平日の昼過ぎに、男一人で「日産グローバル本社ギャラリー」に行ってきました。
ぷらっと行ける観光スポットがないかなとググっていたら、日産グローバル本社ギャラリーで、「チョイモビ」という小型電気自動車(EV)に試乗できると書いていたので、どんな自動車なんだろうと乗ってみようと思い、行きました。
日産グローバル本社ギャラリーは、横浜駅近くにあります。隣には、外観がかっこいい富士ゼロックスのビルもあり、「日産ビル×富士ゼロックスビル×港」の見栄えが非常に良いです。
ギャラリー内
上記写真は、「はまみらいウォーク」という橋を渡って、日産グローバル本社のビルに入り、エスカレーターで2階から1階ギャラリーに降りるときの眺めです。
ギャラリーは、1階だけで、そんなに広くないので、自動車をじっくり見る人でなければ、数十分もあれば見て回れます。
スターバックスがあったり、座るところがいくつかあったり、ハンドルコントローラーでゲームの「グランツーリスモ」ができたり、子どもお遊びスペースがあったりして、「子連れママさん」、「車オタクっぽい大学生らしき男性」、「ビジネスマン」、「男性に抱かれながら勉強を教えてもらっている女子中高生(平日の昼過ぎになぜいるんだ…)」と色々な人がいました。
綺麗系のスタッフのお姉さんが結構いました。さすが、日産!やっちゃってるNISSAN!!
以下、ギャラリー内の他の写真です。
「オールド・ダットサン」の展示。
こういうメカメカしいのを見ていると、よくこんな形状のものを思いついて作れるよなぁと感心してしまいます。
裏の通路にミニカーが展示されていました。
「フェアレディZ(FAIRLADY Z)NISMO」。
外見は、展示されている中で一番この車がかっこいいと思いました。
以前、知り合いの男性と2人で山梨県の「ほったらかし温泉」にウホウホドライブ温泉旅行に行ったとき、その男性が乗ってきたのが、フェアレディZだったような記憶があります。
自動車にあまり興味ないので、そのときは、「スポーツカーかぁ。へぇ~。」と思っていましたが、こうやって色々な自動車を見ていると、「車ってかっこいい!」と思うようになり、欲しくなってきました。まぁ、株で5億円稼ぐまで、買いませんけどね。
「スカイライン R34 GT-R V-スペックII」。
この自動車と記念撮影しているオタっぽい男性がちょくちょくいました。
ギャラリー中央ステージでは、「NISSAN GT-R 2017年モデル」が展示されてました。
ある時間になると、上記写真のステージや他の自動車の前で、女性スタッフによる自動車の解説が行われます。
平日で、お客さんが全然いない中での解説で、寂しい感じでした。スタッフからすると、逆に、気楽かもしれませんが。
エスカレーターから降りたところにあったポスター広告を見た後に、どこで試乗受付しているんだろうと隣のインフォメーションセンターを見ていたら、スタッフのお姉さんが近づいてきて、「ポスターの○○車の試乗会をご予約しますか?」と話しかけて来てくれました。
「あなたの試乗を予約したいです」と返答せず、ポスターに書かれいてる自動車の試乗は、日程が決まっているものだったので、それは断って、今日できる試乗をお願いして、試乗受付に案内してもらいました。
今日の試乗会スケジュール(希望車種がある場合は、何に乗れるのか公式Webページ等から事前に確認してから行きましょう)。
日産ニューモビリティコンセプト「チョイモビ」だけが乗れるのかと思ていたら、色々用意されていました。ただし、スケジュールを見ると毎日全てが乗れるわけでもないようです。
「チョイモビ」も「金・土・日・祝日」だけでした。そういうことを知らずに来たので、今日が偶然金曜日だったから良かったものの、危うくチョイモビ試乗目的だったのに、チョイモビに乗れないところでしたw
「GT-R」も試乗してみたいと思いましたが、35歳以上限定だったので、乗れませんでした。スタッフに理由を聞いてみると、レンタカーとして借りているので、レンタカー規約がそのまま反映されているそうです。ネットでググって見たら、事故の確率を考慮して、35歳以上となっているっぽいです。
スタッフさんに「どれに乗りますか?」と言われましたが、チョイモビとGT-R以外は全くわからない、かつ、ちょうど一番早く乗れるのが「チョイモビ」だったので、チョイモビを予約しました。
各自動車、試乗開始時間は決まっていて、その時間を予約することになります。同時に、複数車種の試乗予約はできず、予約していた自動車を試乗した後に、別の予約に空きがあったら、予約できるといったシステムです。
また、試乗後に、数分ぐらいで書けるアンケートを書く必要があります。
「チョイモビ」試乗
「チョイモビ」とは、高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目したコンセプトカーで、「ちょこっと借りて、さくっと好きな場所へ返せる」ワンウェイ型カーシェアリングとして、実験的に運用して、検証しているらしいです。EV車で、2人乗りです。
もちろん試乗するためには、免許証は必要です。
ゴールド免許ですが、半年ぐらい自動車に乗っていなく、長期休暇時に実家に帰ったときぐらいしか自動車の運転をしないので、少し心配しつつ、試乗の事前説明を受けました。
事故ったときの対応方法や車を破損させたときの罰金について等々。「やっぱり破損させたら、お金取られるのね」とさらにドキドキが増しましたw普通のレンタカーと同じだと思って頂いたら良いです。
ちなみに、日産の敷地内にコースがあって、そこで運転すると勝手に思い込んでいたのですが、一般の公道(5kmほど)を走るとこのときに知ったので、不安になりましたw
このチョイモビの試乗は、「安全運転講習受講」を兼ねており、無事に試乗が終わったら、「安全運転講習受講証」がもらえて、今後、チョイモビがあるレンタカーでチョイモビを有料レンタルできるようになります。
上記に「ちょこっと借りて、さくっと好きな場所へ返せる」と書きましたが、現状では、一部のレンタカー屋でしか借りることができなく、また、借りたお店とは別のお店に返すということが日によってはできません。
試乗は、スタッフのお兄さんと2人で乗ります。できれば、ギャラリーにたくさんいた女性スタッフと試乗して、ドキドキ仮想デートドライブを楽しみたいと思い、それをサービス化したら、人気爆発するのではと思ったのですが、女性スタッフに気を取られて、事故率が増加しそうだなと思いました。
そして、いざ、お兄さんと「半年ぐらい車に乗っていないのですが、大丈夫ですかね~www」と話しつつ乗車する自動車の方へ。
乗車するチョイモビ。可愛らしい。
講習として、スタッフに色々説明してもらいます。
黄色い軽自動車のナンバープレートが付いていますが、実際は、軽自動車に分類されないそうです。ただ、公道を走るからにはと横浜市と話して、とりあえず軽自動車のナンバープレートを付けることになったっぽいです。
運転席の写真がないのでわからないと思いますが、めっちゃ運転席周りがしょぼいです。自動車が走るための最低限のものしかありません。
窓もないので、4輪型の原付だと思ってもらったらちょうど良いかもです。
チョイモビは、現在(2016年6月)、横浜市のみで運転許可が出ているので、横浜市から出てしまうと警察に切符を切られます。なので、横浜市の道を把握しておく必要があります。
そして、運転開始して、公道へ。
車体が小さく、小回りが超利くので、ぶつかる心配はありませんでした。ただ、タイヤ部分が車体から出っ張っているので、それを考えず、油断しているとぶつかります。
また、バックミラーがないのが超不安でした。
風があるものの天気は良く、気温もほど良かったので、窓がなくてもさわやかドライブ。
運転席はフロントガラスがあるので、前方からの風を遮ることができますが、後部座席は、斜め横から風が入ってくるので、運転席より寒いそうです。
順調に、問題なく乗れましたが、一点だけ困惑したのが、ウインカー。
日本車の場合は、ウインカーレバーが右にあるのが基本ですが、チョイモビは、左レバーでした。それに、全く慣れていなかったため、ウインカーを出すときに困惑して、一回間違えて、ウインカーを出すつもりが、ワイパーを動かしてしまいました。
輸入車の外車は、ウインカーが左レバーのことがあるそうです。ググってみたら「ISO(国際標準化機構)の規格は左レバー、JIS規格(日本工業規格)は右レバー」だそうです。
思った以上に簡単に乗れて、「ちょこっと借りて、さくっと好きな場所へ返せる」コンセプト実現+レンタル料が下がりさえすれば、1人ぶらりお出掛けが好きな私にとっては、ちょいありかなぁと思いました。
「安全運転講習受講証」ゲット!
これからは、女の子とのドライブデートは、「チョイモビ」で決まり!
チョイモビが流行れば、「ドライブデートで彼氏がチョイモビに乗って来た。最悪。別れる」という未来が来るんですかね。「やっちゃったら、やれなかったよ NISSAN!」。女の子とやりたい男性は、フェアレディZに乗ってデートに出掛けましょう。
「エクストレイル ハイブリッド」試乗
次に、「エクストレイル ハイブリッド((X-TRAIL HYBRID)」を試乗しました。
SUVのハイブリッド車。自動駐車機能の「インテリジェントパーキングアシスト」付き。
チョイモビは、小さくて、小回り利いて良かったですが、今度は、一気に大きい車になって、運転が超不安。最近は、運転したとしても、プリウスしか運転していないので(昔の一時期、ノアを運転していました)。
それはさて置き、とりあえず、インテリジェントパーキングアシスト体験。
アラウンドビューモニターで、車体を頭上から撮っているように見えるけど、どういう仕組みかわかる?とスタッフに問われ、正解を答えましたが、今思えば、「衛星から撮影している」とか冗談を言えば良かったです。
インテリジェントパーキングアシストで、駐車場所の設定をし、アシストスタート。
「ぐんぐん進んで怖いwww、でも、すごいwwwww」といった感想です。
ブレーキは、自分で踏む必要があって、踏まないと突き進んでしまいます。
ミラーや外は直視せず、アラウンドビューモニターを直視してしまっていて、大丈夫なのだろうかと不安になりました。
将来、自動運転技術が確立して、普及したら、こんな気分なんだろうなぁと思いました。
「自動運転がミスることもあるけど、人よりは確実で安全性が高い」、「自動運転ではなく、手動運転したら罰則」となる日が、いつの日か来るんでしょうか。
運転は、アクセルやブレーキの踏み具合が、チョイモビとギャップがあり過ぎましたが、車体の大きさも問題なく、無事に運転できました。
「リーフ」試乗
次は、「リーフ(LEAF)」を試乗しました。
100%電気自動車です。
リーフを試乗して驚いたのは、加速。
トルクがあり、アクセルを踏むと「ぐいーん」と伸びます。
予想外に、めっちゃスムーズに加速できて、感動しました。
ブレーキは、プリウスや先ほど試乗したエクストレイル ハイブリッドと同じ「回生ブレーキ」を利用しているのですが、なぜかスムーズ。
プリウスやエクストレイル ハイブリッドのブレーキは、「カックンブレーキ(スムーズに止まれず、かっくんとなる)」になりやすく、嫌だったのですが、なぜか、リーフはならない。
単に、回生ブレーキの調整が上手いだけなのか謎ですが、この乗りやすさは、非常に良いと思いました。
運転していてもストレスなく、疲れにくそうです。
これは、5億円あったら、買いやなぁと一瞬思いましたが、一番のネックは、100%電気自動車なので、充電スタンド+充電時間。なので、5億円ではなく、10億円あったら、買いです。
「ノートNISMO」試乗
次に、「ノートNISMO(ニスモ)」に試乗しました。
次から次へとタイミング良く試乗できたので、「土日の場合でも、こんなに試乗できるもんなんですか?」とスタッフに聞いたら、「土日では、ほぼ無理です。今日は平日で、タイミング良く次の時間帯の予約も空いていて、試乗できています。」と返答されました。運が良かったです。
ノートNISMOは、ガソリンエンジンです。
なので、試乗したら、「あぁ、車だぁ」といった感じでした。
また、エクストレイル ハイブリッドやリーフよりも走行中ガタガタしているような気がしたら、スタッフが、クッション性がない代わりに、その分、ふわふわせず、安定性があると述べていました。確かに、そう言われみたら、さっきのリーフは、ノートNISMOと比較して、ふわふわ感があったような。クッション性を選択するか、安定性を選択するか、どちらが良いのかは、何とも言えませんが。
残り1つの試乗対象車の「スカイライン」も試乗できるかなと期待しましたが、さすがに、予約が入っていて、乗れませんでしたw
でも、無料で、4つの色々なタイプの車種を試乗し、比較することができたので、楽しめて、勉強にもなり、大満足でした。
トヨタ派でしたが、「やっちゃえNISSAN」の好感度がだいぶ上がりました。
「ギャラリー展示&試乗」による購買促進効果は、少なからずありそうだなと勉強になりました。
あとは、女性スタッフとラブラブ試乗デート体験サービスを追加して、そのまま、女性スタッフが購入の口説きにかかれば、「非モテ&普段女性と接する機会がない理系男子」は、イチコロです。
もちろん冗談で、「飛行機で“美人東大生”が隣に座ってくれるキャンペーン」のように、マイナスイメージになりかねないですw
確実に「やっちゃったNISSAN」と2ちゃんねるスレが立つでしょう。
ここまで書いてググったら、試乗時のスタッフがお姉さんだったと書いている人がいました。男性スタッフだけでないんですね…今回は、残念っ!
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