HISの団体ツアー「impresso(インプレッソ)・お得な夏旅!イタリア周遊8日間」でのイタリア男一人旅、「フィレンツェ編 」です。
● イタリア旅行の前回の記事はこちら ⇒ 「男一人でARIAの聖地ヴェネツィア(イタリア)に海外旅行してきた ‐ 後編」
イタリア観光3日目。
早朝、ヴェネツィアを出発し、ツアーバスでの移動4時間ほど、お昼頃に「フィレンツェ」に到着しました。
到着後、すぐに自由行動開始、または、軽い市内観光ツアー後に自由行動なのですが、市内観光ツアー最初に皮製品店で、トイレ休憩できるということなので、とりあえずトイレを済ませるために、市内観光ツアーについていきました。
「Peruzzi」という皮製品店で、まずは、皮製品の表面に金箔的なものをゴシゴシと入れ込んでいく職人さんの実演を見ます。
私は、それをチラッと見た後に、このお店でトイレを済ませ、市内観光ツアーを抜けて自由行動を開始しました。
HISでツアーを申し込むときに、「市内観光プラン」と「各自散策プラン」のどちらかを選び、また、プランの当日変更はできませんとパンフレットに書いていましたが、実際は、臨機応変に、当日に変更ができました。これは、添乗員さん次第だと思います。
なぜすぐに自由行動にしたのかと言いますと、有名な絵画が多数ある「ウフィツィ美術館」に入るのには、2時間ぐらい待つことになるかもと添乗員さんが言っていたので、他の観光も含め、時間的にウフィツィ美術館に入れるかなぁと心配していたためです。
まぁ、入れなくてもいいやとは思っていましたが、入れるなら入りたいと思い、自由行動後、早歩き高速移動でフィレンツェ市内を回りました。
「シニョリーア広場」。
彫刻の像がたくさん飾られていました。
「ミケランジェロ」作のかの有名な「ちんこ像」、間違えた、「ダヴィデ像」のレプリカです。
元々は、本物がここにあったのですが、今は、本物は、「アカデミア美術館」にあります。
ダヴィデ像といえば、中学校の美術の教科書に載っている合法的なエロ本性教育用の芸術作品であり、女子生徒がダヴィデ像を見て、どう反応するのか見るのを楽しむための男子用の作品としても親しまれています。
ただ、ネット環境が充実し、簡単に様々な男性器が見られるようになってしまった今となっては、ダヴィデ像のちんこは、女子中学生にとって、ただのちんこに成り下がってしまっているでしょう。あぁ、悲しい。
男性同士でSMプレイ、または、無理矢理に、ちんこを咥えさせようとしている像もありました。
男子校内で、上下関係の立場を利用した先輩が後輩にちんこを咥えさせようとしている状況にも見えます。
昔から、そんな状況があったんですね。人間の本能って恐ろしいっ!
「黄金の亀」もいました。
浦島太郎は、助けた亀に乗って、イタリアにも観光しに来ていたんですね。
街中を通る「馬車」。
「ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)」。
ドゥオーモの裏側。
かっこいい。
ドゥオーモに隣接している「ジョットの鐘楼」。
ドゥオーモの頂上、まはた、この鐘楼のどちらを上ろうかと迷いましたが、ドゥオーモのドーム型の屋根(クーポラ)を入れたフィレンツェの景色を見たかったので、鐘楼に上ることにしました。
しかし、長蛇の列ができていて、入るのに1時間20分も待ちました。並んでいる最中、日差しが強くてヤバかったです。
普段は、30~40分ぐらいで入れるらしいので(後から並んだと言っていた団体ツアーの客も3,40分で入れたと言っていました)、ちょうど一番長いときに並んでしまいました。
また、この列がなかなか進まなかったのですが、その理由に、「フィレンツェカード」があります。
ディズニーのファストパス的なカードで、このカードを持っているとカードが対応しているフィレンツェ市内の観光施設で、優先レーンからほとんど並ばずに施設に入れます。
鐘楼に関して、どのぐらいの割合で、フィレンツェカード保有者をカード保有者でない列の人に対して入れているか観察したところ、5:5で入れていました(または、それ以上に、フィレンツェカード保有者優先)。
私が鐘楼で並んでいたときは、フィレンツェカード保有者がほぼ途切れなく定期的に来ていたので、そりゃカードを持っていない人は、並ぶ時間が列から見積もった時間に対して倍以上になってしまうなと。
私が鐘楼に入れた10分前ぐらいに来たフィレンツェカード保有者の日本人家族は、私と同じ入場の回でした(15分~数十分に1回のペースでお客さんを入れていました)。その日本人家族がうらやましいと思いつつ、鐘楼の頂上で、その家族の人に写真を撮影してもらいました。ありがとうございました。
ちなみに、フィレンツェカードは、普通に購入できるのですが、半日しかフィレンツェにいない場合は、割高な料金です。2日以上滞在なら、購入お薦め。
ただ、フィレンツェになかなか来る機会がなく、かつ、絶対回りたい所がいくつかあった場合は、半日観光でもフィレンツェカードを買うのもありかなと思いました。
鐘楼の途中の階から眺めた風景。
鐘楼には、いくつか広間になっている階があります。
この景色を見て、「花の都・フィレンツェ」、「冷静と情熱のあいだ」の世界に来たって感じがしました。
鐘楼屋上の見晴台(展望台)です。
鐘楼屋上から眺めた風景。
クーポラの屋上に人がいるのがわかります。
あぁ、「冷静と煩悩のあいだ」から抜け出して、可愛い女の子と情熱的な愛を育みたい!
「ヴェッキオ橋」です。
家が橋の上からはみ出ています。
鐘楼を下りた後は、ヴェッキオ橋の上を歩き、そして、ウフィツィ美術館に向かいました。
ウフィツィ美術館では、案の定、長蛇の列。
入口が左右2つに分かれていて(予約者用・予約なし者用)、また、ちょっと離れたところにチケット売り場みたいなのがあったので(予約チケット引き換え所かな)、チケットは、館内で買えるのかなと心配しながら、並んでいました。
並んで何十分かした後に、添乗員さんと数人の団体ツアーの客が横切ったので、この列で大丈夫か聞こうと声を掛けようと思いましたが、距離が微妙に遠く、気づくのが遅れたため声を掛けれず、しかし、すぐに、列の後ろにツアー客を並ばせた添乗員さんが入口の様子を確認しに前に歩いてきたので、なんとか声を掛けることができ、この列で大丈夫だと確認することができました。
スマホからネットが使えたら、ググって、すぐに確認できるので、なんだかんだ、わからないことがあったときは、ネット環境が欲しいです。
30分に1回ペースでお客さんを入場させていて、結局、ほぼ2時間ピッタリ並び、館内に入れました。館内に入ってすぐの所がセキュリティゲートとチケット売り場になっていました。
並んでいる列に、天使のような超超超可愛い金髪幼女がいて、並んで退屈しているときは、その幼女を眺めながら癒されていました。ちなみに、その父親は、かっこ良くなかったです。やはり、外国人の子どもって顔ができているなぁと改めて思いました。
「ウフィツィ美術館」に入って、まず目を引いた「ケンタウロス」の像。
ケンタウロスを抑え込んでいる男性は、裸ですし、ちんちんが突出していますし、ちんちんの前の空間が何か意味ありげさを感じさせるため、やはりこれも、左の男性がケンタウロスにちんちんを咥えさせるために、格闘している状況を形にしたものだろうと推測します。
館内は、このように廊下に彫刻が置かれており、廊下に面した部屋内に絵画などが展示されていました。
ちなみに、私が行ったときは、フラッシュをしなければ、写真撮影OKでした。
私が日本で購入した観光本に載っていた有名作品の展示配置とは、配置が異なっていて、それに気づかず、一生懸命、目的の作品がない部屋で、作品を探してしまいました。
「ピエロ・デラ・フランチェスカ」作の「ウルビーノ公夫妻の肖像」。
「サンドロ・ボッティチェッリ」作の「ヴィーナスの誕生」。
斜めから撮影している理由は、斜め横から見たら、手や髪の毛で隠れているヴィーナスの大事な部分が見えるかなと思ったからです。しかし、残念ながら、大事な部分は見えませんでした。
「サンドロ・ボッティチェッリ」作の「春(プリマヴェーラ)」。
みんなが手を上げている、一見ふざけたような彫刻の配置がされている部屋がありました。
これも高尚な芸術作品なんでしょうが、一般素人が同じ彫刻を作って、同じ配置にしたら、ふざけるなと怒られると思います。
ウホッ!いいケツ!!
というか、やっぱりふざけているような。
それとも昔の人は、こんな姿で道路を走っているタクシー(馬車)を停めていたのでしょうか。
反対側にも、ふざけたような彫刻と配置が。
真ん中で仰向けになっている彫刻は、ちんこが出ています。
周囲の彫刻が、真ん中のEDの男性のあそこがそびえ立つように、上がれ上がれと言っている昔のED治療の儀式の風景な気もしてきました。
足の裏の水虫を観察して、いじっている男性の像。
うまい具合に、脚の隙間から、ちんこがちょこんと顔を出していて、ものすごいこの構図に意図を感じます。確信犯でしょう。
「ヤコポ・ダ・ポントルモ」作の「エマオの晩餐」。
プロビデンスの目(三角形の目)があります。
今、ブログを書きながら気づきましたが、絵の左下に犬と猫(?)、右下やや中央寄りに猫(?)が描かれていますね。
この隙間にわざわざ動物を描くということは、何か意味がありそうな。それとも、単純に、ペットが多かっただけか。
「ラファエロ・サンティ」作の「ひわの聖母」。
「フランチェスコ・サルヴィアーティ」作の「Charity」。
有名なのかどうかわかりませんが、美しいおっぱいだったので、よだれを垂らしながら撮影。
日本語訳作品名をググってもわかりませんでした(サイトによって違う名前になっていた)。
ただ、おっぱいを見せてくれていることから、英語タイトルのCharityのように、チャリティー精神があることは、伝わってきます。
「パルミジャニーノ」作の「長い首の聖母」。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ」作の「受胎告知」。
薄暗い部屋に置かれていました。
「ティツィアーノ・ヴェチェッリオ」作の「ウルビーノのヴィーナス」。
斜め横から見ましたが、手で隠れている大事な部分は見えませんでした。
「カラヴァッジョ」作の「バッカス」。
バッカスは、ワイン(ブドウ酒)の神です。
なんとか自由行動時間内に、ウフィツィ美術館に入ることができ、フィレンツェ観光は、最低限の満足をしました。
オーストリアのウィーンで「クリムト」作の「接吻」を観たときは、作品の出来に感動して、さすが、本物は、本やディスプレイで観るのと違うなと思ったのですが、今回、知っている有名作品をいくつも観ることができたのに、感動しませんでした。
クリムトの接吻は、立体感があったのですが(金箔などが使わているので、観る角度によって絵の表情が変わる)、今回観た絵画は、のっぺり系の平面画だったので、本やディスプレイで観たときと差がほとんどありませんでした。
もし、本物と印刷物とで差を出したいのなら、立体感って重要だなと学びました。
観光の方は、まだ集合時間まで時間が余っていたので、フィレンツェ市内をぷらぷらしました。
ドゥオーモ前の「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の天井画。
聖ジョヴァンニの生涯と最後の審判を描いたものらしいです。
タキシードとウェディングドレスを来たアジア系の顔のカップルとスタッフらしき人が歩いてきて、ドゥオーモをバックに写真撮影をしていました。
日本人っぽかったです。フィレンツェで、挙式でしょうか。豪華です。
凱旋門がある共和国広場に「メリーゴーランド」がありました。
突然のメリーゴーランドに、びっくり。
他にも、アカデミア美術館の前まで行ったり(時間的に中には並んで入らなかった)、ぷらぷらして、ドゥオーモに戻ってくるときに路地から撮影したドゥオーモ。
写真では、伝わらないかもですが、暗い路地から突然、神々しい立派なドゥオーモが現れ、非常に神秘的で、FF(ファイナルファンタジー)などの幻想的なゲームの世界にいる感じがしました。
「ドゥオーモ付属博物館」。
自由行動終了まで残り40分ほどで、ドゥオーモは、まだ並んでいる人がいて、入るのが時間的に厳しかったので(そもそも既にドゥオーモの入場時間は終了していて、クーポラに上がる入場の列だったかも)、誰も並んでいないドゥオーモ博物館に入りました。
博物館内を適当に、ささっと見て、出たら、ちょうど入場終了時間だったのか、博物館に入ろうとしていた人らが入場を止められていました。ギリギリセーフで入れて良かったです(大したものはなかったですが)。
ドゥオーモ横のジョットの鐘楼の下に集合して、添乗員さんに連れられ、ツアー客みんなでバス乗り場に向かいました。
バス乗り場までは、それなりの距離があり(1.5~2kmぐらいだったかな)、途中、駅ホームの中を通りました。そのときに撮影したのが、上記写真です。
無事にバス乗り場に着き、しばらく待って、ツアーバスが来て、ホテルに向かいました。
泊まったホテルは、「デルタ フローレンス(Hotel Delta Florence)」です。
部屋内。簡素なビジネスホテルっぽい。
1人部屋でした。
バスルーム。
部屋の窓からの眺め。
Wi-Fiは、有料でした。よって、使いませんでした。
ホテルの近くに、大型スーパー(食料品コーナーは、24時間営業だったかな?)があったので、夕飯を食べに、そして、ビールを買おうと行ってみました。
スーパーには、フードコートがあったので、そこで夕食を食べようかと思いましたが、フードコートは、残り15分ほどで閉まり、また、他のツアー客の人は、そこで食べていなかったので、ホテルにあるレストランで夕食を食べることにしました。
とりあえずビールを買おうと思ったのですが、冷やされているビールは売っておらず、また、水もケース売りで、1本だけ抜いて買えるのかわからなかったので、結局、1本単体で売っていたコーラだけを買いました。
その後、ホテルのレストランに行って、テーブル席に座ったら、昨日ヴェネツィアで夕食をご一緒した夫婦がちょうど来たので、またもや一緒にビールを飲みながら夕食を食べました。
注文した「トマトパスタ」。
このパスタが美味しかったです。
ミラノで食べたぐちょぐちょパスタではなく、パスタ(麺)がしっかりしていて、これが本場のパスタか!といった感じでした。
パスタ(麺)が良いのか、茹で具合が良いのか、わかりませんが、食べごたえがあり、トマトソースの味が程よく絡みついて美味しさを感じました。旅先気持ち補正も入って、美味しく感じたかもしれませんが。
スーパーのフードコートではなく、ホテルで食べて正解でした。
私はパスタを食べ終えたのですが、テーブルをご一緒した夫婦の一方が、試しにコースを頼んでいたので、そのコースの料理が全部出てきて、食べ終わるまで待っていました。
コースは、上記写真のような日本人感覚では、1人前パスタが出てきた後に、ボリュームがある肉やらが出てくるので、それなりの量です。
すごい美味しいけど、肉が食べきれないということで、ありがたく、お肉を一切れ、しかも、真ん中部分を頂きました。
ご夫婦がすごく美味しいと言うけれど、まぁ、よくある美味しさだろうと思いながらお肉を食べたら、思わず「おいしいっ!」と言ってしまったほどの予想以上の美味しさで驚きました。
パスタは、日本円換算で1,000円ぐらいで(記憶があいまいですが、そのぐらいでした。少なくとも1,500円以内。ただ、サービス料が500円ぐらい入ります。)、全体的にすごい高いという値段ではなく、パスタも肉も美味しくて、非常に良かったです。
1人寂しくなく、さらに、美味しいお肉をタダで食べることができて、ご夫婦に感謝です。
美味しい夕食を食べ、満足して部屋に戻り、Wi-Fiが繋がらずネットサーフィンができないので、女の子とイチャイチャする夢を見られることを願いながら就寝。
していたのですが、冷蔵庫の中レベルで、クーラーがガンガンに効いていて、超薄っぺらいシーツのような布団では、寒過ぎて、耐えられず起き、クーラーの温度を上げようと思ったのですが、上げ方がわからず(上げられるものかもわからず)、部屋に入ったときに見つけた、棚に入っていた毛布を取り出して、それをかぶせて寝ました。
毛布なんてあると思っていたら、このための毛布だったんですね…
といった、フィレンツェ観光でした。
今まで、ホテルは、寝られたらどこでも良いと思っていましたが、1日を全て気持ち良く過ごすためには、ホテルは重要ですね。
と言いつつ、今後も基本的に、観光メインでしたら、安いホテルを選ぶと思います。
● イタリア旅行の続き ⇒ 「男一人でピサの斜塔(イタリア)に海外旅行してきた」
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