男一人で箱根に日帰り旅行してきた

国内旅行・観光

今年(2015年)のシルバーウィークに男一人で箱根に日帰り旅行してきました。

箱根まで、それなりに遠いと思っていたのですが、路線を調べたら鈍行で2時間もあれば行けると。これなら、普通の土日の休みでもぶらっと行けます。

最初は、日帰りではなく、1泊しようと思っていたのですが、シルバーウィーク中は宿が埋まっていて予約を取れませんでした。早く予約しないと厳しいですね。

行く予定の施設のネットクーポンは、事前に調べていたのですが、行き当たりばったりの感じで行こうと思い、交通関係の割引チケットは調べず行きました。

結局、バスなど結構乗ったので、「観光施設めぐりバス1DAY TICKET(ワンデー・チケット)」などを買った方が安く済んだかもしれません。

 

まずは、「彫刻の森美術館」

彫刻の森美術館

有名どころということで、まずは、「彫刻の森美術館」に行きました。

開館の9時に「彫刻の森駅」に着くようなスケジュールで行きました。

「彫刻の森駅」には、「箱根湯本駅」から箱根登山鉄道に乗っていくのですが、この箱根登山鉄道がとてもレトロで、また山を登るために、スイッチバックで折り返し駅で車両の進行方向を前後に変えて、ジグザグに登って行く様子が面白かったです。

スケジュール通り、彫刻の森美術館前には、9時数分過ぎに着いたのですが、既にチケット売り場にお客さんが並んでいました。さすが、シルバーウィーク。

10~20分ぐらい待って、チケットを購入し入館。

大きい公園に彫刻が点在しており、どのようなルートで回ろうかと悩みつつ、適当に観て回りました。

ステンドガラスになっている塔があり、とても綺麗でした。

彫刻の森美術館 ステンドガラス

螺旋階段で塔の上まで登れるのですが、この階段が意外に怖い。目が回ってきて、登っている途中からくらくらしてきます。

ピカソ作品の展示施設もありました。

彫刻の森美術館 ピカソ

ピカソって、絵以外にも彫刻なども作っているんですね。

これはすごい構図だと思うものもあるのですが、どうみても落書きレベルでいい加減に作っただろうと思われる作品もありました。念入りに作った作品なのか、適当に作った作品なのか、ピカソ本人に聞いてみないとわかりません。

私が行った時期は、淺井裕介氏の作品展もやっており、土と水で描く「泥絵」やマスキングテープの上にマーカーペンで描いていく「マスキングプラント」の作品が展示されており、独特な技法の作品で面白かったです。

「ポーラ美術館」へ

ポーラ美術館

次に、ポーラ美術館に行きました。

ポーラ美術館までバスで行こうと思っていたのですが、バス停がどこにあるのか…、「彫刻の森駅」近くのコンビニ前にポーラ美術館に行くバス停を発見!

無事に、ポーラ美術館に行くことができました。

チケットを買う際に、「星の王子さまミュージアム」とのセットチケットが売っていたので、行く予定はありませんでしたが、時間的に余裕があったのでセットチケットを購入しました。

セザンヌ展をやっていたのですが、箱根町大涌谷周辺の噴火警戒レベルの引き上げにより借用作品は全て返却されてしまっており、当館収蔵のセザンヌ作品とセザンヌと関わりの深いモネ、ルノワール、ルドンの作品が展示されていました。

へぇーと観て回り、お昼になったので、次に行く施設周辺に飲食店がないと困るので、美術館内にあったカフェで軽くサンドウィッチを食べました。

“ハムとチーズのホットサンド”、720円、高いなぁと思いつつ、まぁ美術館価格かと仕方なく注文したのですが、出てきたものが値段の割に予想以上に小さかった…

高級なハムとチーズでも使われているのだろうか、美術館に来るリッチなハイグレードな上級国民対象なのか、庶民の私にとっては、高価なお昼になりました。

「星の王子さまミュージアム」へ

星の王子さまミュージアム

星の王子さまミュージアムへもバスで移動。

着いたら、ミュージアム前に飲食店が数軒あったので、ここで昼飯を食べれば良かったと後悔しました。事前に、スマホで検索すれば良かったです。

ミュージアムの入り口前にオブジェがありました。

星の王子さまミュージアム オブジェ

そもそも星の王子さまの内容を全く知らなかった私ですが、ミュージアム内の建物の中に、作品の一部シーンが書いていたり、シアタールームで星の王子さま関係の映像作品を見たりして、だいたい内容を理解しました。

だいたい内容を理解した結果、結構この作品は、風刺、社会批判的な内容のような、著者のサン=テグジュペリは、私以上にこじらせているのではと思いました。

戦時中の作品ですし、サン=テグジュペリ自身、戦闘機に乗って戦争に行っていたので、こんな話になったのかなと思います。

それにしても、どうして日本では女性に人気なのか。

小さい頃に読んでいたら、何も考えずにピュアな感想で読んだと思うのですが、大人になって社会の汚さを色々知ってしまったので、サン=テグジュペリも色々溜まっていたんだなぁと児童書向きではなく、社会人向きの作品に思えました。

バラや狐の話のくだりや絵柄は、女性受けしそうな気もします。

客層は、女性客とカップル、親子連ればかりで、あとは男性2人組が1組いただけで、男性一人で来ているのは、私だけでした。

星の王子さまの内容を知るきっかけになったのと昔からこんなようなことを考えている人がいて、今の社会は昔と変わっていないと感慨深く思えたので、行って良かったです。そんなことを考えながらミュージアムを観覧していたのは、私だけかもしれませんが。

「箱根ガラスの森美術館」へ

箱根ガラスの森美術館

次は、箱根ガラスの森美術館に行きました。

ここへもバスで行きました。

木にガラスの玉がたくさん。

箱根ガラスの森美術館 ガラスの木

入場したら、スタッフさんがいて、今日は大涌谷が見えるとお客さんに教えていました。

もくもく白煙が上がっているところが大涌谷です。

箱根ガラスの森美術館 大涌谷

全問正解で外れなしのくじが引けるというクイズラリーの紙を配っていたので、やってみました。

また、ちょうど行った時がミニコンサートの開始時間で、ヴェネツィアで活躍中という外国人3人グループがガラス楽器で演奏していました。調べたら、箱根ガラスの森美術館が動画をアップしていました。

 

カモ(?)もいました。

箱根ガラスの森美術館 カモ

クイズラリーは、全問正解したので、くじを引き、ポストカードが当たりました。景品は他に、ガラス瓶やらガラス作品集がありました。

これで美術館巡りは終わりで、あとは、温泉と夕食。

いったん、今まで乗っていたバスとは違う系統のバスで箱根湯本駅に向かいました。

ただ、バスが非常に混んでおり、バス停に10人ぐらい並んでいたのに、私含め3人しか乗れませんでした。

箱根湯本駅までの山の下り道もとても混んでいて渋滞。シルバーウィークだから混んでいるのかと思いましたが、観光から帰った後に知り合いと話していたら、その知り合いも以前その渋滞にあったと言っていたので、どうやら渋滞になりやすい道路っぽいです。

そして、温泉「箱根湯寮」へ

箱根湯寮

温泉は、箱根湯寮に行きました。

箱根湯寮へは、箱根湯本駅から送迎バスが出ています。

距離的には駅から近いので、歩いて行こうとしたら、すっごい急な坂で、耐えられず途中のバス停で送迎バスに乗りました。

到着したら、なんと行列が!

靴箱が全部埋まっているということで入るまでに40分ぐらい待ち。初めて温泉に入るのに並びました。

結構宣伝されていた温泉だったので、風呂場も大きいと思っていたら、意外に小さかったです。そりゃあ、混むなぁと。

洗い場も数が少なく、全部埋まっている状態でした。タイミングを見計らってなんとか洗い場は取りました。

サウナでロウリュウを定期的にやっており、ちょうど時間が来たので体験してみました。

他の温泉で体験したことはあるのですが、過去のそれとは違いました。

サウナは満員状態、一番上の段だけ一人入れたので、そこに入りました。スタッフさんが「ロウリュウの湯気は上から回っていくので、一番上の段は熱いですよ」とニコニコ忠告していたのですが、まぁ耐えられる熱さだろうと思い座っていたら、その考えが甘かった。

水(何かしらの液体)が熱しられた器材にぶっかけられ、一気に蒸気がサウナの天井を伝って、ぶわーっと。

「やけどするー!まじやべぇ、これあかんだろ!!うっひゃー!!!」と心の中で叫びながら、スタッフさんが「上の段の方、大丈夫ですか?」という声かけに、「マジかよぉ」とおかしくなって、逆に顔がニヤニヤしてしまいました。

もし、初めて箱根湯寮でロウリュウをやる機会がある方は、サウナの一番上の段は覚悟を持って座ってください。

夕食は「湯葉丼 直吉」

湯葉丼 直吉

温泉にも入ったので、晩飯だ!ということでスマホでパパッと調べて、「湯葉丼 直吉」に行きました。

上の写真は、メイン(?)の入り口とは反対側の川沿いの方から撮影した写真です。

満員だったので、店前にある「順番待ちシステム」でチケットを発行して待ちました。30分ぐらい待って入れました。

順番待ちの私の前に、女子大生ぐらいの4~6人女性グループがいたので、ナンパして仲良くなりたかったというのはさて置き、「湯葉丼+湯葉刺しセット」とビールを注文しました。

湯葉丼 直吉 料理

ちなみに、私が行ったときのラストオーダーは18時でした。そんなに早いとは知らなかったので、閉まる前にお店に着けて良かったです。

食事もして満足したおっさんは、駅前の商店街をぶらぶらして、食べ歩きしたり、お土産をみたり。

箱根ラスク店(グランリヴィエール箱根 湯本店)があったので、ちょい日持ちするし、姪っ子も軽く食べられるだろうと「キャラメル アマンド」味と「ガーリック」味のラスクを買って帰りました。

結局、姪っ子にお土産を渡すタイミングを逃し、他にも特に会う人がいなかったので、家で一人で食べました。どちらの種類もおいしく、私はガーリック味が癖になりました。ビールに合います。

 

そして、箱根湯本駅から電車で帰宅。

思った以上に楽しめた充実した日帰り旅行でした。一人だったということもあり、足早に美術館等をたくさん回りましたが、複数人で行ったら、もうちょっとゆっくり回ることになると思います。

まだ、行っていない美術館もあるので、またぶらっと行きたいです。

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