タイ男一人旅、今回はバンコクの「ワット・パクナム」、「ワット・クンチャン」観光についてです。
前回の旅行記 ⇒ 男一人でワット・アルンに行ってきた ‐ タイ旅行 Part4
「ワット・アルン」観光を終え、今度は「ワット・パクナム」観光へと向かいました。
ワット・パクナムは、「バンコク3大寺院」ではないため、それらと比較するとメジャーな観光スポットではありません。
しかし、最近は「インスタ映え」、「フォトジェニック(写真映え)」と言われSNSで話題になり、日本人観光客に人気なスポットになっているそうです。
私が日本で購入した観光本にも、最初の方のページに見開き全面でワット・パクナムが掲載されています。
ワット・パクナムのインスタ映えスポットは、エメラルドグリーンの宇宙空間のような幻想的な光景が広がっていて、とても美しいものとなっています。
ワット・パクナムへは色々な行き方がありますが、ケチな私は極力徒歩で行こうと考え、一部電車を使いつつ、徒歩で向かいました。
ワット・アルンからMRTの「イサラパープ駅(Itsaraphap)」に徒歩で向かい、電車に乗って「タープラ駅(Tha Phra)」まで行き、そこから徒歩でワット・パクナムへ向かいました。
タープラ駅からワット・パクナムへ向かう途中の道です。
上に何かの看板があります。
店がちらほらあるくらいで、人はほとんど歩いていませんでした。
この道を突き進むと、お店もなくなり人通りがない道になってきます。
突き進んでいたら、僧侶が前から歩いて来たのですが、歩きたばこをしていました(見た目がたばこらしきもので、本当にたばこだったかは不明です)。
それを見て、タイの僧侶は緩いんだなと思いました。
と思いつつ、ネットで検索してみたら、タイの僧侶のたばこの喫煙率は高いと書かれたサイトがいくつも出てきました。
面白い習慣です。
さらに進むと川(運河)を渡るための橋が出てきます。
ワット・パクナムは川(運河)に囲まれたような場所にあるため、このような橋を渡って行く必要があります。
この橋の手前直線上に寺院があり、また、手前右すぐの所にも、人が出入りしている寺院関係の施設っぽい建物があったため、その手前右の建物の中に入ってみました。
建物内の様子です。
この建物に関してネットで検索してみた所、「ワット・プラドゥー・チムプリー(Wat Pradu Chim Phli)」という名が出てきましたが、それで合っているかわかりません。
というのも、先ほどの橋の手前の直線上にある寺院の名も「ワット・プラドゥー・チムプリー」だからです。
同じ寺院の施設なのかどうか、いまいちわかりませんでした。
先ほどの橋の上から撮影した「バーンコークヤイ運河(Bangkok Yai)」です。
中央右上の屋根の上から工事中の大仏の顔が見えています。
いったいこの巨大な大仏は…
後から知りましたが、これはワット・パクナムの大仏です。
橋を渡った直後の道です。
少し怖い。
事前に、Googleストリートビューでこの道を見ていたのですが、この道のど真ん中に犬が写っていたので、犬が出てこないか恐る恐る歩きました。
ワット・パクナムに近づくにつれて、人が一気に増えてきました。
5人くらいの日本人グループも見かけました。
ワット・パクナムに着いたー!と思ったら、なんじゃこの人の数!
なにこれ、皆、信者?
ストレッチャーで運ばれている人もいました。
ワット・パクナムのインスタ映えする場所について、正確な場所を調べずにGoogleマップだけを頼りに来たため、このアーケードを進めば、目的の場所に辿り着けるのだろうかと不安になりながら進みました。
ヤバい、なにこの大混雑は。
今日は何かのイベント?
歩くのも一苦労な混雑です。
道もいくつか分かれており、いったいどちらへ向かえば、目的の場所に着くのかわからず迷子状態になりながら、適当に歩きました。
ふぇ~
ふぇぇ~
ヤバい所に迷い込んでしまったぞ!
インスタ映えどこー!私が求めているインスタ映えどこー!
これでは、インスタ映えじゃなくて、人映えじゃーん!!
白色の服装の人が多い中、異なる服装で歩くのも場違い感があって怖いです。
観光本には詳細な行き方が書かれていなかったため、行けばすぐインスタ映えスポットの場所がわかるかと思いきや、そんなことはありませんでした。
調べずに来たことに後悔しました。
さっき見かけた日本人グループについて行けば良かったと思いました。
仏像に金箔を貼っています。
調べた情報によると、この仏像は故「ルアンポーソッド」氏の仏像とのことです。
途中で皆の足元を見て気づきましたが、ここら辺は、靴を脱いで歩く必要があるそうです。
靴を脱ぐそれっぽい境界線みたいな所がなかったため、全く気づかず、靴を履いたまま歩いていました。
気づいて靴を脱ぎましたが、誰からも注意はされませんでした。
どこに行けば良いんだと歩き回っていたら、ここから先は関係者のみっぽい雰囲気の所などに出たりして、困り果てます。
スマホを使い、適当なキーワードでネット検索しても、ワット・パクナムまでの行き方は出てくるものの、インスタ映えスポットの空間までの行き方がすぐに出てこず、「クソ、Google検索ランキングのアルゴリズムめ!求めている記事ではなく、SEO対策されたクソ記事を上位に出しやがって!」と憤りを感じます。
日本人も周囲に見当たらない。
この後の観光スケジュールも考えたら、ここで迷っている時間がもったいなく、帰ろうかと考え始めました。
それに何といっても、白い服装の多くの信者っぽい人らの集団の中にいるのが、とても恐怖に感じ、今すぐここから離れたいと思いました。
頭がパニックになっている中、あることに気づきます。
これだけ施設が広ければ、案内マップがどこかにあるはずだ!
と思い、キョロキョロと案内マップを探し始めます。
すると、意外に早く見つかりました!
案内マップのありがたみをここまで感じたことはないでしょう。
マップの右上の丸く囲まれた中にエメラルドグリーンの写真が載っています!
これだ!これだ!これだー!!
と後は超簡単ゲーです。
迷うことなく突き進みます。
そしたら、進んでいる途中にも、日本語でインスタ映えスポットの場所への案内の貼り紙が貼ってありました。
ででーん。インスタ映えスポットがある「大仏塔」です。
この大仏塔の中にあると知っていたら、こんなに迷うことはなかったでしょう。
Googleマップを見ても、大仏塔の場所はわかるので。
このブログを書きながら、私が購入した観光本を見たら、ワット・パクナムについての見開きページの右上に小さく、大仏塔の中にあると写真付きで書かれていました。
全然気づかなかった…
今さら思いましたが、周囲にいた人に場所を聞けば良かったです。
タイ語ということもあってか、道をタイ人に聞くという発想が一切なかったです。
ネット上のワット・パクナムの観光記事の写真を見ると、ガラガラな写真ばかりです。
おそらく、この日は何かのイベントと重なって、こんなにも人が多かったのでしょう。
大仏塔の1階です。
正面の階段を上って2階からも入れますが、来た最初はよくわからなかったため、日本人女性観光客グループ5人くらい(見た目は、女子大生 or 20代社会人)が1階から入って行ったので、その後をついていきました。
大仏塔まで来ると日本人がちらほらいるのに、先ほど私が迷っていた辺りだと日本人がいなかったため、皆ちゃんと下調べして、迷わず大仏塔に向かって行けているようです。偉い。
大仏塔には、エレベーターがあったため、日本人女性グループと一緒に並び、その女性グループと一緒のエレベーターに乗ってインスタ映えスポットがある最上階の5階に向かいました。
日本人女性グループの中にいた人が「他に日本人観光客がいるのかなぁ~」というようなことを発言し、私の方をチラ見していた気がしますが、私は一切黙っていたので、アジア系外国人扱いだったでしょう。
一瞬話しかけようかと思いましたが、相手のグループが5人くらいと人数が多く、また、ちょっとギャル系の圧を感じたので、話しかけられませんでした。
そして、無事にインスタ映えスポットへ。
映え~
想像した以上にめっちゃインスタ映え~
なぜかわかりませんが、生で見るより、撮影した写真の方が幻想的に光り輝いている雰囲気になりました。
パワーびんびん、オーラびんびんのパワースポット感があります。
写真を通してみると、天井に吸い込まれそうな感覚になります。
まさに宇宙のようです。
神秘を感じます。
プラネタリウムとはまた違った感じの宇宙感です。
生で見ると、こんなにも綺麗なエメラルドグリーンに発光しているように見えないので、本当にどういう仕組みになっているのか気になります。
天井の中央の周囲には、仏陀と木が描かれています。
ネット上の情報によると、この天井画は「仏伝図」です。
中央にある緑色のガラス塔は「仏舎利奉安塔」のようです。
また、この5階のエリアは「プッタクナーロム室」とネット上の記事に書かれていました。
天井画の周囲には、花が描かれています。
で、せっかくインスタ映えスポットに来たので…
自撮りインスタ映え~
シュールな写真になるように、表情を無表情にして真っすぐ前を見つめるなどして、一生懸命何枚も座って自撮りをしました。
周囲には、先ほどエレベーターに一緒に乗った女性グループとは別の日本人女性グループもいて、その中にタイプの可愛い女の子もいてナンパしたかったですが、ひたすら男一人で自撮りをしました。
離れた所から撮影するとこんな感じになっています。
この後は、塔の下へ階段で下りて行きました。
4階の「タンマクナーロム室」です。
金の仏像は故「ルアンポーソッド」氏の仏像です。
3階の「サンマクナーロム室」です。
博物館となっており、小さい仏像などが展示されています。
2階の「タンクナーロム室」です。
儀式行事や会議、瞑想用のホールだそうです。
この2階から外に出ることができます。
2階のドアの装飾です。
この後は、徒歩で近くにある「ワット・クンチャン」という寺院に向かいました。
ワット・クンチャンは、私が旅行した時点では有名な観光スポットではないのですが、面白いシュールな像があるので、行ってみると良いよというネット記事があったため、スケジュールに組んでいました。
ワット・クンチャンの仏像です。
もう見るからにシュールです。
涅槃仏(寝釈迦像)が直線状にびしっと横たわっています。
上には3頭の象に乗った仏像がいます。
足の裏。
正面に見える工事中の巨大の仏像は先ほどいたワット・パクナムの大仏とその左の塔はインスタ映えスポットがあった大仏塔です。
象に乗っている仏像の下からの眺めです。
象の下には、金の球を口にくわえた謎の生き物。
調べたら、太陽や月を飲み込む「ラーフ神」だそうです。
口にくわえているのは、おそらく月とのこと。
顔がたくさんある多面仏像とその頭上には「ナーガ」がいます。
一部のネット記事によると、この多面の仏像は「チャトゥカームラーマテープ神」と書かれていました。
写真左に緑色の仏像もいます。
鮮やかなデザインの仏塔です。
寺院の建物です。
艶めかしい涅槃仏。
シンハー?か何かの生き物。
動物などの置物だらけのカオスな場所。
もう何でもありの投げやり感があります。
先ほどのカオスな場所の門の中を覗くと、建物の2階に複数の人物の像があり、何か得体のしれない圧を感じます。
ワット・クンチャンは、とてもカオスな場所でした。
この後、「ワット・プラケオ&王宮」観光に向かうべく、またMRTの駅に引き返します。
MRTの駅に向かっている途中のワット・パクナム周辺にあった、たくさんの仏像がある場所です。
入り口左下に黄色い立て看板があり、タイ語で何と書いているかわからず、入って良いかわからなかったため、ここから写真撮影だけしました。
ネットで調べた所、おそらく「ワット・アブソンサワン(Wat Absonsawan Worawihan)」という寺院の仏像です。
近くに高床式の建物もありました。
そして、来た時のMRTの「タープラ駅」とは別の隣の駅の「バンパイ駅(Bang Phai)」に着き、ワット・プラケオ&王宮へ向かいました。
旅行記の続き ⇒ 男一人でワット・プラケオ&王宮に行ってきた ‐ タイ旅行 Part6
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