男一人で「東京ジャーミイ・トルコ文化センター」に行ってきました。
「東京ジャーミイ」とは、東京の代々木上原にあるイスラム教の礼拝堂である「モスク(回教寺院)」です。
東京ジャーミイは、トルコ共和国在東京大使館に所属し、日本の宗教法人「東京トルコディヤーネットジャーミィ」が運営しています
モスクがある建物の1階には、イスラム教やトルコ文化に関連する展示などがある「トルコ文化センター」があります。
今まで東京ジャーミイの存在を知りませんでしたが、どこかに出かけようと観光スポットをネット検索していたら見つけ、見学自由と書いていたため行くことにしました。
東京と言えどもれっきとしたモスクであるため、服装の決まりがあります(露出が多い服装はNG)。
行く予定がある方は、東京ジャーミイの公式Webページで見学時の注意事項を確認してから行きましょう。
東京ジャーミイの建物です。
2階部分がモスクになっています。
1階の入り口です。
金色の装飾があります。
よくよく見ると入口の真上の金色のアラビア文字の両脇に「東京ジャーミイ」と日本語が書かれています。
後から写真を見て気づきました。
1階の入口から入った所です。
セラミックでできたタイルです。
日本とトルコの国旗があります。
日本の国旗は「白い背景に赤い太陽」、トルコの国旗は「赤い背景に白い月と星」となっていて、正反対で面白いです。
照明をよく見たら、渦を巻いているウ…貝っぽい形をしていました。
綺麗可愛い花柄の暖炉があります。
本日のお飲み物として「トルコ紅茶(チャイ)」がフリーで出されていました。
この日は日本人のガイドさんの案内があったため、案内を聞きました。
そのガイドさんが説明していましたが、この花瓶に描かれている花は「チューリップ」です。
チューリップと言えば「オランダ」を思い浮かべますが、原産地は「トルコ」です。
トルコのチューリップがオランダに伝わりました。
これがチューリップと教えてもらう前に、ガイドさんが商人がどうこうと話していたため、最近の仮想通貨の高騰で話題によく出る「チューリップバブルや!」と思ったら、「チューリップバブルが起こったのです」とガイドさんが説明しました。
魚が描かれたお皿です。コイでしょうか?
船が描かれたお皿です。
「コーラン(聖クルアーン)」です。
何かのイスです。
わざわざ展示しているということは何かの貴重なイスなのでしょう。
お土産ショップもあります。
ガイドさんの説明が非常に長く、1階で30分以上立ちっぱなしで説明をひたすら聞いていました。
他のお客さんも立ち疲れていました。笑
説明中に、この建物の関係者の子どもか、ローラースケートを履いたトルコ人の子どもが出てきて(隣の部屋からちょくちょく叫び声が聞こえると思っていたら、たぶんその子どもだった)、説明中のガイドさんにちょっかいを出しまくっていて、すごいことになっていました。
自由過ぎて驚きました。
そもそもローラースケートで建物内を走り回っている時点ですごい…
2017年現在の東京ジャーミイの建物は、建物の骨組みは日本の鹿島建設が建てて、内装・外装はトルコの資材で、トルコ人の職人さんが仕上げたとのことです。
長い説明が終わり、やっとのことでモスクがある2階に上がりました。
左の屋根がある部分は1階からの階段通路になっています。
その屋根の内側の天井は、このような可愛い模様になっています。
モスクの外観です。
扉の模様がとても奇抜で面白いです。
このような幾何学模様は、「アラベスク」と呼ばれるイスラム美術の一様式です。
そして、ついにモスクの中に。
想像以上に綺麗で、入った瞬間に驚きました。
ステンドグラスが美しく光り輝いていました。
天井が豪華絢爛です。
今この写真を見ていて思ったのですが、中心の天井部分だけ明るいのは、外の光でしょうか?
不思議です。
この日は晴れていたのもあって、いい感じにステンドグラスが輝き、モスク内がとても綺麗でした。
海外旅行などで、有名な建築物をいくつも鑑賞してきましたが、それらと比較しても私が今まで見た建築物の中では上位の美しさでした。
東京ジャーミイは、イスラム教徒には有名らしく、東南アジアのイスラム教徒の有名人(芸能人)も来て、あちらのメディアで紹介されているそうです。
この美しさを見たら納得です。
モスク内の写真撮影は無断で撮影したらいけないとモスク前の看板に書かれていたので、ガイド案内を聞く前に1階にいたスタッフに聞いたら、すんなり写真撮影OKと言われ、さらには、ガイドさんとモスクに入った時は、ガイドさんが「たくさん写真撮影して、インスタグラムにアップして。有名にして、多くの人に来てもらいたいから。」と言って、看板に書かれていた注意事項とは逆に写真撮影を促していました。笑
厳しいのやら緩いのやら。
イスラム教普及のためには、そちらの方が良いのでしょう。
このシャンデリアのデザインも独特です。
シャンデリアを横から見ると広がりを感じる形ですが、真下から見るとこんなにもすっきりしたデザインです。
陽光が差し込み、何か恩恵を受けられそうな神秘的な景色でした。
床のじゅうたんに横線が引かれていますが、この線に沿って立ち、礼拝をします。
ガイドさん曰く、この横線は、皆上下関係がなく横一線の平等な関係で礼拝をするというのを表しているそうです。
ステンドグラスが色鮮やかです。
2階もあります。
ただ、2階は女性専用の礼拝場所のため、男性は立ち入り禁止です。
私は、心は乙女ですし、顔認識システムで女性判定されたので、もしかしたら入れたかもしれませんが、お〇ん○んは付いているので、入るのはやめておきました。
「ミフラーブ」と呼ばれるメッカの方向を示す窪み状の設備です。
チューリップの壁画です。
ちょっとわかりづらいですが、角の所(写真中央辺り)にもチューリップが描かれています。
「ミンバル(説教壇)」の下の部分のデザインです。
星の形があります。
ミンバルの下にあった服です。
モスク内でガイドさんが説明している途中に放送が流れ、しばらくしたら、おそらくこの服を着た人がミフラーブの前に登場し、イスラム教徒の方々がそこに5人~10人ほど集まり、礼拝をし始めました。
すると突然、ガイドさん(日本人)もそこに加わり、礼拝をし始め、私や他のお客さんは放置プレイされました。
退屈するぐらい待たされた後に、ガイドさんが戻ってきて、もう少しガイドの説明が続いてから解放されました。
何の道具か不明ですが、デザインが面白いです。
何を書いているのかさっぱりです。
コーランです。
想定していた以上に内容が濃いガイドでした。
モスクの建物がとても素晴らしいので、見に行く価値はあります。
ちなみに、私はARIA教です。あらあらうふふ。
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