「CEATEC JAPAN 2017」に行ってきましたので、気になったものなどをいくつか紹介します。一部、写真撮影していたらSNSで宣伝してと展示員に言われたものも含まれていますw
「CEATEC JAPAN」とは、毎年10月に幕張メッセで開催されるアジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの展示会です。
今年の展示は、IoT、AIという単語がたくさん飛び交っており、またHMDを利用したVRのデモ展示がたくさんありました。
会場の様子です。
オムロンの卓球ロボット「フォルフェウス(FORPHEUS)」です。
テレビなど様々なメディアで取り上げられていました。
NTTドコモのコミュニケーションロボット「ATOM(アトム)」です。
AI会話ロボットは、他の様々な企業も展示しており、どこの企業の自然言語会話技術がすごいのか全くさっぱりで、差別化できないような状態です。
アスカネット(Asukanet)では、複数種類の空中ディスプレイの展示がありました。
上記写真は、「テレポ(Telepo)」というもので、物体をCG化して遠隔地への画像転送を想定したシステムのコンセプト展示です。
写真ではわかりませんが、実際には、画面真ん中の物体(靴だったかな?)が空中に浮かび上がって見えます。
画面右上の部分に通信相手の顔が表示されています。
機器の上部にWebカメラ、下部(手前側)におそらくジェスチャ認識用に「Leap Motion」のようなものが付いていました。
何年か前にもおそらくCEATECでアスカネットの空中ディスプレイを見たことがありますが、気のせいかわかりませんが、そのときより空中の映像がくっきり見えるようになっていました。
横から見ると浮かび上がっていた映像を見ることができません。
現状の空中ディスプレイは、浮かび上がった映像を見ることができる視野角の範囲が限定されています。
「5画面連続大型壁面空中サイネージ」。
この使い方は非常に面白いと思いました。
また、驚いたのは、すごい綺麗に空中に浮かんで見えることです。ふぇ~となりました。
「スリーディー・デルゾー(3D-DELZO)」。
カラフルな衣装を来たお姉さんがいますが、このお姉さんが空中に浮かび上がって、本当にその場にいるように見えます。
このお姉さんは、実際にはこの場にいません。
横から見るとこの通り、先ほどのカラフル衣装のお姉さんはいません。
マジックです。
将来、この技術がエロ分野に活かされるのでしょうか。
パナソニックのブースには、「メイクアップデザインツール」と呼ばれる展示があり、化粧品が展示されていました。
ただし、この化粧品は実際には使わず、タブレットの顔写真の上にタッチペンを用いてメイクをする感覚でメイクのデザインを行うことができるシステムの展示です。
フォトショ加工と同じようなものですね。
上記写真の2枚目の大型ディスプレイに女性の顔がどアップで映し出されていました。
この顔は事前に用意したスタッフの顔なのか、それともCEATECのお客さんの顔なのかわからなかったため、本記事に載せる際にはモザイクをかけましたが、スタッフにしてはモデルとは思えない一般人的なリアルさでした。
ただし、一般人客なら羞恥プレイなので、そんなことをするのかどうか。
韓国企業LINKFLOWの「FITT360」です。
最初、HMDなのかなと思ったのですが、360度動画を撮影できるカメラでした。
面白いと思ったのは、これを首にかけるだけで360度動画を撮影できる点です。
デバイスの複数個所にカメラが付いています。
この形状、使い方にした発想に感心しました。
韓国企業MANGOSLABの粘着式メモプリンター「nemonic」です。
粘着式メモと述べていますが、他社製品名で例えるならポストイットです。
スマホ上のアプリで文字を書いたり、画像を挿入したものを粘着式メモとして印刷できます。
最近は、共創などといって、ポストイットを使ってアイデア出しなどのグループワークをすることも多いので、そのような場面でこれがあると便利だと感じました。
私はポストイットに書き込むときに、よく書き直しをしたり、漢字を忘れてスマホで調べてから記入したりすることがあるので、スマホアプリで文字を入力できるのは大変便利です。
会津ラボの「mononome(モノノメ)」と「Smart Plug」です。
mononomeは、家具や家電などのモノに取り付け、その動きを検知し、その検知結果に従い目を変化させ表情を作ることで、モノがどのような状態かをわかりやすく人に伝える製品です。
例えば、モノが異常な温度や湿度になったら、気分が悪そうな顔になったりします。
子どもにもわかりやすくモノの状態を楽しく伝えられるものとなっています。
auの「スマートドローン」。
ドローンに手のようなものが付いています。
私の彼女がいました。
紹介します「レナちゃん」です。
実際は初めてこの場でこのキャラを知りました。音声対話アイドルらしいです。
一般人は、レナちゃんよりも隣のコンパニオンの女性の方が気になるでしょう。
このようなイベント恒例のコンパニオン撮影おっさんは会場で何人も見かけました。
「音場のズーム合成技術」。
タブレット上に360度映像が映っており、任意の範囲に映像をズームさせると、それに応じて、音場もズームされます。
例えば、360度上に均等に様々な楽器を演奏している演奏者がいるとします。その中央に自分がいるとしたときは、全ての楽器の音が均等に合わさって聴こえますが、トランペット演奏者にズームしていくと、トランペットの音が強調されて聴こえるようになります。
上記写真のポスターの下にある写真のように複数のステレオマイクを使って音を録音しています。
テレイグジスタンスシステム「TELESAR V」。
私が見たときにはデモが終わっていたので、おそらくですが、右の方に座っている人が左側のロボットの操縦者です。
単に、ロボットを操縦できるだけでなく、ロボットがモノを触った触覚を操縦者に伝達することができるのが特徴だそうです。
音響機器メーカーのVictor・JVCの展示です。
他の企業の展示とは雰囲気が異なり、重厚感があり、IT技術・エレクトロニクスというより、「音楽」というのが前面に出ていました。
シャープの「レーザー超短焦点プロジェクター」です。
透明なガラスにプロジェクタで映像を映し出していました。
非常に綺麗でしたが、映し出していたのが暗い場所だったため、明るい場所だったらどのぐらいくっきり見えるのか気になります。
カシオの2.5D Printing Technology「Mofrel」です。
プリンターが付いた新しい机かなと思いましたが、今調べたら、凹凸の印刷ができる2.5次元プリンターとのことです。
栗本鐵工所の「SoftMRF」デバイスです。
SoftMRFは、磁気粘性流体の一種で、柔らかくなったり固くなったりする物体です。
例えば、ハプティクス(利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得る技術)に利用することができます。
デモでは、テニスボールや水風船をディスプレイに表示し、その触感を上記写真の右に写っている丸いデバイスに伝えていました。
デバイスは5本の指で握ることができるようになっており、その指にフィードバックが来ます。
水風船のデモの感触がポニョポニョしていて、おぉ!となりました。
ぜひ、おっぱいの感触を実現して欲しいです。既に裏では作っていそうな気がします。
エロVRと組み合わせたら完璧です。
英国企業Kino-moの「HYPERVSN」です。
3D映像が空中に浮かび上がって見えます。
いったいどのような仕組みだろうと思い、横から見たら、プロペラにLEDを付けてそれを回転させることで実現していました。
プロペラのようなものにLEDを付けて回転させて映像を表示するという技術は、既に世の中におもちゃなどで普及していますが、それとは比べ物にならず、本当に立体的に浮き出て見えたので不思議でした。
リプロの「情報杭」です。
杭にICタグが入っており、そのICタグをスマホで読み取ると情報を受信できるというものです。
ICタグを埋め込んで情報を受信するというのはよくあるサービスですが、「あぁ、杭に入れるのね~」と思って、ちょっと面白い気がして、ポスターの写真だけ撮影しました。
行くのが困難な場所にある杭には、レアなエロ動画へのリンク情報が埋め込まれいたりしたら楽しそうです。
パリティ・イノベーションズの「パリティミラー」です。
アスカネットの空中ディスプレイと同様に空中に映像を浮かび上がらせます。
空中ディスプレイは、アスカネット以外に他社でもできるのだと知り、上記写真のモノがちゃっちい感じだったので、素人でも簡単に作れるかと展示員に聞いたら、ミラーが特殊なモノなので、簡単には無理とのことでした。
展示員の対応が関西風のめっちゃ軽い感じだったのですが、会社名をググったら、「情報通信研究機構(NICT)」のベンチャー企業で、京都や大阪に会社がありました。
関西風の軽さに納得。
情報科学専門学校の「貢箱」。
萌えキャラが出てくる貯金箱です。
名前からしてもネタのアイデアです。
ママのコミュニティ「マミーゴー」です。
ITやWEB制作に強い主婦・ママ集団とのことです。
ピンク色のシャツを着てがんばっています。
埼玉大学の「電気刺激による身体間触覚通信制御 」です。
ある人Aさんが腕を動かすとその情報が別の人Bさんの腕に電気刺激となって伝わり、意思とは関係なく、Aさんの腕の動きと同じようにBさん腕が動くといったものです。
現在は、腕と手首辺りを動かせるとのことです。
間違って女の子をお尻を触ってしまっても、「遠隔地からの電気刺激が~」と言い訳ができる時代が来るかもです。
慶應義塾大学のハプティクスの技術です。
ハプティクスの技術は、複数の企業や大学が展示していたので、最近、流行りなんでしょうか。
英国企業Reach Roboticsの「MekaMon(メカモン)」です。
子ども心をくすぐられます。
LEDスイッチです。
すごい怪しい雰囲気かつ綺麗でした。
日本カーバイド工業の「空中ディスプレイ 」です。
またもや空中ディスプレイ。
日本カーバイド工業は、「Nikkalite RF-Aシリーズ」というリフレクター(再帰反射シート)を開発しており、これを利用して空中ディスプレイを実現しています。
三菱電機にもこのリフレクターを提供しています。
アスカネットとは異なる方式で空中ディスプレイを実現しています。
映像のくっきりさは何で変わるのかと展示員に聞いたら、リフレクターの性能によって変わるとのことでした。上記写真2枚目に各リフレクターの性能の数値が載っています。
展示員曰く、コストはアスカネットより大幅に低いとのことです。
ただし、アスカネットも「量産を前提とした新製法による樹脂製AIプレート」というものを発表したので、それよりもコストが低いのかは謎です。
プロジェクションマッピングを利用したボール転がしゲームです。
写真に写っていませんが、写真の左側に2人の人がいて、ボールを床に転がしていきます。
そして、ボールの位置に合わせて床にかっこ良く映像がプロジェクションマッピングされます。
SF作品に出てきそうな近未来のゲーム感がありました。
AECOM(エイコム)の顔認識マーケティングツール「BeeSight」です。
笑顔チェックや!
あれ?何かおかしいぞ!
性別「女性」。
そう、私は女性です。今まで隠していましたが、実は女性です。
なので、彼女が欲しいと私がよく言っていますが、彼女がなかなかできない理由はここにあったのです。
んなわけない。
立派な男性です。たぶん。
普段、友人から「お前は女子か!」と言われることがありますが、システムから見ても女子だったようです。
本当に自分は男性なのかと自信がなくなってきました。
また、感情の「悲しみ」の数値が大きい。
最近、保有株が残念な感じなので、その悲しみが表面に出てしまったのでしょう。
それにしてもこのシステムは、どこの特徴を捉えて女性と判別したのか気になります。
私の乙女心を読み取ったのかな。
清純派女優を目指したいと思います。
以上、CEATEC2017のレポートでした。
コメント