男一人で小江戸「川越」を散歩してきた

国内旅行・観光

東京の観光スポットは、結構行き尽くして、行く所がないなぁと思いつつ、東京から範囲を広げ、「関東 観光」などのワードでググっていたら、川越小江戸として観光スポットになっていると知り、早速、男一人で川越に散歩しに行きました。

埼玉県は、「ダ埼玉」と言われているので、そんな観光スポットなんてないと思っていたら、有名なのがあるんですね。

しかも、川越は、東京からも近いので気軽に行けてしまいます。

なぜ、私は、今まで気づかなかったのだろう…

 

「小江戸」は、「江戸のように栄えた町」「江戸時代を感じさせる町」という意味です。

その小江戸の川越は、蔵造りの町並みとして有名です。

 

JR「川越駅」に到着し、地理的に、駅から近い、観光スポット地域の下(南)の方から回ろうと思い、まずは、「中院(なかいん)」という寺院に向かいました。

川越には、神社や寺がたくさんあります。

中院に向かおうと駅周辺で立ち止まってマップを見ていたら、おっちゃんに「この辺で、キーホルダー売っている所ないですか?」と尋ねられました。

もちろん来たばかりなので、わかりませんとなりましたが、それにしても「キーホルダー」をいったい何目的で欲していたのか。キーホルダーならキャラものでも何でも良かったのか気になりました。

 

中院の「鐘楼」です。

この奥には、釈迦堂があります。

左には、薬師堂がありますが、供養用のため、観光目的お断りと書いていたので、入っていません。

右には、本堂があります。

 

奥に見えるのが「本堂」です。

人は、観光客の老夫婦1組と寺院関係者っぽい人2人しか見かけませんでした。

中院は、春にはしだれ桜、秋には紅葉が綺麗であり、また、詩人・小説家「島崎藤村」のゆかりの地でもあります。

 

次は、「仙波東照宮」です。

日光、久能山と並ぶ日本三大東照宮の1つです。

「東照宮」は、東照大権現の神号を得た徳川家康を祀る神社のことなんですね。この年齢になって、初めて知りました。

日光東照宮の名は、よく聞きますが、今まで、東照宮の意味を調べようと思ったことがありませんでした。

仙波東照宮は、日光東照宮とは違い、すごく小さいです。

 

「石燈籠」の位置を示した図がありました。

 

先ほどの図を発見するまで、石燈籠は、適当に並べているだけだと思っていましたが、ちゃんと場所が決まっていたんですね。

 

仙波東照宮に隣接している「川越大師 喜多院」です。

建物のほとんどが重要文化財に指定されています。

 

「慈恵堂」です。

カラフルな幕がそれっぽくて良いです。

 

慈恵堂には、「お賓頭盧尊者(びんずるそんじゃ)」、通称「おびんずる様」がいました。

私は、今まで「おびんずる様」の存在を知りませんでしたが(見たことあってもスルーしていたかも)、結構、色んな所にあり、有名なんですね。

自分の体の痛い所や悪い所を撫でると、そこの部位が良くなるそうです。

とげぬき地蔵洗い観音と同じですね。

撫でませんでしたが、もしかしたら、股間にパワーが足りていないせいで女性からモテないかもしれないので、股間を撫で回せば良かったです。女の子に、股間を撫で回されたい。

よくよく考えたら、私を撫で回したらご利益があるという噂を広め、街中に立っていれば…、もちろんお触りOKなのは、女性だけです。

 

「鐘楼門」

 

「多宝塔」

私が写真撮影していたら、「写真撮影している人がいるから有名なモノよ!」と言って、母が子を多宝塔の前に立たせて、写真撮影をしていました。

そんな理由で撮るとは…と思いましたが、そう言えば、以前、人が集まっていたので、観光で有名なモノだろうと思って写真撮影したら、観光スポットとは関係なかったことがあったので、私も人のことを言えません。

 

「慈眼堂」

黒色(こげ茶色)に薄茶色、紅色の配色が良い味を出しています。

 

「客殿、書院などの建物」と「五百羅漢(らかん)」を有料で拝観できます。

 

客殿の建物の中から見える「紅葉山庭園」です。

建物の中は、写真撮影禁止になっています。庭園は、写真撮影OKです(寺院関係者に聞いたら、すごい丁寧な優しい口調で「大丈夫ですよ」と言われました)。

 

客殿は、「徳川家光公 誕生の間」と呼ばれていて、家光がこの間で生まれたそうです。

そう聞くと、すごい神秘的なものを感じます。建物自体は、江戸城から移築されているので、川越で家光が生まれたというわけではありません。

この誕生の間の天井には、格子状にたくさんの絵が描かれています。

また、将軍使用のトイレとお風呂の部屋もありました。ただ、お風呂の浴槽はなかったです。

トイレは、畳の部屋で、和式でした。床が畳で、まさに、和式。うんこやおしっこをトイレから外してしまったら、畳に染み込みそうですが、そんなことはなかったのか気になります。

侍医が検便チェックをしていたそうです。そんな昔から検便の仕組みがあったんですね。どのように科学的にチェックしていたのか気になります。

 

書院は、「春日局化粧の間」と呼ばれています。そんなすごいものはなく、普通の部屋でした。

 

書院の建物の中から見える「遠州流庭園」です。

 

客殿・書院から離れた所にある「五百羅漢」です。

顔がそれぞれ異なる羅漢様がたくさん並んでいます。

 

喜多院の次は、「成田山川越別院」です。

中に入れ、しかも、上の階にも行けたので、上がってみたら、内仏殿がありました。壮大でした。しかも、見事にシーンと音が一切ない空間で驚きました。防音壁になっているのでしょうかね。

 

「川越 熊野神社」です。

両側の地面にあるのは、「足踏み健康ロード」と呼ばれる、いわゆる、足つぼマッサージ用のでこぼこです。

 

小銭を水で洗う「川越銭洗弁戝天」(写真左)や「輪投げ舎(運試し輪投げ)」(写真右)など色々ありました。

 

「大正浪漫夢通り」

大正というので、すっごいレトロなイメージを想像して期待したのですが、結構普通でした。

この通りの鰻屋が混んでいて、外にたくさんの人待ちができていました。

 

「川越商工会議所」です。

バロック風の玄関で、面白いデザインの建物です。

このすぐ近くには、行列ができている玉子焼き屋がありました。

 

「蓮馨寺(れんけいじ)」

 

ここにも「おびんづる様」。

 

「埼玉りそな銀行」

ルネサンス様式を取り入れている建築です。

 

蔵造りの町並みが見えるメインストリートです。

この写真を見てわかる通り、ど真ん中に道路があり、普通に車がたくさん走っている道路の両脇を歩いて、観光をします。

歩道が狭いのに、観光客がたくさんいるので、歩道からはみ出て、事故りそうでヒヤヒヤします。

また、厄介なのは、この狭い歩道で、立ち止まって話し合っている観光客や店頭で食べ物を売っていて、そこに行列ができているとき、まともに前に進んで歩けません。

この道路は、ここに作るしかなかったのか?どうにかならなかったのか?と思ってしまう、街づくり計画をミスったような道路です。

歩行者天国にもできないということは、まぁ、ここの道路を封鎖すると大変困るのでしょう。たぶん。

 

この通りには、焼きおにぎりを売っている所があり、行列ができていました。人気店は、どこも行列ばかりで、買う気がしませんでした。

冬だと土日でも空いているとネットで見て行ったのですが、普通に混み混みでした。これでも空いている方かもしれませんが。

結局、この日は、お昼を食べず、15時頃に並ばずに買えたコロッケ1つだけ食べました。あと、コーヒーも買いました。そう言えば、試食で、きなこ豆も食べました。これは、おいしかったです。

 

「陶舗やまわ(原家住宅)」

いい感じの建物です。

 

人気観光スポットの「時の鐘」です。

 

下の方は、こうなっています。

このブログを書きながら、テレビのチャンネルを変えたら、アニメがやっていて、ちょうどアニメキャラが「時の鐘」と発言して驚きました。

「風夏」というアニメで、ちょうど川越デートの回でした。

彼女から「今度は、ニコくんが行きたい所に一緒に行こうね♪」と言われていました。そんなこと女の子から言われてみたいです。そんなこと聞かれたら、「〇〇ちゃん(彼女)の家に行きたい!」と即答します。

私が男一人で観光している一方、アニメのキャラは、デート。早く2次元の世界に行きたい。

 

「大沢家住宅」

川越最古の蔵造りで、国の重要文化財です。

最古という割には、2階の木の部分が新品っぽいですし、全体的に綺麗なような。外面だけは、適宜、取り換えているのでしょうか。

1階は、民芸品が売っていました。

今、ネットの情報を見たら、入館料と書いていて、また、2階には絵画が展示されていると書いていたので、有料で2階に行けたんですかね。全く知りませんでした。

そもそも2階に行ける階段が、陳列棚の向こうの店員さん側の方にしかなかったような。2階に行けると建物内のどこにそんな情報が書いていたのやら。

 

「蔵造り資料館」にあった「穴蔵」です。

地下になっています。

防火施設、金庫、収容施設、夏の涼をとる部屋などとして使われていたと“考えられる”と説明書きが書かれていました。

“考えられる”って、そんな数百年前のまだ歴史が浅そうな建築物の理由も可能性でしかわからないのですね。

私が類推するに、おそらく男女が他人から隠れていちゃつく部屋だったと思います。防火施設等々は、表向きの理由でしょう。

 

蔵造り資料館の奥にあったものです。

 

時の鐘の写真スポットもありました。

蔵造り資料館も今ネット情報を見ると、どうやら2階に行けるっぽいです。

これも大沢家住宅のときと同じように、全く気づきませんでした。

そもそも階段の存在すら気づきませんでした。

これは、あえて2階の存在をわかりづらくしているとしか思えません。それとも、何か不思議なパワーで2階の存在が見えなくなっているのか。

 

「菓子屋横丁」

駄菓子屋がたくさんある通りです。

 

色んな飴玉が売っています。

 

通行できないほどのすっごい人だかりができている場所があるので、覗いてみたら「飴風船」という飴の風船をストローで膨らましていました。

写真中央の黄色い丸い物体が飴風船で、赤いストローから息を入れて膨らましています。

写真左下に写っていますが、芸能人がここに訪れたときの写真もたくさん貼っていました。

 

次は、少し離れた「川越城本丸御殿」に向かいました。

写真は、その行く途中にあった「川越城中ノ門堀跡」です。

敵の侵入を防ぐための堀です。

堀にいる敵を写真左の白い壁の穴から弓矢や鉄砲で攻撃するそうです。

 

「川越城本丸御殿」

 

変哲もない畳の部屋があるぐらいで、歴史にそんな興味ない私にとっては、特に、すごい見所はありませんでした。

 

庭園です。

隣は、学校です。

学校の校庭と隣接しているので、野球やサッカーのボールなどが飛んできそうです。

 

今夜、どこの女を攻め落とそうと策略を練っている様子(嘘です)。

 

唯一それっぽいと思った引き戸の絵です。

 

申し訳程度に、鎧と「杵黒熊毛槍鞘」(写真中央のモサモサしているもの)の展示がありました。

 

川越城本丸御殿の隣には「三芳野神社」があります。

三芳野神社は、わらべ唄「とおりゃんせ」の発祥の地です。

写真は、とおりゃんせの発祥の地を示す石碑(右)と川越城七不思議が書かれた石碑(左)です。

 

建物は、工事中でした。

 

この後、縁結びの神様の「川越氷川神社」に行きました。

川越氷川神社の記事はこちら ⇒ 「男一人で縁結びの神様「川越氷川神社」に行ってきた」

 

川越氷川神社を訪れた後は、帰宅するために駅に向かいました。

蔵造の町並み周辺を歩いて帰っていたら、大きい五円玉に乗った大きいカメレオンがいました。

 

すごい長い行列ができているお店を発見。

 

「小江戸おさつ庵」という名のお店で、主に「おさつチップ」(写真のお客さんが受け取ろうとしているもの)目的で皆並んでいるようです。

おさつチップとは、さつまいものチップスです。

いもチップスって昔からよくあるよなぁとここまで並んで買おうと私は、全然思いませんでしたので、この大行列が不思議でたまりませんでした。まぁ、川越と言えば、おさつチップというような名物なのでしょう。

私は、写真に写っている、「おさつもち団子」の方が非常に気になり、食べてみたいです。

 

すごい看板を発見!

「水戸黄門様も食べた中華そば」

えぇっ!マジで!!マジ出島!!!

ちなみに、ググったところによると、水戸黄門が日本で初めて中華そば(ラーメン)を食べたらしいです。

ラーメンを調理した人よりも先に食べたのだろうか、誰かが毒見もしなかったのかと細かい疑問はさて置き、非常に気になるラーメン屋です。

嘘か本当かはさて置き、気にならさせ、試しに食べてみたいと思わせたこの看板の勝ちです。結局、食べませんでしたが。

 

「小江戸蔵里」というお土産屋などがある施設があったので、寄りました。

 

「神様はじめました」という漫画・アニメのキャラがいました。

川越が聖地らしいです。

また、この日は、広場で、犬・猫の里親会(譲渡会)が行われていました。

 

「クレアモール」という名の商店街です。

長く道が続いていて、たくさんお店があります。

最初、駅から中院に向かうときは、Googleマップを見て、適当に最短距離になるように向かっていたのですが、お店など何にもなく、歩いている人も全然いなく、道路だけがあり、駅から観光スポットに向かうまでの道は、何もない所なんだなぁと思っていました。

しかし、ただ、私が何もない道を通っていただけで、メインの通りは、賑わっていました。この道を歩いて観光スポットまで行き来している観光客が多そうです。

 

小江戸「川越」散策は、とても楽しめました。

人が多い日は、歩くのが非常に大変ですが、それを除けば、非常に楽しく散歩ができます。

独り身の男の推測ですが、カップルでデートするには、良い観光スポットだと思います。

あぁ、彼女と手を繋いで、観光地をお散歩してみたいです。

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