HISの団体ツアー「impresso(インプレッソ)・お得な夏旅!イタリア周遊8日間」でのイタリア男一人旅、「ローマ編」の前編です。
● イタリア旅行の前回の記事はこちら ⇒ 「男一人でカプリ島・青の洞窟(イタリア)に海外旅行してきた」
イタリア観光4日目。
ツアーバスに乗り、ピサの斜塔をお昼頃に出発して、フィレンツェ自由行動組と合流し、「ローマ」に向かいました。
ローマまで約4時間。途中、お店でトイレ休憩などして向かいました。
イタリアの交通事情として、日本では、車と車の車間をあけろと2ちゃんねるで書かれているのをよく見ますが、イタリアでは、横入りを防ぐために車間を詰めると添乗員さんが言っていました。
ローマ到着後、まず始めの観光スポット、「トレヴィの泉」です。
ツアーバスで、トレヴィの泉の近くまで行って、現地のガイドさんと一緒に団体ツアー客みんなで歩いて向かいます。
ローマなどでは、ガイドの公認資格を持っている人しかガイドができない決まりになっているため、日本から同行している添乗員さんとは別に、ガイドが付くのだそうです。
パノラマ撮影をしてみました。全体像がわかるようにまあまあ上手く撮影できた!
トレヴィの泉は、もっと開放的な場所にあると勝手に思い込んでいたのですが、写真を見てわかるように、建物に囲まれていて、窮屈な場所にありました。
「泉に対し、身体を後ろ向きにし、コインを手に持って肩越しに投げる」と願いが叶うとされているのですが、私は、認識し間違えていて、「泉に対し、身体を前向きにし、コインを持った手を後ろ腰の方に回して、そこからコインを投げ、背中、肩を通り越して、泉にコインを入れる」という超トリッキーな投げ方をしようとしていました。
日本で知り合いが、泉にコインを投げ入れるのを失敗したと言っていたので、難しい投げ方なんだなと思い込んでいました。
誰もコインを投げている人がいないと思っていたら、もっと普通に投げ入れていたので、気づかなかっただけでした。ツアー客の人がいつの間にかコインを投げ入れていたので、「えっ?どうやって投げて入れたの?そんな動作した?」と聞いて、正しい投げ方を知りました。
逆に、そんだけトリッキーに投げ入れた方が願いが叶ったかもしれません。
ちなみに、Wikipediaを見ますと、
投げるコインの枚数によって願いが異なるとされる。コイン1枚だと再びローマに来ることができ、2枚では大切な人と永遠に一緒にいることができ、3枚になると恋人や夫・妻と別れることができると言われる。
と書かれていて、コイン3枚目の願いの内容が切ないです。
トレヴィの泉の後ろ横の方から撮影。
こんなにも観光客がいます。
建物に囲まれていて、かつ、こんだけ観光客がいて、窮屈過ぎ!
再びツアーバスに乗り、ちょい移動して、今度は、「コロッセオ」の外観観光。
コロッセオの中には、入りません。中に入りたい人は、翌日か翌々日の自由行動時に個人で行くことになります。
想像していたより、インパクトがあり、かっこ良かったです。
写真をよく見るとわかりますが、建物の斜めに途切れている部分辺りの外壁の色が左の方と異なります。修復された部分です。
斜め部分って、こうなっていたのねと初めて知りました。
斜め部分の切断面。再び、ああこうなっていたのね。
この後、ツアーバスに乗り、「共和国広場」に行きます。
「共和国広場」です。
共和国広場にある、「EATALY(イータリー)」という高級食材店の前で再び集合ということで、2時間ぐらい自由行動開始です。
自由行動といっても、オプションでディナーを付けている人は、その食事、オプションを付けていない人は、個人で夕飯といった感じです。
ただ、2時間と余裕が少しあるので、1.5kmちょい離れた「スペイン広場」まで行こうかなと考えました。夕食も、食べられなくて良いかなと思っていたので。
添乗員さんが、今から共和国広場すぐ近くにある「三越」に案内します、そこにトイレもありますと言ったので、スペイン広場に行く前に、とりあえずトイレの場所を知ろうと添乗員さんについていこうと思ったら、1人で来ているツアー客男性に「今から一緒にスペイン広場行こうぜ!三越なんて興味ないっしょ」と誘われたので、「トイレの場所…」と心の中で思いつつ、早速、スペイン広場に向かいました。
なんかやたらその男性が焦っているなぁと思っていたら、スペイン広場から戻るときに知ったのですが、その男性は、ディナーオプションを付けていました。だから、その集合時間までにと急いでいたのです。
「スペイン広場」に到着。
階段は、工事中でした。このブログを書いている今、「スペイン広場」というキーワードでググってみましたら、9月23日に約1年振りに、改修を終え、一般開放とニュースになっていました。
スペイン広場といえば、映画「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンが男性紳士とイチャイチャしていたところとして有名です。
私は、ツアー客のおっさんと2人でイチャイチャ、ウホウホ。
どうしてツアー客に、女の子1人客がいなかったのか、あぁ、無常。
階段前にある「舟の噴水(バルカッチャの噴水)」。
女の子とイチャイチャしたいのぉ~、女の子と一緒にジェラート食べたいのぉ~(今は、スペイン広場の階段周辺でジェラートを食べるのは、禁止です)と思っていたら、イチャイチャ外国人カップルに写真撮影を頼まれました。
そうじゃないのぉ~、おれがイチャイチャしたいのぉ~と思いながら、寛大な私は、快く写真撮影を引き受け…
までは、良かったのですが、手渡されたカメラがまさかの「チェキ」!
撮影失敗できねぇーーじゃーーーんと思いながら、チェキのファインダー(覗き窓)を覗いたら、すっごい見づらくて全くまともに撮影できる気がしない…
そもそも、初チェキかも。思った以上に、ファインダーが見づらく、普段ディスプレイに慣れてしまっている私は、思わず、「え、これ難しい」などと声に出してしまいました。
しかも、さらに問題が。
カップルが上記写真の船の泉の縁に座り、階段を背景に撮影するという形だったのですが、階段上のオベリスクや建物を全て入れて撮影しようとするとカップルの身体が入らず、ぎりぎり顔だけになってしまいました。
オベリスクと建物も入れるべきかどうか聞こうと思いましたが、英語でどう話せば良いかわからず(そもそも英語圏の人かもわからない)、ちょい焦っていたので、尋ねずに、そのまま建物を全部入れる形で撮影しました。
手荷物の持ち方が悪かったのか、撮影時めっちゃ私の手が震えていました。
撮影後、そのカップルは、めっちゃ笑顔で、私にお礼を言い、ニコニコしながら写真が浮かび上がるのを見ていました。なんか、罪悪感が…
上手く撮れていて、顔がぎりぎり入った生首状態の写真、上手く撮れていなかったら、顔が切れた写真、ブレブレの写真です。
撮影直後、すぐ思ったのは、建物を入れなくても良かったなぁと。ただ、建物が重要だった可能性もあります。日本人は、写真撮影センスないと思われてしまったかもしれません。
結局、現像結果は見ていませんが、現像されたと思われる後、そのカップルは、また仲良く笑顔で階段をバックに自撮りしていたので、残念な結果だったかも。
まぁ、写真の構図を教えてくれなかった上に、チェキだったので、私には、非はないですっ!無償撮影ですし!!おすし!!!
共和国広場に戻ってきた後は、夕飯にしようと、添乗員さんから配られた共和国広場周辺マップに載っている飲食店「コット(Cotto Restaurant)」に行きました。
カルボナーラとビールを注文。
オシャレ風なお店で、料理も上記写真のようにオシャレでした。
「これはまた洒落たパスタや!」と思いながら食べ、すごく濃厚な味がしましたが、おいしい!と言うわけではなく、「こういうパスタなんやな、新しいカルボナーラや、というか、ミラノで食べたカルボナーラとは違い、これこそ本場のカルボナーラ?」という感じで、味の評価は、しづらいものでした。
パスタを食べ終わった後に、店員さんに、「美味しいティラミスはいかが?」と薦められましたが、断りました。
同じツアー客だと思われる2人組カップルが別のテーブルにいましたが、その人らの所にはティラミスっぽいのが運ばれて来て、「そんなん頼んでいない」みたいな感じに突き返して、店員さんと面倒そうなやり取りを続けていました。
店員さんが自然な感じで英語でティラミスを薦めて来るので、ちゃんと話を聞かずに適当にOKなどと返事をしてしまったのかなと思います。
他の客で、ツアー客ではない、おそらくローマで働いているであろう、すっごいイケイケ風の仕事バリバリのやり手っぽいオーラを放った仕事帰りっぽい服装の男性とすっごいイケイケ風のギラギラオーラを放った女性のカップルが入ってきて、同じ日本人でもこんなにもオーラが違うのか、ドラマの世界にいそうな人が本当にいるんだなと感動しました。
お店を出て行くときに、一昨日のヴェネツィア、昨日のフィレンツェの夕飯をご一緒した夫婦も同じお店に来ていて、すれ違いました。このご夫婦と私の行動パターンがほぼ同じ…
夕食を済まし、まだ時間が余っていたので、周辺をぶらぶらしていたら見つけた「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」の建物の裏側。
建物の表側には、回っていません。そもそもこっちが表側かと思っていました。
そして、男1人で、ジェラート(アイス)うまうま女子ライフ。
舐めまわした感じの写真にご容赦ください。
この後、集合場所のEATALY前に行き、ツアーバスでホテルに向かいます。
ローマの中心街から離れた場所にある「イビス ローマ フィエラ(Ibis Roma Fiera)」というホテルで2日間泊まりました。
イビスは、ヨーロッパを中心として世界各地にあるホテルチェーンで、エコノミーホテルらしいです(今、調べて知りました)。
日本にもあります。
泊まった部屋です。
ベッドが大きいです。2人部屋でしょうか。
バスルームと面白いパッケージの万能シャンプー的なモノ(Face, Body, Hairと書かれています)。
全体的に綺麗な感じの部屋でした。
ただ、冷蔵庫は、探しても見当たりませんでした。飲料水を持ち込んでいた私にとって、これは残念でした。
Wi-Fiは、快適に繋がって、非常に素晴らしかったです。エコノミーホテルといえども、世界展開するだけもあり、Wi-Fi環境は、イタリア標準ではなく、世界の標準に合わせてしっかり整えているのでしょう。
冷房も前日のフィレンツェのホテルのようにガンガンに効いていなく、というか、ついていなく寒くなくて良かった!と思っていたのですが…
徐々に暑くなってきて、冷房をつけようと冷房スイッチっぽいつまみを回すも冷房がつかず。
我慢できるかなと思いましたが、汗が出てきて耐えられなくなったので、窓を開けることにしました。
翌々日のホテルを出るときに、他のツアー客に冷房のついて聞いたら、同じくつかなくて困ったけど、ホテルの内線経由で添乗員さんに聞いたら、つまみを逆に回してと言われ、逆に回したら冷房がついたそうです。
私もつまみをグルグル回した気がしましたが、逆まで回し切っていなかったのか。そもそも何人もの人が回す方向を間違えるスイッチって、デザイン(UI)として欠陥のような。
利便性無視、デザイン重視のお客さんの立場を考えないイタリア精神は、ここでも本領発揮です。
窓全開!
ちょー涼しい!これ、全然冷房いらないじゃん!!いい感じの涼しさで良かった!!!
と喜んでいましたが、これが悲劇の始まりでした。
やつらがやってきたのです。
シャワーを浴び、部屋で真っ裸になってスマホでネットサーフィンをしていたら、小さい黒い生物が私の周囲を飛んで、時折、私の身体に止まりました。
あぁ、窓を開けたから入ってきたのかなと思い、適当に追い払いつつ、そこまで気にせず、ベッドで眠りました。
油断していました。
ベッドに入り、ちょっと経ったら、「ぷ~ん」という音が聞こえてきました。
そう、蚊です。
部屋が広いため、やつらを簡単に発見することができず、布団をパタパタして追い払ったり、バスルームの電気をつけて、そっち側にやつらを呼び寄せようとしたりしましたが、ずっと、耳元で「ぷ~ん」。
うるさくて眠れなく、刺されたくもないので、布団を全身にかぶり、隙間をなくしました。
しかし、暑過ぎて汗だくに。
やつらと朝までずっと格闘し、結局、全然眠れず。
しかも、汗だくになりながら布団をかぶったりして、がんばったにも関わらず、2泊合計で全身に24箇所(34箇所だったかも)も刺されました。
お尻にも刺されました。蚊の変態!
ローマの蚊は、凶悪だった。
森にいるときレベルの刺されっぷりです。
このネタ話をツアー客に話したら、窓を開けなくても最初から蚊が部屋にいたと言っていた客がいました。
ちなみに、私は、2泊目の時、窓を開けなかったのですが、案の定、前日からいた蚊なのか、「ぷ~ん」と飛んでいました。
ベッドメイキングのときに、ホテルの人が蚊を退治していてくれると期待しましたが、その期待は期待のままで終わりました。
つまり、私の部屋には、最初から蚊がいた可能性があります。
いなかったとしても私が蚊を部屋に侵入させてしまったせいで、私がホテルをチェックアウトした後も、その蚊は退治されず、次に私と同じ部屋に泊まったお客さんが蚊に苦しめられていた可能性があります。もしそうだったら、ご愁傷さまです。
ホテルの人に言えば、虫除けスプレーや蚊取り線香的なものを貸してくれたかもしれません。ただ、借りるのも面倒だと思い、聞きませんでした。
Wi-Fiも安定して繋がり、良さげなホテルだと思ったら蚊で残念なことに。
イタリアのホテルは、試練が多いということを学びました。
● イタリア旅行の続き ⇒ 「男一人でローマ(イタリア)に海外旅行してきた ‐ 中編」
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