タイ男一人旅、今回は「スネークファーム」観光についてです。
前回の旅行記 ⇒ 男一人でカリプソキャバレー鑑賞してきた ‐ タイ旅行 Part13
タイ旅行5日目(タイ観光としては最終日)は、バンコク内のまだ行っていない場所を回ることにしました。
当初は、「ピンクガネーシャ像」がある「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」に行く計画でしたが、旅行中にお腹を下して下痢ピーの悲劇にあったため、遠くて交通の便も悪いピンクガネーシャ像の所に行くのはやめて、バンコクの中心部を観光することに変更しました。
Twitterのフォロワーさんに、「SNAKE FARM(スネークファーム)」という場所をすすめられていました。
名前の通り「ヘビ」がいる所です。
スネークファームを教えてもらった時は、観光本にも旅行サイトにも載っていないそんなマニアックな所に行こうとは思っていませんでしたが、バンコク内の有名所は既に観光し終わってしまっていたので、行ってみることにしました。
ヘビのショーがあることも教えてもらっており、事前にネットで調べてショーが観られる時間帯を狙って行きました。
「スネークファーム」の入り口です。
ヘビと思われるマスコットキャラクターのぬいぐるみの写真があります。
タイ赤十字社の施設のため、赤十字のマークがあります。
ヘビを単に展示しているのではなく、ヘビ中毒の治療のための抗蛇毒血清の製造に必要な毒液採取のために様々な毒ヘビを養殖している施設です。
そこが観光施設ともなっています。
受付でチケットを購入したら、観光客が少なく暇だったからなのかわかりませんが、丁寧に何かを説明されました。
おそらくスネークファーム内で行われるショーイベントのことかなと思いましたが、聞き取れなかったため、そのまま気にせずスネークファーム内へ。
スネークファームに入った直後の場所で、上から糸で虫がぶら下がっていて、見事に私に服にひっつきました。
しかも、服からはがしても糸が強力で、私が動くと虫も糸に引っ張られてついてきました。
何とか虫を糸から切り離すことができましたが、この虫に悪戦苦闘している様子を見ていた先程の受付のおばちゃんが何をやっているのだろうと受付から出てきました。
私は思わず、「むし!」とその受付のおばちゃんに日本語で言ってしまい、服に虫がついたというようなジェスチャーをしました。
日本語がわかったのか、雰囲気でわかったのか、受付のおばちゃんは理解したようで笑って受付に戻りました。
受付から入った直後の場所です。
この上にある植物から先ほどの虫が糸でぶら下がっていました。
真ん中のドーム状の屋根のあるエリアの左右には座席があります。
そのため、私はここでヘビのショーをやるのだろうと思っていました。
屋根がある場所には、このように白い円状のエリアがあり、その中にヘビが少しいました。
また、この屋根がある場所の外の脇の方にもヘビがいる檻がありました。
ヘビの絵がかわいい。
ヘビのショーイベントの時間が書かれています。
これを見て、あることに気づきました。
11時からショーがあると思い11時前に来たのですが、今日は平日のため、14時30分開始です。
ネット情報を詳しく見なかったから勘違いしたのか…
そこで、受付でもらったパンフレットを見たら、平日は2種類のショーがあることを知りました。
11時からは「Venom extraction show(毒抽出ショー)」
14時30分からは「Snake handling show and get a photo with snake(ヘビ扱いショーとヘビと一緒に写真撮影)」
がありました。
私が目的としていたのは、ヘビ扱いショーの方でしたが、とりあえず11時のも観ようと思い、11時になるまで飼われているヘビを見て回りました。
「ボールニシキヘビ」。
太ましい。
先程の屋根があるエリアの白い円状の中にいたヘビちゃん。
屋根があるエリアの奥に行ったらビルが出てきました。
これは入って良い場所なのだろうかと思いながら恐る恐る入りました(後からパンフレットをよく見たら、園内マップがあり、この建物内のことも書いてありました)。
建物に入った所でやっと客らしき人を発見。
11時近くになっても先ほどの屋根のエリアに全く客がいなくて、ショーをやる雰囲気がなかったため、建物内で発見した客だったか他の清掃スタッフのような人だったかにショーが行われる場所を聞きました。
すると、この建物内の奥のホールで行うと言われました。
受付のおばちゃんがやたら何かを説明していたのは、おそらくこのショーの場所を教えていたのでしょう。
ショーが行われる場所に向かおうと建物内にあった扉を開けたら、このようなヘビが展示されているエリアが出てきました。
外にはヘビがあまりいなくて、期待外れ感があったのですが、建物内にはヘビがそれなりにいることを知り、ショー以外にも見る所あるじゃんと思いました。
この奥(中央の方)に行くと、ガラス張りの実験室のような部屋を眺める階段式のホールが出てきます。
そこが毒抽出ショーの場所です。
「毒抽出ショー」の始まりです!
客は5人~10人ほどでした。
まずはショーに出る人らの自己紹介が始まったのですが、写真左から2番目の人は「田中」と言っていました。
田中だと…タイ人ではなく日本人?
確かに、顔もタイ人よりかは日本人っぽい。
タイで育った日本人なのか、日本から来ている日本人なのか。
田中の登場により、海外でも日本人がんばっているやんと思いました。
カゴの中にヘビが入っていて、そこからヘビを取り出します。
ヘビを扱う人はフェイスシールドをつけています(新型コロナウイルス対策にもなりそう)。
ヘビさんウネウネうねっています。
ヘビをテーブルの上に置き、棒状の道具でヘビの頭を押さえつけます。
そして、右の方にある器具にヘビの牙を押さえつけて、ヘビの毒を抽出します。
この一連の作業を何匹かのヘビで繰り返します。
今度は田中の番です。
がんばるんだ田中!
ヘビの頭を押さえつけろ!
田中が棒でヘビの頭を一突き!
と思った瞬間に、ヘビは頭をバッと棒から逃れました。
ヘビも頭を押さえられないように必死で逃げます。
ヘビの俊敏さを知ることができました。
ショーの醍醐味としているのでしょうが、ヘビが棒から逃げる様子が面白いです(ヘビにとっては面白くないでしょうが)。
何とか田中はヘビの頭を押さえつけ、毒を抽出。
毒抽出ショーを見た後は、建物内の展示を見て回りました。
綺麗なヘビ。
動いているヘビを間近でまじまじと見る機会はあまりないので面白いです。
「ビルマニシキヘビ」。
水の中に浸かって、鼻だけ水面の上に出しています。
こんな風に休んでいる姿のヘビを初めて見ました。
「Ridley’s Stripe-tailed Rat Snake」。
艶めかしさがあります。
舌をベロベロ出しています。
「オオアオムチヘビ」。
木と木の間にヘビの橋が出来上がっています。
こんな移動の仕方をするのですね。
「ハナナガムチヘビ」。
ひょろひょろ。
「Big-eyed Pitviper」。
目が怖い。
「キングコブラ」。
つぶらな瞳で可愛い。
ウロコも綺麗です。
まるで私のちんこのようです。
展示エリアは2階もあり、2階はヘビの説明展示のような感じになっています。
写真は、ビルマニシキヘビの骨です。
すごく長い。
ヘビのホルマリン漬けの展示です。
こんなにもたくさんすごい見栄えです。
近くで見ると、ヘビがふやけたような見た目で、少し気持ち悪いです。
気持ち悪いのに、光の当て方がオシャレな感じ。
ヘビの卵。
孵卵器です。
ヘビの「ヘミペニス(半陰茎)」のホルマリン漬けまで展示されています。
グロい。
ヘビの腹を切り裂いたヘビの内臓が見える展示。
それなりにグロかったので、あえて写真は少し見えづらくしました。
ヘビの皮の展示。
ヘビの胚。
「Monocellate Cobra」の骨。
この建物は普段見られないようなヘビに関する展示があり、思った以上に楽しめました。
展示を見終わった時点で12時前辺りになっていました。
スネークファームに来た1番の目的がヘビ扱いショーだったため、14時30分から始まるヘビ扱いショーも観ることにしました。
ただ、それまで時間があり、無駄に時間を過ごすのがもったいなかったため、散歩がてら約2km離れた所にある「セントラルワールド」に行って、タイ土産を買おうと決めました。
セントラルワールドは大型ショッピングモールで、伊勢丹も入っています。
スネークファームの受付のおばちゃんに再入場可能か聞いたら、可能と言われたので、セントラルワールドに向かいました。
スネークファームの近くにある「National Blood Center(国立血液センター)」です。
建物のデザインが奇抜だったので写真を撮りました。
セントラルワールドに向けて歩いて行きます。
セントラルワールドに到着。
ドラッグストアがあったので、お腹下し下痢ピー対策で、念のため下痢ピー時に購入した抗生物質の「サノフロックス(Sanorflox・ノルフロキサシン)」を追加で購入しました。
とても大きなクリスマスツリー。
セントラルワールドは迷子になりそうなくらい大きいです。
ネット記事の情報だとお土産屋コーナーがあると書いていたので、その記事に書かれていた階に行きました。
しかし、場所が変わったのかどうかわかりませんが、お土産屋コーナーが見当たりませんでした。
お土産コーナーを探し店内を歩いていたら、カフェコーナーのような所に日本人っぽいおっさんサラリーマンっぽい人がいて、私に向けてかどうかわかりませんが、私の方に向かって手を挙げました。
私が日本人だと思って手を挙げたのだろうか?んん?と思いましたが、私に向かって手を挙げたのかどうか確証がなかったためスルーしました。
ただ、お土産屋コーナーが見つからなかったため、さっきのおっさんが日本人だったら聞いておけば良かったと思いました。
結局、お土産コーナーの場所についての意思疎通ができるかどうかわかりませんが、ダメ元で仕方なくインフォメーションコーナーの人に尋ね、スマホの翻訳アプリで質問をタイ語に訳した画面を見せました。
すると、上の階にあると言われたので、上の階に行きました。
そしたら、上の階に小さいながらもお土産コーナーがありました。
ネット記事に書かれていたお土産コーナーがこの小さいコーナーなのかどうか不明でしたが、そんなに色々買う予定もなかったため、まぁいっかと思いました。
お土産で買ったのは、値段が安い&ネタにもなる「BIG SHEET」と安全性の観点で職場で配りやすそうな日本語で書かれたロッテ「コアラのマーチ」のタイ限定の「マンゴー味」と「チョコバナナ味」です。
見た目からしておいしそうな現地のお菓子もありましたが、得体の知れない海外のお菓子を食べづらいと思う人もいるので、得体の知れるコアラのマーチにしました(職場向けではなく、友人向けならネタで得体の知れないものを買いますが)。
フードコートのような場所です。
街中の飲食店とは異なり、清潔感があります。
「伊勢丹ごちそう通り」。
「ごちそう通り」ってめっちゃ日本語です。
そして「和幸」。
他のエリアにも日本の飲食店が複数並んでいる所があり、ここらだけで食事をしていたら、おそらく下痢ピーの悲劇は起こらなかっただろうと思いました。
お土産も購入でき、ヘビショーの時間が近くなってきたので、スネークファームに戻りました。
ヘビ扱いショーは、受付を通った正面にある座席がある屋根があるエリアで行われました。
朝は全然客がいなかったのに、今回は客が数十人集まっていました。
欧米系の外国人が多かったです。
なんとスタッフがヘビと戦います(ヘビを捕まえる戦い)。
客は皆総立ち。
さすが外国人。後ろの客のことを全く考えずに自分本位です。
私は一番後ろの座席にいて、後ろに誰もいなかったので、もちろん立ちました(前の人らが立つから立たないと見られなかった)。
スタッフがヘビを挑発すると、ヘビはかなり怒って威嚇してきます。
ヘビ、ゲットだぜー!
今度は「ヘビ vs ヘビ」。
ヘビ同士の戦いも観られます。
色々なヘビの紹介。
田中登場!
ヘビとにらめっこしています。
ヘビがこんなにもピンピンに伸びることに驚き。
よくよく考えたら、ふにゃふにゃちんこもピンピンに伸びるので、それを思えば驚きでもないか。
そして、ヘビのこの口を開けてのキレっぷり。
ヘビがこんなにも表現豊かにキレている所を生で初めて見ました。
最後は、大きいヘビを巻いての写真撮影です。
子供らが率先して、何人も前の方に行きました。
この写真撮影が始まると写真左の方にある募金箱が出てきました。
ヘビとの写真撮影は無料ですが、良かったら募金していってねというものです。
写真撮影で子供らが前に出て行き大人らは出て行かず、また、私は沖縄でヘビを巻いての写真撮影経験があったので、ヘビと写真撮影するつもりは最初はありませんでした。
しかし、途中から大人らもヘビと写真撮影し始め、写真撮影が進むにつれ、客らがほとんど会場からいなくなったため、せっかくなので私もヘビと写真撮影することにしました。
普段、募金はほとんどしない派ですが、赤十字の施設ということもあり、気分的に写真撮影時に募金をしました。
写真はカメラを渡せばスタッフが撮影してくれます。
ヘビちゃんと写真撮影。
ヘビちゃんかわいい。
人間に持たれたヘビは何を考えているのか気になります。
ここで注目なのが、ヘビの尻尾です。
今は尻尾が下に垂れています。
しか~し、
ヘビの尻尾が上がってきて、私の腰辺りにくっついています。
そして、私の腰にぐるっと尻尾を巻きつけます。
写真撮影時は全然気づきませんでしたが、後から写真を見返した時にこの尻尾の動きに気づきました。
ヘビちゃんと濃厚接触です。
ヘビちゃんも良いですが、人間の女性に抱きしめられたいです。
最初は微妙かなと思っていたスネークファームでしたが、建物内の展示エリアで珍しいものを色々見られたり、ヘビの戦いを観られたり、大きいヘビを巻いて写真撮影できたりと思った以上に楽しめました。
タイのバンコク旅行中に時間が空いて、行く所が特になくなったときは、スネークファームに行ってみるのはありです。
この後は、「ジム・トンプソンの家」に向かいました。
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