男一人での東北旅行(岩手・宮城旅行)、今回は岩手県の「平泉」にある「中尊寺」観光についてです。
前回の旅行記 ⇒ 男一人で小岩井農場でひまわり畑デビューしてきた ‐ 岩手旅行 Part3
小岩井農場観光後、盛岡駅から平泉へ電車で向かいました。
「平泉」は、平安時代末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡群が多く残り、2019年9月現在、そのうち5件がユネスコの世界遺産リストに登録されています。
その世界遺産の中でも、一番有名なのが「中尊寺」であり、さらにその境内にある「金色堂」が有名です。
金色堂は、堂全体を金箔で覆い、「皆金色」の極楽浄土を現世に表しています。
金色ピッカピカの堂です。
先に述べておきますと、金色堂の写真撮影はNGだったため、本記事に金色堂の写真はありません。
金色堂の姿が気になる方は、ネット等で調べてください。
平泉には、14時30分頃の到着だったため、時間的に金色堂さえ見られたら良いや、時間が余れば「毛越寺」も観たいなという計画で平泉観光に向かいました。
「平泉駅」に到着。
左にある、丸と平泉と書かれた板がちょっとオシャレです。
駅は小さい田舎の駅という感じで、駅に小さいコンビニが隣接していました。
駅に設置されている郵便ポストの上には、国宝「金銅華鬘」がありました。
国宝がこんな場所にひょいっと置かれていて良いのだろうか。
駅前の様子です。
もっと古風な街並みだと予想していましたが、キレイめの道路とシンプルな街並みで、古い寺院が集まっているような雰囲気はありませんでした。
平泉駅から中尊寺の参道(月見坂)入り口までは約1.5kmです。
この距離は、私の普段の徒歩圏内だったため、駅前に自転車のレンタル(レンタサイクル)があるという情報を事前に知っていましたが、中尊寺まで徒歩で行く予定でした。
また、有名な神社などの周りには、お土産屋や食べ歩きできるものを売っているお店が多く並んでいることがあるので、そのようなお店があると予想して、お店を見ながら中尊寺まで歩いて行こうと考えていました。
しかし、上記の駅前の写真の所を進んで曲がってみると、それらしきお店が見当たらなく、道路が一直線に伸びているだけでした。
その光景を見た瞬間、「あぁ、Twitterでフォロワーさんがレンタサイクルをオススメしていた理由はこれだったのか…」と悟りました。
しかも、今日はとても暑い。
この暑さで何もない道を歩いていられない。
毛越寺にも行くことを考えたら、途中走らないと間に合わないくらいだと思っていましたが、この暑さで走ったら倒れる。
と考えて、駅の方に引き返し、自転車を借りることにしました。
レンタサイクル屋は複数ありますが、この暑さやお店比較している時間がもったいないと思い、駅に引き返している途中にあった「ゴールドレンタ平泉」で自転車を借りることにしました。
「セルフサービス」と書いている理由は、写真に写っている自動販売機で自転車の鍵を購入し、自転車を返すときは、ここに自転車を置いて、鍵をケースに入れて返却口に入れるからです。
自転車を借りて、いざ、平泉観光へGOー!
久しぶりに自転車に乗りました。
歩いていたらとても暑かったのに、自転車に乗って進むと風が当たり、とても涼しい。
進むスピードも徒歩と比べて段違いに速い。
自転車サイコー!
自転車を発明した人、天才!!
自転車ありがとう!!!
と自転車に感動しました。
できれば、女の子と一緒に自転車に乗って、さわやか青春雰囲気を味わいたかったですが、自転車の快適さを味わえただけで十分です。
もはや自転車は、平泉のためにあるような存在です。
私にとっては、国宝「自転車」です。
自転車で中尊寺に向かっていたら、大きな池があり、説明看板があったので、とりあえず写真撮影だけしました。
写真の場所は、「無量光院跡」です。
無量光院は、京都の平等院の鳳凰堂を模して造られましたが、現在は、建物は焼失し、礎石が残っているだけです。
ただし、なんとこれも世界遺産です。
そのことを何も知らずに通り掛かり、「大きな池やなぁ~」と何も知らずにとりあえず写真撮影していました。
世界遺産だったとは…
そして、すいすいと中尊寺の月見坂に着き、駐輪場に自転車を止めました。
駐輪場の前には、「武蔵坊弁慶大墓碑」があります。
かの有名な「弁慶(べんけい)」のお墓です。
中尊寺の「月見坂」の入り口です。
中尊寺の境内には、多くのお堂があり、この月見坂を進んで行くと、道の左右にいくつものお堂が出てきます。
月見坂の両脇には、大きな木が並んでいます。
「八幡堂」です。
「弁慶堂」です。
弁慶堂の中には、弁慶や源義経の像があります。
天井には、絵が描かれています。
「東物見台」辺りからの景色です。
「地蔵堂」です。
「薬師堂」です。
「観音堂」です。
「本堂」です。
本堂の中には、御本尊「釈迦如来」が安置されています。
「不動堂」です。
「峯薬師堂」です。
峯薬師堂の手前には、「カエル」の石像があります。
「大日堂」です。
「鐘楼・梵鐘」です。
「阿弥陀堂」です。
そして、「金色堂」が収められている「覆堂」です。
中尊寺のパンフレット等のマップにこの場所が金色堂と書かれていたため、この建物自体が金色堂だと勘違いしていました。
この建物は、金色堂を保護するための堂であり、この覆堂の中に金色堂があります。
また、金色堂はさらにガラスケース内に収められています。
金色堂は、サイズが小さいです。
扉の高さも小さく、金色堂の中に大人が歩いて入ろうとすると頭が天井にぶつかると思います。
ガラスケース内にも入っていたため、人が入れるお堂ではなく、人が入れるお堂のミニチュア作品なのかと思っていましたが、れっきとしたお堂です。
金色堂の中に実際に人が入ることがあるのだろうかと思い、ネットで画像を検索しましたが、金色堂の扉の外の廊下には、お坊さんが座っている写真はありましたが、堂内に入っている場面の写真は見つけられませんでした。
とりあえず、金ぴかに輝いているので、金運がアップしそうな気持ちになります。
金色堂を見るのは有料なのですが、そのチケットを購入すると多くの国宝・重要文化財を収蔵している「讃衡蔵」という建物にも入れることができます。
そちらの建物も金色堂同様に写真撮影NGだったため、写真はありませんが、貴重な展示物が色々あるので必見です。
「経蔵」です。
経蔵の中には、獅子と思わしき動物の背中に乗っているお方の像がありました。
おそらく、「騎師文殊菩薩」です。
「関山天満宮」です。
趣がある風景だったので、写真撮影。
「松尾芭蕉」の銅像です。
「大長寿院」です。
白山神社の「能楽殿(能舞台)」です。
「白山神社」です。
「茅の輪(祓いの輪)」と呼ばれる輪があります。
この輪をくぐることを「茅の輪くぐり」と呼んでおり、以下のような説明が書かれていました。
茅の輪くぐりは古来より日本に伝わる罪・けがれを祓って清浄な心に生まれ変わろうとする禊祓神事に端を発しています。
参道(産道)を通り茅の輪をくぐる事は、生まれたばかりの純粋無垢で罪・けがれの無い赤ん坊の様に清浄な心に生まれ変わろうという事を意図しています。
つまり、「ビッチ」だったとしても、茅の輪をくぐることで、「清純派」になることができるということでしょうか。
と書いていて説明を改めて読んだら、「心」の変化は書かれていますが、「体」の変化については書かれていませんでした。
まぁ、清純派は、心が清純派だったら清純派なので、問題ありません!
また説明を細かく読みますと、「生まれ変わ“れる”」とは書いていなく、「生まれ変わ“ろう”」と書いています。
あえてこのように書いているのでしょうか。
結局、生まれ変われるかどうかは、自分自身次第ですよということですね。
白山神社にある「十二支一代守護神社」です。
「弁財天堂」です。
他に、中尊寺のマップに「かんざん亭」という場所も書かれていたため、見に行ったら、お食事処が入っている建物でした。
14時50分頃に中尊寺観光を始め、15時45分頃に観光を終えたため、観光時間は約1時間でした。
早歩きで見回ったので、一般的なペースで見たら、もっと時間が掛かると思います。
暑さで汗だーだーで、Tシャツがびしょ濡れでしたが、自転車で走っていたら風で乾くっしょという気持ちで、拝観時間が17時まで(時期によって変わります)だった毛越寺に自転車で急いで向かいました。
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