2020年のお盆休みに、男一人で千葉県にある「鋸山」に行ってきました。
GoToキャンペーンもあり、前々から四国を旅行したくて、「しまなみ海道」にでも行こうと思ったのですが、交通手段を調べるのが面倒で、また、気温が高く、しまなみ海道を自転車で走っていたら日焼けがヤバそうで、新幹線での移動中に新型コロナに感染しないか心配等で、日帰りで行ける観光地に予定を変更しました。
とは言っても、お盆休みというのもあり、Twitter検索するとなんだかんだ有名観光地は混んでそうな雰囲気だったため、空いている所はないかな~と調べていたら、そこまで有名でなさそうな「鋸山」を発見したという経緯です。
鋸山には、「地獄のぞき」という高い絶壁から出っ張った場所があり、それがメインの観光スポットになっています。
地獄のぞきを見るために鋸山を登るには、ロープウェーがあります(ロープウェーを使わずとも自動車でも行けます。)。
また、登山道もあります。
新型コロナで家に引きこもっていたため、お腹の脂肪がヤバいことになっていたので、ロープウェーは使わずにダイエット散歩がてら、登山道から山を登るのも良いだろうと思い、鋸山に行くことに決めました。
鋸山は、千葉県の「浜金谷駅」が最寄り駅です。
最初は、全て電車を使って浜金谷駅まで行こうと思ったのですが、「東京湾アクアライン」を渡るバスがあり、「木更津駅」まで行けると知りました。
今まで東京湾アクアラインを通ったことがなかったので、せっかくなのでとそのバスに乗って行くことにしました。
バスで木更津駅まで行ってから、電車で浜金谷駅に行く順路です。
東京湾アクアラインバスのバス停で待っていたら、バスが到着し、運転手が降りてきて、「渋滞しているから遅れますが、それでも良ければ乗ってください」と言われました。
いったいどんだけ遅れるんだ…と思いつつ、念のため木更津駅から浜金谷駅への電車の出発時間を調べました。
そしたら、その時にあることに気づきました。
浜金谷駅への電車は1時間に1本ペースしか出ていない。
千葉県がここまで田舎だったとは…
しかも、バスが木更津駅に到着する予定は、その電車の出発時間の“5分前”。
なんで、こんなギリギリな設定なんだよ!
バスが渋滞で遅れるということは、5分は遅れる可能性が高いので、電車に乗るのは無理だろうなぁ、暑い中1時間木更津駅で待つのか…
と思いながら、ここからバスに乗らずに電車で行くのも時間が掛かるので、仕方ないと思ってバスに乗り込みました。
案の定、バスは渋滞に巻き込まれました。
しかし、東京湾アクアラインの道はそこまで距離があるわけでもないので、そこまで遅れは出ず、電車に間に合うか?というギリギリな展開になりました。
バスが木更津駅に到着したのは、予定の5分遅れ。
つまり、私が乗りたい電車の出発時刻と同じ。
駅には、既にその電車が止まっていました。
改札は、階段を上って行ったちょっと距離がある場所にあるため、これは間に合わないだろうと思いつつ、電車の出発が遅れる可能性も考えて、とりあえず改札に向かって走りましたが、階段を上っている途中で電車は出発してしまいました。
木更津駅にバスの案内所があったため、案内所で念のため浜金谷駅まで出ているバスがないか聞きましたが、ありませんでした。
木更津駅で1時間暇をつぶせそうな場所がなく、海まで近いから海まで散歩するか~と思い海に向かいました。
木更津の海に到着。
木が南国っぽい雰囲気。
木更津は「狸」が有名で、至る所に狸の置物等があります。
写真撮影したら、中央右に謎の飛行物体が写り込みました(虫です)。
イイ感じに時間を潰せ、木更津駅に戻り、浜金谷駅に向かいました。
当初の観光計画より1時間遅くなったため、登山道から鋸山を登るのはやめて、ロープウェーから行くことにしました。
「 鋸山ロープウェー」。
駐車場は満車。
お盆休みに、コロナで外出自粛という話は世間にはなかった模様(それでも例年と比較したら観光客は少ないとは思いますが)。
ロープウェー内で密状態になりながら、山の上を目指しました。
山の上のロープウェーの駅には、売店や展望台があります。
「ヤッホー!!」という吹き出しがあります。
「シャロン・ポストーン」という石の郵便ポストです。
無理矢理感がありますが、恋人の聖地だとか。
写真の下の四角い石は何なのだろうと思っていましたが、今ブログを書きながら気づきました。
封筒か…
ハートマークで封をしている封筒を表しているようです。
山頂からの眺め。
右の方は東京湾です。
向かい側の島は、神奈川県の「久里浜」辺りです。
天気が良い日は、富士山も見えるそうです。
「保田・元名海岸」方面の景色です。
なぜか展望台に、「男根」と「ヴィーナス像」っぽいものが祀られている祠がありました。
恋人の聖地だから…?
縁結び等を謳った「ときめきホルダー」という商品が売られています。
がんばって町おこししようとした感があります。
売店で、「地獄アイス」という竹炭とバニラの真っ黒いソフトクリームが売っていましたので、買って食べました。
味は、普通のバニラのソフトクリームだったような。
これを食べる時に気をつけるのは、イカスミパスタと同じように色々と黒くなることです。
マスクをアゴにかけたまま食べたのですが、マスクが黒くなって水で洗う羽目に…
しかも、マスクを水で洗ったら、空気を通さなくなって、マスクがつけられない状態になりました。
それと帰宅後に、うんこをしたら、真っ黒で、もしかして山で体を動かし過ぎた影響で血便が出た!?と驚きましたが、地獄アイスの影響でした。
うんこも真っ黒になります。
猫にゃんもいました。
そして、「地獄のぞき」に向かいます。
地獄のぞきは、「日本寺」という寺の大きな敷地内の中にあります。
日本寺の敷地内に入るには入場料が必要です。
日本寺の敷地内に入り、進んで行きます。
地獄のぞきに向かう途中に、横道があり、そちらに「百尺観音」がありましたので、先にそちらを見ることにしました。
百尺観音までの道には、写真のように絶壁に挟まれた道があり、岩から植物が生えており、良い雰囲気が出ています。
縦長の写真。
壁はこのように縞模様上になっています。
「百尺観音」。
でっかーい!
見ごたえがあります。
真正面からの写真。
百尺観音の場所から、地獄のぞきを見上げられます。
あの出っ張っている岩の部分が地獄のぞきと言われている場所です。
地獄のぞきの横の方には、この写真のように地獄のぞきを眺められる場所があります。
まさかの地獄のぞきの行列。
地獄のぞきの場所は、スペースが小さく、1グループごとに写真撮影するので、このような待ち行列が発生しています。
並んでいる最中に、暑い中この行列の待ちに耐え切れずに夫婦喧嘩し出す家族がいたりしてカオスでした。
妻は「ここまで来たのだから見ようよ」と言い、夫は「愚痴るなら帰ろうよ」と言ったりしていました。
ディズニーランドにカップルで行った時に、待ち行列で喧嘩して別れるあれみたいな感じです。
待ち行列は男女の関係では地雷なようです。
この行列に並んでいる他の家族の夫婦喧嘩を見ている方がまさに「地獄のぞき」でした。
地獄のぞきの奥の方には、この写真のような場所があります。
並ぶのがキツい人は、こちらで済ましても良いかもしれません。
左の方にある場所が、先程、地獄のぞきを横から撮影した場所です。
地獄のぞきです。
写真は、私の前に並んでいた家族です。
パパさんと子供2人で仲が良さそうで和みます。
結局、並んでからここに来るまで約30分掛かりました。
地獄のぞきからの下の眺めです。
先程いた百尺観音の場所を見下ろせます。
現代の人は超高層ビルからの眺めに慣れてしまっているので、地獄のぞきからの眺めは全然怖くなく、ふ~んという感想で終わるかと思います。
このために待ち行列で夫婦喧嘩するのはバカらしいので、喧嘩するのはやめましょう。
地獄のぞきに奥の方にある先ほどの写真の場所ですが、こんな風に絶壁になっています。
久里浜方面の眺め。
パノラマ写真。
保田・元名海岸方面の眺め。
景色を楽しんだ後は、日本寺の敷地内にある大きな石の大仏を見に行きました。
山を下って行くのですが、日本寺の敷地内にあるものを色々みたいと思い、最短ルートではなく、ぐるーと回って大仏の方に行きました。
山を下っている途中、変な音が聞こえるな~と思って、その音の方に近づいたら決定的な瞬間を撮影できました。
なんと、トカゲが生きているセミを食べていました。
自然の摂理を垣間見ました。
自然と融合した趣深いトンネル。
羅漢エリアがあり、羅漢像がたくさん並んでいる道が続きます。
日本寺の入場券購入窓口でもらったパンフレットのマップでは、この道がそこまで長くないように見えたのですが、歩いてみたら思った以上に長くてとても疲れました。
「百躰観音」。
「あせかき不動」。
岩に覆われた像。
「大野英令之墓」。
写真右に机や巻物もあります。
「日牌堂」。
水が上から滴り落ちて水溜りができていて、神秘的です。
ゲームの世界に出てきそうなワクワクする岩のトンネル。
「奥の院無漏窟」。
「維摩窟」。
「聖徳太子像」。
結構、距離がある場所にあり、近くで見られません。
「不動滝」。
「弘法大師護摩窟」。
やっと羅漢エリアを観終わりましたが、この時点でもう体力がなくヘトヘト状態でした。
ここから折り返すような形で、大仏前参道を通り、大仏の方に向かいます。
この日はとても暑く、既に1本ペットボトルを飲み干していたのですが、それだけでは全然水分が足りず、早く自動販売機が出てこないかなと願っていました。
暑さで倒れそうになりながらやっと大仏の前に到着。
大きくて迫力があります。
大仏の近くに「お願い地蔵尊」があります。
たくさんの小さなお地蔵さんに囲まれています。
大仏広場の売店横に自動販売機があり、水分をゲットできました。
この時点で、もう疲れで帰りたい気分でしたが、まだ観光は続きます。
続き ⇒ 男一人で鋸山に登ってきた ‐ 後編
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