ラクオリア創薬が中国にZTE Coming Biotech社との合弁会社を設立 ‐ 2018年1月29日

本記事の内容は、女心を読み取るのが下手な私のただの妄想です。そのため、本記事の内容を投資判断に利用しないでください。また、投資勧誘を目的としたものではありません。

2018年1月29日にラクオリア創薬が中国にZTE Coming Biotech社(以下、ZTE Biotech)との合弁会社の設立することを発表しました。

http://www.raqualia.co.jp/rq-cms/wp-content/uploads/9eb88afa25592dc02b5aaf734b6bc646.pdf

合弁会社設立の目的として、以下のように書かれています。

中国では、新薬の研究開発の推進に向けて大規模な規制改革が進められており、中国政府や世界各国の機関投資家等による大型投資が活発に行われていることから、当社は中国に合弁会社を設立し医薬品の開発を行うことが事業拡大に資するものと判断しております。

一方、ZTE Biotech社は、海外の新薬および新規の医療機器の開発を進めるため、ZTE Corporation(中文社名:中興通訊股份有限公司、本社:中国深圳市、Chairman:Yin Yimin、以下「ZTE社」)のバックアップによって2014年に設立された会社です。海外の臨床早期段階にある化合物を導入し、中国を中心に臨床開発を行い国内外に再度導出することを目的としております。

この両社の思いが一致し、合弁契約の締結に至ったものであります。本契約において、両社は協力して臨床開発実施を目的とする合弁会社の設立を目指します。当社は、5-HT4部分作動薬(化合物コード:RQ-00000010)および5-HT2B拮抗薬(化合物コード:RQ-00310941)に関する知的財産権、ノウハウ及び人材を提供し、ZTE Biotech社は、合弁会社設立のための手続きと臨床開発の資金調達を行い、新薬の上市を目指してまいります。

簡単にまとめますと、

「中国では大型投資が活発なので、その投資資金を利用し、新薬を開発し、ラクオリアは事業拡大を狙いますよ」

というのが合弁会社設立の目的です。

ラクオリアは、2018年1月15日に行われた経済産業省の「バイオベンチャーと投資家の対話促進研究会(第3回)」において、以下の資料を提出しています。

http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/bio_venture/pdf/003_08_00.pdf

上記資料を私見で勝手にまとめますと、

「日本はバイオベンチャーへの投資がうんこ、超うんこ!日本の投資機関は、うんこでできているの?投資があれば、わてラクオリアたんは、もっとも~っと大きく成長できるんや!バイオベンチャーに投資しやがれ、コノヤロー!」

といった感じです。

「良い化合物があり、開発を進めたら良い新薬になるのに、その開発資金がない。投資しろよ。」と2週間前に経済産業省に訴えての今回の中国での合弁会社設立発表。

まさに、お前ら日本政府や日本の投資機関がうんこなので、ほんとどうしようもないうんこなので、日本政府と日本の投資機関は見放して「中国とがんばるぞい!」したかのようです。

だって、このままですと、日本の創薬力は世界と比較し落ちて行きますし、新薬を求めている人々のためにもなりませんからね。

日本政府は「日本創薬力強化プラン」といったものを発表していますが、情けない状況です。

というのは半分冗談で、中国に流れているマネーは本当に大きいため、それを利用しようといったわけです。

今回のIRに、

中国政府や世界各国の機関投資家等による大型投資が活発に行われている

と書かれているように、今回の合弁会社に大型の資金が流れてきて、ラクオリアが創出した化合物の臨床開発を効率良くできるようになると考えられます。

今まで、いくつものラクオリアの化合物が、臨床開発が進まず、眠ったままになっていたため、それらの開発が進みやすくなると考えられます。

今回登場したZTE Biotechは、ZTEが設立したヘルスケア領域を事業とする会社です。

今回のIRでは、ZTEについて、以下のように書かれています。

ZTE社は、携帯電話網設備(基地局等)、携帯電話端末、無線製品、ネッ
トワークプロダクト等の開発及び生産を主に手がける中国最大の通信
設備・機器会社です。現在、160カ国でスマートフォンをはじめとする
携帯電話端末を発売しており、2016年には、アメリカでのスマートフォ
ンシェアが4位、スペインとロシアで2位、ヨーロッパ全体でシェア4
位にランクされるなど、欧米でのスマートフォンの販売台数が増加して
います。

通信設備やスマートフォンの世界シェアが大きく、2016年の売上高は、約1兆7000億円という大きい企業です。

後ろ盾に、ZTEがいることで、中国での資金調達や化合物の導出活動などがスムーズに行きやすくなると考えられます。

さらには、将来、今回設立した合弁会社が株式市場に上場しやすくなると考えられます(上場する意向があればの話)。

また、今回のIRで重要な文章があります。

当社は、5-HT4部分作動薬(化合物コード:RQ-00000010)および5-HT2B拮抗薬(化合物コード:RQ-00310941)に関する知的財産権、ノウハウ及び人材を提供し、ZTE Biotech社は、合弁会社設立のための手続きと臨床開発の資金調達を行い、新薬の上市を目指してまいります。

この5-HT4部分作動薬(RQ-00000010)は、以前までCJヘルスケアとライセンス契約していた化合物であり、2017年12月28日にCJヘルスケアとの契約を終了しています。

以前、ラクオリアのEP4拮抗薬において、「丸石製薬株式会社とのライセンス契約終了」からの「EP4拮抗薬導出先のAskAtでEP4拮抗薬に関する大型契約」という流れがありました。

参考:ラクオリア創薬の導出先AskAtが米社Arrysと大型契約をしてからのS高祭り

CJヘルスケアとの5-HT4部分作動薬のライセンス契約終了の発表を見たとき、EP4拮抗薬パターンで、新たな契約の話が裏で走っていると一瞬思いましたが、その契約終了のお知らせには以下のように書かれていました。

RQ-10の自社開発を検討するとともに、新たなライセンス先の探索を進め

この文章において、すぐにRQ-10を自社開発する体力がラクオリアにあるのかと疑問に思ったため、以前のブログ記事で、私は以下のように述べました。

「自社開発を検討」、「探索」という言葉から、AskAtのEP4拮抗薬の契約のように、すぐに何かあるかというのは期待しない方が良いかと考えます。

もし動き出すとするならば、米国で行われている治験に関する最初の結果報告が出てくる辺りかなと考えているぐらいが良いかと個人的には思います。

しかし、まさかのまさか、今回の合弁会社のIRに、「5-HT4部分作動薬」が登場!

自社開発。自社。。。合弁会社かよ!おぃっ!!

そうきたか、一本取られた!といった感じです。

「新たなライセンス先の探索を進め」という言葉も、この合弁会社で臨床試験を検討して(または、一部臨床試験をして)、それとは別に、別の導出する先を探索するという意味だったと考えられます。

よくよく見たら、「自社開発を検討“するとともに”、新たなライセンス先~」と書かれており、自社開発とライセンス先探索を同時に両方すると解釈できる文章になっていました。

てっきり、「導出先探し」または「導出先が見つからなかったら、自社開発」のどちらか一方を行う意味だと思っていました。

これは、本当にラクオリア上手いことやったわ~と感心しました。

私の読みは、まだまだ甘いようです。

ただ、もしも合弁会社が来るだろうと妄想していたら、「そんなのねーよwwwばっかじゃねーのwww」と売り方さんに言われていたでしょうけどw

さらに、今回のIRには、もう1つ重要な点があります。

「5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)」も出てきていることです。

5-HT2B拮抗薬の治験は、当初のラクオリアの予定ですとそろそろ終わっている予定です。

現在、この治験終了の予定が遅延しているのかどうかわかりませんが、今回5-HT2B拮抗薬が出てきたということは、現時点では、治験が失敗しているという報告はないのでは?と推測できます。

ただ、今回の治験の適応症(IBS-D)では失敗していて、他の適応症に切り替えて開発しようという可能性もあるので、失敗報告が現時点でないとは断言はできません。

しかし、もしも治験が悪い結果だったとしても、5-HT2B拮抗薬の知的財産権を渡すということは、現時点で5-HT2B拮抗薬には他の適応症などで価値があると考えられます。

個人的にちょっと微妙なのは、ラクオリアが武田薬品に渡した化合物は何かを以前ブログで予想したのですが、5-HT2B拮抗薬の可能性が高いと私は予想しました。

参考:ラクオリアが武田薬品と何の化合物を契約したのか予想してみた

しかし、今回のIRで、5-HT2B拮抗薬の知的財産権も合弁会社に渡すということは、その予想が外れる可能性が大きくなりました。

まぁ、予想が外れたら、別の化合物が武田薬品に導出されるだけの話なので(まだこの契約が続いていたらの場合)、ラクオリアの利益としては問題なく、さらにパイプラインが強化されることになります(ただ私の予想が外れるというだけ)。

今回の中国での合弁会社設立によって、今後、ラクオリアの新薬の開発スピードが加速し、ラクオリアの成長も加速し、そして、ラクオリアが創出した薬によって人々が幸せになって行くことを期待します。

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コメント

  1. しろうなぎいぬ より:

    やりましたね!
    去年の年末から一気にいろんな事が進みだしましたね!
    正直、ここまでのスピード感が出せるとは思っていませんでした。
    もしかしたら、ラクオリアは我々が思っている以上にビッグになるかもしれませんね。
    お互いにラクオリアの成長を楽しみに見守って行きましょう!!