一生一緒にラクオリア創薬のIRセミナーに行ってきた ‐ 2017年7月1日

2017年7月1日に「ラジオNIKKEI & プロネクサス共催 企業IR & 個人投資家応援イベント in 東京」に行って来ました。

行った理由は、本イベントの中に、保有株であるラクオリア創薬の谷社長のIRセミナーがあったからです。

ちなみに、本イベントの参加は抽選だったのですが、応募したら当たりました。

ラクオリア以外には、「ランドコンピュータ」「ラ・アトレ」のIRセミナー、櫻井英明氏の講演、小野田慎氏の「eワラント」の講演、杉村富生氏の講演がありました。

 

抽選の定員参加者数は300名でしたが、イベント後半までには、会場はほぼ満員辺りまで席が埋まっていました。

参加者は、50歳過ぎと思われるご年配の方ばかりで、20~30代の人はパッと見10人もいないぐらいでした。

ますます私は、若い女性と縁のない世界へ行ってしまっています。

投資は、年配ばかりのイメージがありましたが、やはりその通りなんですね。

最後の杉村富生氏の講演のちょっと前に、私の隣の席におっさんが来ましたが、競馬新聞を読んでいました。

この場に来ても競馬をやっているとはさすがです。

 

会場入った所に、ラクオリアとランドコンピュータの企業ブースがあり、社員が2名おり、休憩時間に社員の方と話すことができます。

ラクオリアのブースの机の上には、動物薬の「Galliprant」「Entyce」の商品の箱が置いてありました(写真撮影は禁止でした)。

商品化したぞ!感があって良いですね。

 

ラクオリアのセミナーでは、新しい情報は聞けないんだろうなと思って、谷社長の顔を拝む程度の気持ちで行きました。

ラクオリアのセミナーが始まり、谷社長の生の顔を拝めると思ったら、見えず。

私が後ろの方の席だったので、谷社長が座っていて隠れて見えなかったのか、私が見る方向を間違えていたのか、それとも実は谷社長は透明人間だったのか。

仕方ないので、谷社長の声だけ楽しむことにしました。

私は、MacBook Proを広げてメモを書いていきました。

スタバならぬ、企業のIRセミナーでMacBookを開くなんて超意識高い系です。

周囲がご年配の方々ではなく、キャピキャピの女の子ばかりだったら、「IRセミナーでMacをカタカタしているなんて、キャー!ステキー!!」とジョルジュ・ロシュグロス作「花の騎士」のように私はモテモテだったでしょう。

 

 

駄文はさておき、ラクオリアのセミナーの内容を書いていきます。

ある程度、社長の発言を私独自の言葉に直して書きますが、できるだけ語弊がないようには書いているつもりです。

社長の発言をそのまま書いている部分と私の修正が入っている部分が混じっており読みづらいですが、ご了承ください。

基本的に、ラクオリアの公式情報を見てもなかなかわからない情報を抜粋して書いています。

ただ、聞き取りに間違いがある可能性もあり、文章を読む人によって異なったコンテキストを読み取る可能性もあり、谷社長の発言も会社から正式に出たものではなく、ノリで言っている部分もある可能性があるので、これから書く内容を投資判断に利用しないでください

こんなこともあるのかな、あんなこともあるのかな、へぇ~というぐらいで読んでください。

 

括弧内が社長の発言内容です。

 

「日本の企業もアメリカほどではないが、大学に展開しているが、我々のように全ての研究部門が大学(名古屋大学)の中にあるというのは、日本の中でも特異的な形態。」

 

ネット上の書き込みを見ていても、名古屋大学と密に研究していることの価値を書いている人があまりいませんが、私はこれは非常に価値があると思っていました。この発言を聞いて、社長にとっても自慢ポイントなのかなと思いました。

国が産学連携でビジネスをやろうと言いまくっている状況で(創薬関係なく全般で)、大学の中にまで入り込んでしまっているので、これはもう国策企業なのでは(今後、国策企業になるのでは)と私は思っています。

 

「ようやくです。我々、1つの段階、節目を超え、成長期に入ってきたと考えております。」

「我々ようやくですね、恒久、恒常的な形を出して(?聞き取れなかった)、色々ご心配をかけていた状況からですね、ようやく、テイクオフ、離陸の第一歩がだいたい今年あたり、今年特にそのペット用の薬を2つアメリカでライセンス先が発売、もしくは、発売予定。」

「こういうところから次のステップ、ようやくここ(資料)に飛躍と書いてございますけれど、次のステップへ移る、ちょうどその途上にあるのが現在の状況かと思います。」

 

「心配をかけていた状況からようやく離陸」という言葉を聞くと、ついに来るのではと思ってしまいます。

ただ、資料中の「飛躍」という文字の上の方にも「2017年2つの新薬を発売予定」と書かれていたので、あくまで、GalliprantとEntyceの動物薬を2つ発売して、毎年ロイヤリティがもらえるようになり、2年後には黒字になるよと言ったに過ぎないかもしれません。

ただ、それだけで、わざわざ強調するかのように離陸などと言わないと思うので、他も色々順調ですよという自信の表れかと思います。

 

「名古屋大学の医学部には歴史はあるが、なかなか創薬を狙いとして踏み込んで行けなかった。そこに我々が入り込み、名古屋大学からできる中部発という言い方をするんですが、我々をコアとして、名古屋大学と連携して新しい薬を作っていく。」

「我々が既に持っていた化合物、それに名古屋大学の先生方、創薬のテクニックを組み合わせて中部発を作ろうとしている。」

「名古屋大学の方から色々ご支援を頂いている。建物を使わせてもらっている、あるいは、色んな実験用動物を使わせてもらっている。」

「東海地方は、元々あまり医薬品産業が栄えていないかったけど、我々が新しい薬を作って行こうと展開してる。」

「ラクオリアと名古屋大学で薬の種を作っていく。他の製薬メーカーにライセンスできるようなデータを揃える。」

「文科省の号令もあって、日本の大学は色々産学連携をしているが、なかなか大学のデータだけでは、製薬メーカーとしては取り上げることができない。」

「私(谷社長)は、40何年製薬業界にいて、その間に色々アカデミアの方からアプローチを頂いているが、それを取り上げて社内の合意を得るのは無理。」

「我々創薬のプロを絡める、ジョイントすることで名古屋大学、名古屋大学に限らないですけど、中部地区のアカデミアが持っている種を他の製薬メーカーの所に売り込んでいく。」

「媒介、触媒として、この位置にいる。名古屋大学からも高い期待を頂いている。」

 

先日ふとラクオリアは、どのように動物実験をしているんだろう、そんな環境があるのかなと思っていたら、名古屋大学の力も借りていたんですね。

この疑問が解消されただけでも今回のセミナーに行った価値がありました。

中部発をやたら押していたので、将来、本当にラクオリアが中部から画期的な薬を作り出して行って、中部のラクオリアとして有名になったら胸熱です。ゆくゆくは、世界のトヨタならぬ、世界のラクオリア創薬に。

私は愛知県育ちということもあり、愛知県企業のラクオリアに変に思い入れがありますので、こういう話を聞くとワクワクします。

 

また気になったのは、「名古屋大学に限らないですけど、中部地区のアカデミアが持っている種を~」という発言。

他の大学とも共同研究が来る!?と思ってよくよく思い出したら、岐阜薬科大学と既に共同研究していました。このことなどを指していたのでしょう。

そういえば、岐阜県も中部地方だったなと(岐阜県民に失礼な発言ですみません)。

セミナー中は、私はなぜか「中部=愛知県」としか考えていなくて、名古屋大学以外で有名な医学部がある愛知県の大学といえば、名古屋市立大学かと連想してしまっていました。

 

薬の開発についても大学の研究データだけでは難しく、製薬メーカーに見向きもされないと初めて知って、驚きました。

大学は、基本的に論文さえ書ければ良いので(「論文さえ」というと語弊がありますが)、製品化するステップのデータとアカデミックの研究で取得するデータの幅が違うのでしょうね。

 

「大学の先生方は、がん、希少疾患を中心に研究している。例えば、アスベストが関与している中皮腫の治療薬(既にプレスリリースされている共同研究中のもの)。」

「先生方は、薬を見つけるためのシステムを自分で開発されている。我々が持っている創薬のプロのスキル、ノウハウを先生が開発したスクリーニングシステムとドッキングさせることによって薬を作る。」

 

大学でもスクリーニングのシステムを作っているんですね。

そもそもスクリーニングシステムがどのように開発されるのか、個人的に気になります。

 

「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が世界的に非常に注目されている。肝炎から肝臓がんに移行するのが非常に問題。アルコールをあまり摂取しなくても肝炎にかかる人がいるが、それに対する治療薬を作ろうとしている。」

「先生のご希望、テーマの問題もあるので詳しい内容は申し上げられないが、先生がNASHに役立つようなシステムを発見したので、そのシステムを使って我々の化合物のストックから治療に役立つ種がないかを今探している。」

 

このNASHの共同研究についても既にプレスリリース済みです。順調に大学との研究が進んでいるのが今回の発言でわかりました。

先生が発見したシステムは、学術的に論文になるような立ち位置のものなのかどうか。

スクリーニングシステムだけで論文を書くことがどのぐらいあるのだろうか。

これだけでも論文を書けるのであれば、今後、論文発表をする可能性があり、それに伴い多少は、思惑で株価がポジティブに動く可能性があるので気になります。

また、システムを「発見する」という言い方が一般的でないので引っ掛かりましたが、あえて「新技術の開発」ではなく「発見」と言ったのかどうか個人的に気になります。この分野では、このような言い方をするのかどうかと。

 

「名古屋大学と研究することで、色んな病気、特に、がん、希少疾患と幅が広がっている。」

「ファイザーがアメリカ流に発達させた非常に効率的なシステムで非常に多くの化合物を短期間で合成するのが我々の特徴の1つ。」

「週150化合物を供給しているが、普通の日本の製薬メーカーは10~20個ぐらい。普通の製薬メーカーの10倍ぐらいの効率で化合物を作っている。」

「アメリカ流は省略させたシステムだが、日本は丁寧にやっている。アメリカ流は大量に作って、大量にスクリーニングしていく。」

 

化合物の合成手法に、日本流や米国流があるのを初めて知りました。

結果的にどちらの方が効率的なのか不明ですが、最近は、AI創薬が世間で話題になっているので、米国流の方が今後のトレンドっぽく感じます。

AIで創薬ってどうやってやるんだ?と以前から思っていましたが、今回の化合物合成システムとスクリーニングシステムの自動化の話を聞いていたら、(精度はさて置き)まぁできそうだなと感じました。

 

「イオンチャネルは20~30種類あり、それぞれがそれぞれの働きをしている。」

「中身は言えない、言うと怒られるが、EAファーマ、XuanZhu Pharma、旭化成ファーマがやっているイオンチャネルはそれぞれ違い、それぞれのイオンチャネルに効く化合物を探している。」

「それぞれがどういう適応症なのかも詳しくは話せないが、例えば、糖尿病に伴う痛み、ガン末期の痛み、ヘルペス感染によって引き起こされる痛み。治療薬がなくて困っている痛みの治療剤を探すことも1つの研究テーマになっている。」

 

ネット上で、ラクオリアが研究している薬は、既存薬のちょっと発展形の薬で革新性がないと批判されることがありますが、治療薬がない薬を研究しているので、世界初で十分革新的です。

これで革新的でなかったら、それこそハゲの人の頭皮を救ってあげる薬以外はどれも革新的でないです。

日に日に私の頭がハゲていっているので、マジでどこかの企業、どこかの大学、どこかの個人さん、髪の毛ふえ~る薬を開発してください。お願いします。

 

テゴプラザン(tegoprazan)について。

「韓国の方で臨床試験が順調に進行し、ほぼフェーズ3が終わる段階に来ている。」

「米国、日本の方では、鋭意ライセンス先を探している、というか交渉中。」

 

CJ-12420(テゴプラザン)については、韓国のネット上の記事では、1つの適応症ではフェーズ3完了と出ていますが、今回の谷社長の発言は、複数行われているフェーズ3の治験の一部について述べているのか、全てについて述べているのかどちらでしょうね。

まぁ、順調に進んでいることは確かなようです。

また、日米の導出については、「ライセンス先を探している」というのを言い直して「交渉中」と発言したので、今まで以上に導出に関しても期待が持てます。

 

5-HT4部分作動薬について。

「米国で臨床試験を進めている。医師主導治験は、順調に進んでいる。第一回ぐらいの結果が出てくるのではと聞いている。」

 

この結果は、公表されるのでしょうかね?

これに関しては、いつ終わるんだろうとあまり気にせずスルーしていたので、もし近々IRとして結果が公表されることがあるのならば、うれしいです。

 

5-HT2B拮抗薬について。

「イギリスでフェーズ1、ほぼ今年中。」

「フェーズ1は、健常者だけでやるのが通常だが、患者さんも一部組み込んでいる。下痢型の消化器疾患持ちの方を十数例組み込んでいる。この組み込みがほぼ終了した段階。」

「今年の終わりから来年の始めぐらいにかけて何らかの結果が狙えるのではと期待している。」

「このエビデンスを取ることで、ライセンスへのドライブをかける。」

 

この治験についても私はスルーしていたのですが、来年の材料もこれで期待できます。

ちなみに、資料の開発状況の項目には、「2015年6月~2017年予定」、また、「ライセンス活動展開中」と書いていました。

緊張するとうんこブリブリマンになる私にとっては、早くこの薬が世に出ることを期待しています。

 

TRPM8遮断薬について。

「がんの化学療法剤の副作用で、非常に冷感が亢進する。非常に冷たく、痛く感じる。ドアのノブが冷たく、痛く感じ、つかめない。この副作用を軽減できる。」

 

今まで何で温度に関するTRPM8で痛みがなくなるんだろうと思っていましたら、冷たく感じ過ぎて痛く感じるということだったんですね。

 

Galliprantについて。

「まだ詳しい情報は今色々チェックしているが、1月に販売を開始して、順調に立ち上がっていると聞いている。」

 

Entyceについて。

「今年後半に発売開始予定。」

 

この後、ロイヤリティ全般的な説明があり、「一般的に製薬業界では、ロイヤリティ5%~10%ぐらい」というようなことを述べていました。

動物薬の話から流れるようにロイヤリティの話になったので、動物薬のロイヤリティが5%~10%だと思ってしまいましたが、たぶん一般的な話っぽいです。

ただ、ここで数値を出して述べたので、動物薬のロイヤリティも5%~10%のどこかでしょう。

 

「特許に力を入れて、年間1億円ぐらい予算を掛けている。」

 

まあまあ特許にお金が掛かっているんですね。

将来、この特許に掛けた予算の何十倍、何百倍、何千倍もお金を特許が生み出すことに期待です。

 

テムリックについて。

「ビタミンAの誘導体をやっている会社。」

「古い薬だけど、新しい機能を持っているということが最近分かって、米国で白血病を中心に臨床試験が進んでいる。」

「色んな分野に展開していく突破口としてテムリックを買収した。」

 

他バイオベンチャーと比較し、しょぼいと批判されない薬がテムリックからも出てくることを期待しています。

 

「株価が底這いという形である意味、ご心配をおかけしたが、ようやくテイクオフ、離陸の段階に至ってきた。」

「株価が低迷していて株主の皆様に非常にご心配をおかけしていたが、ここへ来て、ようやく我々の将来の業績をご評価して頂いて株価も好調に推移している。」

 

本日3度目の「ご心配」発言です。「ようやく」という言葉も何度出てきたことやら。

今も私に少し残っている「ご心配」を早く払拭して欲しいですw

結果を出さないと、最終的には、元の底這い株価に戻るのでw

それとも、もう底這い株価に戻ることはないという自信の表れかもしれません。

ここまで言われると、さらに株を買い増ししたくなってしまいます。ただ、資金がないw

そもそも現状が「離陸の段階」なら、まだちゃんと飛び立ってすらないと。

これからどんどん上昇して行くことに期待です。

 

質問タイムがありました。

司会者が「挙手をお願いします」と言う前に、手を挙げた人がいて「すげぇー」と思っていたら、ネット上の名前で「かきゆう」さんという方でした。

かきゆうさんも今回のセミナーの話をブログに書いています(そのブログに、質問したと書いていて、この方が質問者だったんだと知りました)。

 

かきゆうさんの質問。

「P-CABは、日米で導出活動していると言っていたが、EUはないのか?」

「日本でブリッジングするのであれば、CJヘルスケアさんに導出するのが一番手っ取り早いと思うが導出活動しているというのは、CJヘルスケアさん以外も含めてという理解で良いか?」

 

社長の返答。

「答えづらい微妙な質問。EUも入れている。」

「ブリッジングは日本での症例数を少なくできるので、十分活用していきたい。」

「CJさんがここまでデータを作って来られたので。先週もCJさんのトップが来られまして、今後、導出活動について、色々協力しましょうねということをゴルフをやりながら一緒に話し合っていた。」

「CJさんと一心同体になりながら導出活動を展開する。」

「タケキャブさんの動向は、かなり順調に上がってきている。韓国のデータも順調に上がってきている。興味は頂いているけど、いざとなるとふんぎりがつかない会社さんばかりだったけど、ここへ来て、CJさんと協力することによって展開していきたい。」

 

これらの発言から様々な予想ができますが、少なくとも韓国の治験データを有効活用するというのは確かっぽいです。

まさか、CJヘルスケアのトップと先週ゴルフをしているとは(谷社長は「CJさん」と述べていましたが、話の流れ的に「CJヘルスケア」のことだと考えられます)。

CJヘルスケアと導出契約関係で変にこじれていなく、仲が良さそうで良かったです。

「いざとなるとふんぎりがつかない会社さんばかりだったけど」という発言を聞いて、

「先日、ゼリア新薬さんがプロトンポンプ阻害剤の開発の中止を発表したが、この中止は、韓国のテゴプラザンの治験の進捗が影響していたりするのか?どんな理由で中止をしたのか推測していたらお答え頂けるか?」

と事前に用意していたいやらしい質問をして、谷社長がどんな反応をするのかすごく見てみたくなりました。

ただ、その質問よりも武田薬品との契約の進捗の方が気になったので、そちらの質問を次に私がしました。

 

私の質問。

「昨年、武田薬品さんと新規化合物の薬効評価に関する契約をしていたが、この薬効評価はまだ続いているのか?もし続いているのなら、いつ頃、公にできる進展を見込めるか?」

 

社長の返答。

「なかなか難しい、微妙な質問。秘密を厳守しないといけないので勝手に話せない。答えづらい。」

「どういう風な適応症に持って行くかディスカッションさせてもらっている。」

「次のステップとなると、武田さん自身の納得される結果がいつ頃どういう風に出てくるのかがポイント。」

「適応症を言うと武田さんから大目玉をくらう。」

「評価は続いているので、ご安心ください。」

 

契約がまだあるのかだけ聞ければ良いと思っており、いつ頃、公にできる進展があるかどうかは、谷社長が答えられないと思った上で、あえて谷社長のポロリを期待し、また、リアクションを確認するために聞きました。

さすがに、いつ頃かは教えて頂けませんでしたが(というか言ってしまったらアウト)、適応症のディスカッションをしているというのは新情報でした。

複数の適応症が考えられるものというのも新しい知見です。

乳首ポロリまでのサービスはありませんでしたが、胸の谷間は見させて頂けた感じです。

武田薬品は今、色々と再編していたりして大変そうなので、気まぐれ的な感じでこの契約話は進むかなぁ~とあまり期待せず、忘れた頃に来る斜め上からのサプライズってな感じで放置しておきます。

 

質問タイムは以上でした。

いくつもの新しい知見を得られたので、今回の谷社長の講演は、とても有意義でした。

 

 

休憩中にラクオリアの企業ブースで聞いた話を書きます。

社長相手でないので、いやらしい質問はしていません。なので、特に新情報はありません。

「Entyceの発売については、今の所、悪い知らせは聞いていない。」

「特許は、特許切れの期間と発売時期の2つのタイミングの関係を考慮せず、発明したらすぐに出す方針。特許は他と被ることが多いため、あえて特許を出さず、秘密にするということは製薬業界ではしない。」

「特許は、ある程度開発の見込みがあるものを出す。」

「Entyceは液剤だから製造が難しい(Galliprantはタブレット)。固形物の方が安定している。それもあり、Entyceは、製造場所の移転で当局のチェックが入り、発売時期が(今年2月から)延期した。」

「GalliprantのEUの承認時期の詳細はわからない。EUは承認が厳しいが、今の所問題は出ていない。」

「Galliprantが米国、欧州で成功したら、Aratanaは、日本でも発売を展開して来ると思う。」

 

私は、普段仕事で特許を出しているということもあり、特許戦略として、特許の出すタイミングが気になっていましたので、製薬業界の特許戦略について話が聞けて良かったです。

固形の薬より液剤の方が作るのが難しいというのも初めて知りました。固形にする手間がない分、液剤の方が製造が楽だと思っていました。

 

 

私の席からトイレに行くときにラクオリアの企業ブースの前を通る必要があったのですが、興味がないeワラントの講演中にトイレに行くとき、ラクオリアの企業ブースの前を通ったら、ラクオリアの従業員の方がわざわざお辞儀をしてくれました。

ネット上でIR担当への批判ばかりを見ていたので、そのギャップで、めっちゃしっかりしている素晴らしい従業員じゃんと感動してしまいました。

だからといって、IR戦略が上手いかどうかはまた別問題でありますがw

 

他社含めIRセミナーや株主総会に今まで行ったことがなかったので(平日開催で行けなかったり、開催場所が東京付近でなかったりして)、株主として今回のような場に行けて、とても新鮮でした。

また、今回は株とは関係なく、色々な新しい知見が得られたので、とてもためになりました。

今後のラクオリアの飛躍、私の資産の飛躍に期待です。

コメント

  1. ハル より:

    大変為になる
    ブログをありがとうございます

    エッグサイトウさんの
    投資家としてのご活躍
    ブログ読者として応援しています。

    • >> ハルさん
      記事を読んで頂きありがとうございます。
      投資をして色々調べていると新しい知見が得られるので、趣味としても楽しかったりします。
      投資を楽しみつつ、億万長者を目指します!

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