HISの団体ツアー「impresso(インプレッソ)・お得な夏旅!イタリア周遊8日間」でのイタリア男一人旅、「ローマ編 」の中編です。
● イタリア旅行の前回の記事はこちら ⇒ 「男一人でローマ(イタリア)に海外旅行してきた ‐ 前編」
イタリア観光6日目。
カプリ島を満喫し、ホテルまでの帰りに色々あった前日。
夜は、蚊と闘い、結局、全然眠れず。
身体の疲れが残ったまま、朝の4時台に起床した、観光最終日。
なぜ、そんなにも早く起床したかというと、観光4日目の夕方の2時間ぐらいしかローマを観光していないため、残り半日でローマを観光しまくるためです。
ちなみに、元々ツアーを申し込んだときは、飛行機の時間が決まっていなかったため、観光6日目は、自由行動となっていなく、飛行機移動になっていました(11:20~19:45に、ローマ発となっていた)。
そのため、観光5日目が観光最終日になることもあったので、観光5日目のカプリ島オプショナルツアーを申し込もうか迷いました。
結果的に、19時45分にローマ発の飛行機となり、ホテルをツアーバスで16時発となったため、観光6日目は、13時30分ぐらいまでローマ中心街にいることができました。
まずは、「バチカン市国」の「サン・ピエトロ大聖堂」に入ろうと思い、ただ早く行き過ぎても閉まっているため、開館の7時前に着こうと確か5時ぐらいにホテルをチェックアウトして、荷物は、ホテルに預け、バス・地下鉄でローマ中心街に向かいました。
早朝のバス内。
誰もいません。日が昇っていなくて暗いです。
この写真を見ると、夜だと思ってしまいますが、朝です。
前日、ホテルに帰るときは、バス停で1時間待ったので、今回もそのぐらい待つかな、そもそもこんな日が昇っていない早朝の時間に、添乗員さんから聞いた通りにバスが走っているのかと心配していましたが、確か待って10分ぐらいでバスが来ました。
前日に、ローマ中心街 ‐ ホテル間のバス・地下鉄の乗り方、道を予習していたため、何も問題なく、すごいスムーズに、バチカン市国近くの地下鉄の駅まで行けました。
バチカン市国の地下鉄の最寄り駅は、「オッタヴィアーノ(OTTAVIANO)」駅ですが、予定より早くバチカン市国に着きそうだったため、その1つ手前の「レパント(LEPANTO)」駅で降りて、「サンタンジェロ城」を横目で見ながら、バチカン市国の正面道路(コンチリアツィオーネ通り)から歩いて行くことにしました。オッタヴィアーノ駅で降りると、バチカン市国の横から向かうことになります。
早朝で、人が全然歩いていなく、車も少なく、日が昇ってきて、清々しい早朝散歩でした。
真正面に、「バチカン市国」の「サン・ピエトロ大聖堂」を発見!
道路に人がほぼいなくて、この独り占め感。
この景色、光景を見ることができただけで、蚊に負けず、がんばって4時台に起きたかいがありました(というか、早く部屋を出た方が蚊の被害が少なくて済んだ)。
この道を歩くとき、優越感がありました。私は、キリスト教ではなく、ARIA教なので、まぁ、外国人が日本に来て、早朝に日本のどっかの有名観光名所の前の道路を歩くことと大して変わりません。
ただ、異国の地で、気分的にプレミアム感がありました。
サン・ピエトロ広場のオベリスクが目の前に。
バチカン市国ってもっと区切られているのかと思っていましたが、普通の道路からそのまま繋がっているんですね。
バチカン市国の方から見た「コンチリアツィオーネ通り」の景色。
朝焼けが綺麗です。
サン・ピエトロ広場前。
サン・ピエトロ広場は、いつでも普通に入れると思っていましたが、柵があり、入れませんでした。いつでも入れるわけではないのですね。
写真撮影をしていたら、外国人に、サン・ピエトロ大聖堂を背景に、写真撮影をしてくれと頼まれたので、お互い撮り合いっこしましょうと言って、お互い写真撮影をしました。
が、撮影してもらった写真数枚全てがめっちゃ手ぶれしていました。補正されて、なかなか手ぶれしないカメラの上、しっかり静止していたのに、この手ぶれって。スペイン広場で、外国人に写真撮影を頼まれて、そのとき、私がめっちゃ手がフルフルしていた状況と同じような感じだったのか。意外と手ぶれするものだと学びました。
サン・ピエトロ大聖堂に入るためのセキュリティゲート前です。
10人ぐらいしかゲート前にいませんでした。
日曜日だったので、もうちょっと人がいるかと思いましたら、そんなことはありませんでした。
ちなみに、このときの時間は、6時30分ぐらいです。
7時になり、開場となり、すんなりセキュリティゲートを通過してのサン・ピエトロ大聖堂前。
建物の上に、人物の彫像があります。
サン・ピエトロ大聖堂の真ん中の入口付近から撮影した写真です。
「The パワースポット」といった感じの景色。
パワーバリバリ受信です。キリスト教ではないですが。
入口。
この奥に、「聖なる扉(PORTA SANTA/HOLY DOOR)」があります。
聖なる扉は、普段は閉まっているのですが、特別なときに開きます。今回は、「慈悲の聖年」と呼ばれ、約15年振りに開きました。今回開いている期間は、2015年12月8日から2016年11月20日までです。
せっかくなので、聖なる扉の入口をくぐりたいと思い、聖なる扉の場所をこの場所の来る途中にいたセキュリティスタッフに聞いたら、「???、そのままあるよ」みたいな返答をされ、結局よくわからず進んで行ったら、迷うことなく、ありました。
上記写真用左側のように親切に看板までありました。そりゃ、スタッフは、何を聞いているのだろうと困惑したでしょう。
行けばすぐわかりますが、聖なる扉の場所は、サンピエトロ大聖堂の右端にある入口の扉です。
サン・ピエトロ大聖堂の真ん中の入口。
奥に見えるのが「フィラレーテの扉」というそうです。この扉も通常は閉まっています。
ということで、普段使う入口の方がどこなのかが不明でした。
「聖なる扉」の目の前。扉が開放されている状況。
両脇にバチカン市国関係者っぽい人らがわらわらいました。
それにしても、観光客がいない。
この扉を写真撮影して良いのかわからず、ただ、神聖なる扉だから写真撮影は、あまりよろしくないかなと思いつつ、ダメだったら、周囲にいる関係者が注意してくれるだろうと、上記写真より、もっと扉の目の前まで近づき、あえて思いっきり写真撮影の構えをしていたら、「NO Picture(Photoだったかな)」と周囲の関係者複数人から連呼され、写真撮影をやめました。
ヨーロッパは、いまいちどこが写真撮影OKなのか不明です。コロコロ規約が変わって、写真撮影NGだったのにOKになったりもしますし。さらには、やる気がないスタッフだと、写真撮影NGでも注意せずスルーしたりするので。おそらく昼の時間帯だったら、観光客が多くて、注意しきれないので、聖なる扉も目の前で写真撮影できたかもです。
ミケランジェロ作の「ピエタ」。
近づこうと思ったら、床を清掃する大きい乗り物が、この周囲の床を清掃していて、近づけませんでした。
他にも所々、微妙な柵があって、スタッフに「この先に行っても良い?」と聞いたら、NGと言われ、元々ダメなのか、時間が早すぎるからダメなのかわかりませんでした。
また、祭壇の前でお祈りしている人らがいたり、そもそもこの時間帯に観光客は、入っても良かったのかと疑わしく思えてきました。
ただ、中には、写真撮影している観光客っぽい人がちょくちょくいたり、その観光客っぽい人に写真撮影を頼んだら、親切に色々な背景で写真を撮影してくれたりしました。
また、観光客なのかわかりませんが、外国人に声を掛けられ何か質問されましたが、よくわかりませんでした。「ミサ」という言葉が聞こえたのですが、実は、この日、お昼にミサが行われたので、そのことについて聞いていたのかもしれません(ミサについては、ローマ編 ‐ 後編の記事に書きます)。
サン・ピエトロ大聖堂の中の写真です。
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラの展望台に上りたかったのですが、入口がわからず。
外にいた、セキュリティスタッフに尋ねたら「8時から」と言われ(たぶん)、ちゃんと話が通じたのかと思いつつ、まぁ、ヨーロッパの展望台からの景色は色々眺めたし、いいやと諦めました。今、Webで調べたら、8時からと書かれていたので、話は通じていたようです。
そもそも、サン・ピエトロ大聖堂の中も清掃中だったり、微妙に柵があったりしたので、サン・ピエトロ大聖堂自体の気合入っての開始が8時だった可能性があります。
サン・ピエトロ大聖堂を出て、バチカン市国から外に出ようと歩いていたら、そこからサン・ピエトロ広場への柵がなかったため、広場内に入れそうと思いつつ、しかし、広場には、人は誰もいなく、なんか入るな雰囲気があったのですが、まぁ、ダメだったら、注意されるだろうと思い、進んで行ったら、案の定、銃を持ったセキュリティスタッフ2人に呼び止められました。
「どこから来たの?」と尋ねられ、「日本」と言ったら、「おぉっ」とちょい笑みを浮かべられ、出口に案内されました。
というか、出口も柵で封鎖されていて、開けてもらいました。本当に、この時間帯は、観光客が入ってよかったのか、謎でした。
なぜ、どこから来たのか尋ねられたのかも疑問です。この時間帯に来るアジア人が普段いなくて、気になったのですかね。
出口を出た後に、駅に向かおうとサン・ピエトロ広場の周囲を歩いていたら、サン・ピエトロ広場に1人の観光客っぽい外国人女性がいました。セキュリティスタッフにスルーされたのか、欧米系の外国人だったから、入れてもらえたのか、色々謎でしたが、まぁ、サン・ピエトロ大聖堂やその周辺を隅々まで見学したい場合は、もうちょい後の時間の方が良さそうです(または、早く入って、8時過ぎまでそこで待っておく)。ただ、早く行けば、上記に載せた写真のように、早朝ならではの景色を見られます。
ちなみに、私が出たときには、サン・ピエトロ大聖堂のセキュリティゲート前には、8時前でしたが、既に多くの人が並んでいました。
次は、観光4日目に外観だけ見て中に入れなかった「コロッセオ」に向かうことにしました。
「バチカン博物館」にも行きたかったのですが、さすがに、他にも観光したい所があったため、時間的に厳しく、行きませんでした。
今度は、バチカン市国からの地下鉄は、「オッタヴィアーノ(OTTAVIANO)」駅から乗りました。
駅に向かう途中にいたバチカン市国のとある門のセキュリティスタッフ。
服装が独特だったので、気になりました。一般セキュリティスタッフではなく、いかにも、バチカン市国関係者っぽい服装です。
「コロッセオ」の中です。
今回の旅行では、時間的に入れるとは思っていなかったので、入れて良かった!
コロッセオには、入場時間前に着きました。
サン・ピエトロ大聖堂を観光した後なのに、入場時間前にコロッセオに並べるというすごいスケジュール。早朝起きがここで本領発揮です。
同じツアー客で1人で来ていた男性に、ローマ市内の観光名所を色々回ったことを伝えたら、「おれも起こして欲しかった」言われました。その人は、眠気に勝てず、ちょい遅く起きてしまったと言っていました。それでもホテル7時出発ぐらいだったかな。
入場時間前で列に並んでいたのですが、日本人観光客がちらほらいました。サークルか何かの男女大学生のグループもいて、リア充がうらやましかったです。
私の後ろに並んでいたアジア系の外国人男性に(人が良さそうな、自分と同じ雰囲気を感じる大人しい系)、「この列は、予約じゃない人の列?」と聞かれ、私も合っているのかよくわからなかったので、「メイビー(たぶん)」と連呼しておきました。
そのうち、その外国人が、ここの場所確保しておいてと私に告げ、列の前まで行き、この列で正しいかどうか確認してきて、大丈夫だったよと言ってくれました。
ブログを書いていて気づきましたが、それにしてもローマでは、写真撮影を頼まれたり、助けを求められたり、質問されたりと外国人にやたら声を掛けられたような。
ローマなら現地民の欧州系の外国人に声を掛けそうな気もしますが、人種を気にせず、アジア系の人にも普通に声を掛けるんですね。海外は、移民が多く、様々な人種がいるので、人種の違いに慣れていて、人種をあまり気にしなくなっているかもです。
できれば、金髪美少女にナンパという目的で、声を掛けられたかったです。まぁ、もし実際に金髪美少女にナンパされたら、美人局か何かでしょうが。
コロッセオの入場時間になり、まあまあスムーズに列が進んだのですが、ペットボトルの持ち込み禁止で、多くの観光客がセキュリティゲート前で飲み物を飲み干していました。
ペットボトルNGの看板がありましたが、多くの人がペットボトルを持って並んでいたので、大丈夫かと思いきやそんなことなく、私もペットボトルの水とおさらばしました。
なんと、コロッセオの中に、黒猫が歩いていました。コロッセオ猫です。
日々、猛獣として、コロッセオで格闘しているのでしょうか。
尻尾ビンビン!
コロッセオの中は、こんな眺めです。
コロッセオの隣にある「コンスタンティヌスの凱旋門」。
コロッセオの外壁。
壁に穴がたくさんありますが、その理由として、
「昔のコロッセオは表面を大理石で覆っていて、穴は大理石を止めていたボルトの穴。サン・ピエトロ大聖堂を建設するときに、コロッセオの大理石を剥がして持っていったので、穴だらけになっている。」
とあるWebサイトに書かれており、また、ガイドさんもこのようなことを言っていたのですが、Wikipediaを見ますと、
「建設および補修時の足場用の木材を挿入するための穴である。」
と書かれており、真相は、どちらなのか不明です。
コロッセオを出た時点で、まだ9時30分前とかそんなものだったかと思います。
この朝の早さで、既に、有名観光名所を2つ制覇。
12時過ぎまで寝ている普段の休日とは、えらい違いの充実っぷり。
観光は、人を強くします。
まだまだ、ローマ観光は、続きます。
● イタリア旅行の続き ⇒ 「男一人でローマ(イタリア)に海外旅行してきた ‐ 後編」
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