキレているような雰囲気の人が多かったです。
日本と比較し、外国のサービスの悪さは認識していたのですが、なんで最初から怒っているの…
したくはない事務作業をイライラしながらこなしている感じで、お客さんを人としてではなく、邪魔なタスクとして扱っていました。
ちなみに、日本人の私だからというわけではなく、他の外国人のお客さんと接しているときも、眉をひそめながら接客していて驚きました。
無表情なら気にしないのですが、さすがに、怒ったような顔で、イライラされながら接客されるのはツラい。日本だと接客業といえないレベルでした。
仕事は、奴隷がするもの。嫌なら来るな、サービスを受けるな精神の外国には、やはりお客の立場としては住みたくないと改めて思いました。
また、日本の女性店員に私が惚れやすい理由がわかった気がします。営業スマイルだったとしても、女性が笑顔で接してくれることがどんだけ幸せかを改めて認識することができました。
● 路上販売、物乞いの多さ
ミサンガを売ってくる人がたくさんいました。
勝手に手首にミサンガをつけてきて、お金を請求してきます。
それについて、添乗員・ガイドさんに、事前に「話し掛けられても、とにかくスルーするのが一番」と注意を受けていたので、私は問題ありませんでしたが、他の観光客っぽい外国人とかがミサンガ売りの人と揉めていたりしました。
自撮り棒を売っている人も多かったです。
ただ、日本で買うより値段が安いっぽいです。暑い中、個人的に冷えた飲料水を売っている人がいたり、こういう必要かつ安いものは、裏が特になければ、路上販売の人もありがたいなぁとは思いました。
また、ヴェネツィアなどの路上で仮装した人が立っていますが、そういう人を写真撮影するとお金を請求されるそうです。
観光スポットなどで相手の方から写真撮影してあげましょうかと話し掛けられて、写真撮影してもらうとお金を請求されることもあるそうです。
もし、写真撮影してもらいたい場合は、明らかな観光客っぽい人を自分から捕まえるのが良いです(一番は、日本人観光客を探すこと)。私は、何回も観光客っぽい外国人に写真撮影をお願いしましたが、みんな親切で、問題ありませんでした。
基本的に、相手の方から何かを与えられたら、お金を請求されると思っておいた方が良いです。
物乞い募金収集をしている人もたくさんいますが、添乗員さん曰く、その物乞いだけで、かなりのお金を稼いでいるらしく、わざとみすぼらしい格好をして、家族ぐるみで物乞いをして、そのお金で海外旅行したり、贅沢をして、一般労働者より裕福な暮らしをしているそうです。
日本の生活保護不正受給や自称貧乏学生などと似たような状況だなぁと思いました。
● 不況による料金の値上がり
現在、イタリアは、不況が理由で、教会や美術館などの観光スポットがほとんど値上がりしています。
日本で買った観光ガイド本に書かれている値段より基本的に高いです。
なので、値上がり後の正規料金なのか、それとも、詐欺られているのかと疑ってしまいます。
不況というと、基本的にデフレに向かい、料金が安くなるかと思いきや、外国の観光客からお金を徴収しようという理由で、値上げしてくるのです。
仕方ないのかもしれませんが、なんかいやらしさを感じてしまいました。
飛行機(ターキッシュエアラインズ)
ターキッシュエアラインズの機内食は、こんな感じでした。
飲み物の横にある謎の食べ物が何とも言えない味でした。
毎回、小皿として1品、何とも言えない味の食べ物がついてくる謎の機内食。
それを除けば、まあ悪くはない感じです。
サービス全般は、行きは、普通だと思っていましたが、帰りが悪かったです。
というのも、私の座席のUSBコネクタが壊れていて、反応しない、さらに、座席下の足を乗せるバーが壊れていて、上に完全に上がらず、下がったままの状態になっていて非常に邪魔でした。
ただ、3列席で真ん中の席が空いていたので、だいぶ身体を自由にできるし、まあいっかと思い、そのまま過ごしていました。
しかし、就寝時間(機内が暗くなる)に、ぐっすり寝ていたら、突然、CA(キャビンアテンダント)の女性に起こされました。
目を開けて見たら、おっさん(日本人)が立っていました。
おそらく、この空いている真ん中の席に、その人を座らせろということだと私は判断し、真ん中の席に置いていた機内で配られたクッションをどかしました。
機内就寝時間中の就寝中に起こされ、しかも、空いていた真ん中の席に人が来て、身体を自由にできなくなり、そもそも「おれの座席も壊れているんですけど!」とすごいイライラが溜まりました。
3列席のもう反対側の人(同じツアー客)も就寝していて、起こされて、その人もすっごいイライラでキレて、CAに「なぜ?なぜ?」と聞いていましたw
結局、なぜかというと、真ん中に座った日本人曰く、自分の座席の映画が見られるモニターの調子が悪く、何回も映らなくなったので、移動させてもらったとのこと。
その真ん中に座った人は、自分の権利を主張しただけなので、悪くはないのですが、CAの対応が最悪でした。
その1人のお客のために、就寝中の2人を不幸にするという。
しかも、就寝時間なんだから、映画より就寝が優先だろと…
さらには、そのCAは、「ご迷惑をお掛けしてすみません」など何も謝りもせず。
私ともう一方のお客さんがクレーマーじゃなかったから良かったですが、ちょっとしたクレーマーだったら、超キレていたと思います。
そもそも、飛行機が飛んで何時間も経っていて今さら移動かよ…よいおっさんなんだから(40歳代っぽい)、映画なんて我慢して寝とけよ、そもそも妻(っぽい人)がいたから、その人と隣の座席同士でイチャイチャしておけよと眠りから起こされた私はイライラMAXでした。まぁ、先ほども言いましたが、その人は、悪くはないんですが。
最後の最後で、イライラした旅の思い出でした。
なので、ターキッシュエアラインズのサービスが良いかというと、少なくとも今回の旅においては、良くはありませんでした。
ただ、昔JALにやられたこともありますし(チェックインで、中継地で荷物を受け取らなくて良いと言われたのに、実は、受け取る必要があって、荷物が届かなく、後日荷物の受け取りのための旅先での時間ロスと移動費自腹)、先日、ANAも荷物の件でやらかして、ネットで大騒ぎになっていましたし、どこの航空会社もサービスが良いかどうかというと何ともいえない感じです。
これも運です…良いCAやスタッフ、状況に当たるかどうか。
機内食に、この写真のような「hamidiye」と書かれたゼリーやプリンが入っているような小さいカップ容器に入った水が出てきます。「hamidiye」 は、これを作っている会社名です。
過去に旅行したときにも出てきたので、私は、飲料水と知っていましたが、同じツアー客の人は、「これ飲料水?」と疑問に思っていました。
普通、こんな平べったいカップに入った飲料水なんて見かけませんからね。
「Spring Water」と書かれていて、私は「温泉?」と思っていたら、そのツアー客の人も「温泉?」と言っていました。
ただ、今調べてみたら、「spring water = 湧き水」でしたw
「hot spring = 温泉」です。
そして、springの意味に「湧き上がる」という意味があるのを今知りました。
なぜ、springが温泉になるんだろうとずっと疑問に思っていましたが、この年齢になってついに疑問解消。
平べったいカップに入っている理由は、機内食のトレイをたくさん積むときに、高さがあると整列させて積めないからとネットに書いている人がいて、なるほど~と思いました。この疑問も解消。
以上が、イタリア旅行全般の話です。
各都市の旅行記は、以下です。
・男一人でARIAの聖地ヴェネツィア(イタリア)に海外旅行してきた ‐ 前編
コメント