タイ男一人旅、今回はバンコクの「バンコク3大寺院」の「ワット・アルン」観光についてです。
前回の旅行記 ⇒ 男一人でワット・ポーに行ってきた ‐ タイ旅行 Part3
「ワット・ポー」観光を終えた後は、ワット・ポーの隣にある「ワット・プラケオ&王宮」に向かいました。
ワット・ポーの隣にあるといっても、ワット・プラケオ&王宮の敷地は広く、入り口もワット・ポーの反対側にあるため、ワット・プラケオ&王宮の敷地をぐるっと回って向かう必要があります。
そのワット・プラケオ&王宮に徒歩で向かっている途中、謎のおっちゃんが道端のイスに座っており、通り過ぎようとしたら、大きな声で私に声をかけてきました。
危ない人だったら怖く、海外で変なことに巻き込まれたくないと思い、無視して歩きました。
しかし、しつこく声をかけてくるので、よっぽどの何かがあるのだろうと思い、立ち止まりました。
すると、おっちゃんがニコニコした笑顔で近寄ってきました。
おっちゃんにどこの国から来たのか聞かれて、日本と返答したら、日本語であいさつをしてきました。
そして、そのおっちゃんが簡単な英語で一生懸命、私に説明をしてきました。
ワット・プラケオ&王宮の場所を教えてくれているのかな、親切な人だなぁと思っていたら、入り口の場所を述べた後に、ワット・プラケオ&王宮が閉まっていると言ってきました。
「ん?観光本等の情報によると、今日は休みという情報はなく、時間帯も既に開いているはず。おっちゃんの英語を私が聞き間違えたのか?」
と思い、私がおっちゃんに「ん?は?」というようなリアクションを何度もとっていたら、おっちゃんが「12時に開く」と言ってきました。
それでも既に開いているはずだと思っていた私は「ん?は?」というリアクションを引き続きとっていたら、おっちゃんが自分の手にペンで「12」と書きました。
そこまでするのなら、本当に今日は12時にオープンで、明日はロイクラトン祭りということもあり、今日はイベント等の都合で開く時間が変わっているのだなと思いました。
しかも、私以外にこの道を歩ている人がいなかったため、余計に本当だろうと思いました。
それなら、ワット・プラケオ&王宮の後に行く予定だったワット・アルンに先に行って、後からワット・プラケオ&王宮に行く計画に変更しました。
おっちゃんにサンキューと言って、道を引き返そうとしたら、またおっちゃんが何かしつこく説明してきました。
「こっちは時間を無駄にしたくないのに、なんだよー」
と心の中で思いながら、説明を聞いてみると、
「船で複数の場所をぐるっと回る観光ツアーがあって、それを使えば、観光後に12時にここに戻って来られてちょうど良いよ」
というようなことを言ってきました(確か、地図も持ち出して説明していました)。
その説明を聞いた瞬間に、このおっちゃんの目的はこの観光ツアーの勧誘か!と思いました。
つまり、ワット・プラケオ&王宮が閉まっているというのは、おそらく嘘や!
私はこの日の計画をみっちり立てていたため、どこを回るのかもいまいちわからない別の観光をしたいとは思いませんでした。
そもそも、その船観光もどうせぼったくりなんだろうと察しました。
ワット・プラケオ&王宮もおそらく開いているだろうから、先にそっちの確認に行きたいと思いましたが、入り口までまだちょっと距離があり、このおっちゃんの言う通り、本当に閉まっていたら時間のロスになり、また、閉まっていると言われた方に無視して行くのも、なんとなく行きづらいとなり、ワット・アルンを先に目指すことにしました。
「お断ります、サンキュー」と言って、今度こそワット・アルンに行くための渡り船が出ている場所に行こうとしたら、またおっちゃんが何か言ってきます。
「どんだけしつこいんやー!クソがー!!」
次は、三輪タクシーの「トゥクトゥク」で渡り船の所まで送ってあげるよと言ってきました。
「いやいや、Googleマップを見てもすぐそこやん!何言っているんだ!?トゥクトゥクに乗らせてぼったくるつもりか?」
と思い、もうさすがに聞いてられんとなり、「サンキューサンキュー」言って、後は完全無視して、渡り船の方へ歩いて向かいました。
それにしても、しつこかったです。どんだけやねん。
この後、渡り船の船着き場で、船が来るのを待つ列の前に並んでいた人らが日本人グループだったため、
「ワット・プラケオ&王宮にもう行きましたか?」
「道端で怪しいおっちゃんに、ワット・プラケオ&王宮が12時に開くと言われたのですが、本当かどうか知っていますか?」
と聞きましたが、そのグループの人らは何の情報も知らなく、「王宮だし、急遽変更したんじゃない?」と言われました(結局、この後に詐欺だと判明したので、無駄な情報を伝えてしまいました)。
しかし、この後のワット・アルン観光中にいた団体旅行のガイドさんが「これからワット・プラケオ&王宮に行きますよー」と言っているのが聞こえてきたため、時間的にやはり先ほどのおっちゃんの発言は嘘だという可能性が高くなりました。
さらに、Twitterでこの出来事についてツイートしたら、
「これは詐欺です。騙されてタイシルクを買う羽目になった。」
といった引用リツイートが来て、やっぱり詐欺だったのかと判明しました。
ネットで適当なワードで検索すると、この詐欺に引っかかったという人がわんさか出てきます。
王宮からワット・ポーに向かうために乗ったトゥクトゥクが詐欺屋で、ワット・ポーの違う入り口に連れて行かれ、閉まっているよと言われ、お店に案内され、商品を買わされたと書いている人もいました。
最後の最後におっちゃんが私にすすめてきたトゥクトゥクさえも詐欺だった可能性があったというわけです。
船着き場とは違う場所に連れて行かれて、船着き場は閉まっているよと言われた可能性もあり、危なかったです。
詐欺のおっちゃんは、終始、気持ち悪いほどのニコニコ笑顔で、フレンドリーな印象を与え、安心感を与えてきます。
この詐欺情報について知らず、かつ、押しに弱い人は騙されるだろうなと思いました。
時間と電車賃が少し無駄になりましたが、詐欺の手口の勉強になりました。
また、この後、ワット・アルンに行った後に、ワット・パクナムなどを回り、その後に、ワット・プラケオ&王宮に戻ってきたのですが、ワット・パクナムで日本人の若い女性グループとエレベーターに一緒に乗ることができ、さらに、可愛い日本人女性観光客を見ることができたので、結果オーライです。
ワット・ポー、ワット・プラケオ&王宮周辺の詐欺には気をつけましょう。
というわけで、やっとワット・アルン観光の話です。
ワット・アルンに行くには、チャオプラヤ川を渡る必要があります。
ワット・ポーから行く場合には、渡し船で行くのが楽であり、ワット・ポー近くにある上記写真の「ターティアン船着場」から船に乗ることができます。
ターティアン船着場の建物の中はこのようになっており、ショップが少し入っています。
長い行列ができているように見えますが、船にそれなりの人数が乗ることができるため、5分くらい待って船に乗船できました。
渡し船です。
出航。
「チャオプラヤ川」です。
正面に見えるのが「ワット・アルン(暁の寺)」です。
他にも船がいくつも出ています。
チャオプラヤ川はこんな感じです。
ワット・アルン側の船着き場に到着してから、ワット・アルンへは目と鼻の先です。
ワット・アルンの「山門」です。
奥に本堂があります。
緑色と白色の2体の大きな像がいます。
日本語でネットで調べると、2体とも「ヤック」と書いているサイトもあれば、一方が「ヤック」、もう一方が「モック」と書いているサイトがあり、また、サイトによって、2体のどっちがヤックでどっちがモックかを逆に書いているサイトがあり、何が真実かわからない状態です。
なぜかわかりませんが、タイのこういった日本語の情報は異なる情報が混在しています。
おそらくタイ旅行してブログを書く人が多く、ブログを書く人が他人のブログの情報を参考に書くので、誰かが間違った情報を書いていたら、誤った情報が混在していくのかと思います。
また、タイのデザインや用語はゴチャゴチャしていて、混同しやすいものが多いため、余計にこのような状況になりやすいのだろうと推測します。
この山門の奥に行くと本堂が出てくるのですが、先に大仏塔の方を見て回りました。
真ん中に見えるのが「大仏塔」です。
その周りには4つの「小仏塔」があります。
本当かどうかわかりませんが、ネット上の記事で、仏塔の頭頂部が「リンガ(男根)」の形となっていると書かれていました。
そう言われると、確かに「ちんこ」っぽいです。
ちんこの先から金色の何か金属っぽいのが出ていますが。
立派なちんこです。
いや、規則正しい綺麗なデザインで、とても美しいです。
大仏塔は、上の方まで階段で繋がっています。
私が行った時は、この写真に写っている階段の所は上ることができませんでしたが、この手前までは上ることができました。
謎の動物の親子の石像。
猫?ひげみたいなのがあります。
大仏塔に上る階段はとても急です。
下で支える者たち。
こちらにも塔を支えている生き物がいます。
錯覚なのか、実際に傾いているのかわかりませんが、小仏塔が斜めに傾いている気がします。
チャオプラヤ川の隣にあるため、地盤沈下していても不思議ではありません。
赤茶色の石像。
鳥類?
このように大仏塔の途中まで上がって、塔の周りをぐるっと回ることができます。
陶器のお皿のようなものが埋め込まれています。
葉っぱと思われるデザインもあります。
(゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!
柵の中に入った像がいくつかあります。
面白い赤ん坊の像があると思って撮影しましたが、「天上天下唯我独尊」を表している像であることを後から知りました。
大仏塔を下りて、周囲を散策。
二刀流の剣を持っているこの人らは何者でしょうか。
帽子までかぶっているのに、足は靴を履いていなくて裸足の謎。
パイナップルの横で、猫にゃんがぐっすり寝ていました。かわいい。
「本堂」です。
本堂の周りには、色々な個性豊かな石像があり、見て回ると面白いです。
おそらく「シンハー」と思われる石像がたくさん並んでいます。
象さんの像もあります。
本堂の装飾がキラキラの緻密な装飾でとても綺麗です。
本堂の中の様子です。
金色の釈迦座像があります。
壁には絵が描かれており、釈迦の生涯が描かれているとのことです。
衣装レンタル屋があり、民族衣装のコスプレをしている人らがいました。
この後は、「ワット・パクナム」観光に向かいました。
旅行記の続き ⇒ 男一人でワット・パクナムでインスタ映えしてきた ‐ タイ旅行 Part5
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