男一人での別府温泉旅行、前回の「男一人で別府地獄めぐり旅行してきた」の記事に引き続き、別府温泉旅行記を書いていきます。
地獄めぐりを終え、ランチにしようと思い、食糧を蒸して食べられる「地獄蒸し工房」というお店に向かいました。
向かっている途中に、タクシーの運ちゃんに、「どこ回ってきたの?」、「次は、どこに行くの?」とタクシーの乗車を勧誘されたので、適当に回答してかわしました。
「地獄蒸し工房」です。
地面の隙間から湯気が出ています。
左の屋根が付いているところで、食糧を蒸します。
また、右の小さい屋根が付いている所が、温泉の飲水所になっています。過去の経験上、まずいんだろうなと思いつつ、一応飲んでみたら、バリバリ鉄そのものの味!というものではなく、薄めで、飲める範囲でした。
蒸し窯は、こんな感じです。
せっかくなので、食糧を買って蒸して食べてみようと思いましたが、お客さんが多く、順番待ちになっており、時間が掛かりそうだったので、観光の時間が削られてもったいない、また、ただの素材の食糧を蒸して食べるだけなので、そこまで特別な料理の味を味わえるわけでもないと思い、買うのをやめました。
そして、歩いている途中に、良さげな飲食店があったら入ることにしました。結果的には、良さげな飲食店が見つからず、この日は、お昼は食べませんでしたが。
「足蒸し」です。
蓋を開けて、足を突っ込んで、足を蒸すシステムです。
散歩中にありました。無料です。
「湯けむり展望台」です。
「日本夜景遺産」にも選ばれている場所です。
よーく見ると、右側辺りからモクモク湯けむりが出ています。
この湯けむり密集地帯が先ほどいた鉄輪の中心部です(たぶん)。
ということで、徒歩だとそれなりに遠いです。ここに向かう途中、歩いている人は、私しかいませんでした。
事前に見たネット上の写真だと、もっと湯けむりがモクモクしていて、建物も近く見えたのですが、私が撮影した写真を見てわかる通り、なぜか建物も小さく見えて、迫力が全然なかったです。
期待が高かった分、ちょっとがっかりな湯けむり景色でした。
ちなみに、この展望台自体は、小さな駐車場です。そこに、上記写真のベンチと石碑があります。
「貴船城」。
ここには、来る予定がなかったのですが、鉄輪の中心部から湯けむり展望台に行く途中にあったので、寄ってみました。
少し山の上にあったので、徒歩だときつかったです。その山を登る途中に、ポケモンGOのジムがあったので、こんな場所、誰も徒歩で来て、わざわざポケモンを置かないだろうと思い、ポケモンを置いたのですが、半日ぐらいで乗っ取られました。どんだけポケモントレーナーいるんだよ…
貴船城に入るには、入場料が必要です。
城の前にいたご神体の白蛇です。
係りの人が「今日は、生きているご神体に会えますよ」と言い、何のことだろうと思ったら、生きた白蛇が城の中にいました。
ご神体の白蛇を触って、願い事をすれば、願いが叶うというので、白蛇を触りながら「今年度中に5億円稼げますように」と願っておきました。
城の中は簡素でした。
屋上からベランダに出られると思っていたら、窓があって、出られないのかなと思ったのですが、よく見たら、窓の上に「頭上注意」とでかでかと観光客向けっぽい注意書きが書いていて、少し上に位置する窓への階段まであったので、外に出ても良いんだろうと判断して、窓を開けてベランダに出ました。後から、別の観光客もベランダに出てきました。
貴船城のベランダからの景色。
さっきの湯けむり展望台よりもよっぽど景色が良かったです。
これは、来て良かったです(ベランダに出られることに気づかなかったら、残念で終わっていました)。
再び鉄輪の中心部に戻ってきてからの「鉄輪むし湯」。
8畳ほどの石室に石菖(せきしょう)という薬草が敷き詰められていて、その上に寝っ転がって、むしむしします。石室に入れる時間は、時間制限があります(スタッフに時間を計られます)。
石菖の上が予想以上に熱くて、お尻や脚が火傷しそうなレベルで、時間が来るまで、がんばってもがいていました。途中で出たら、お金がもったいない感があるので。
小さいお風呂が併設されているのですが、入れ墨ばっちりのおっちゃんが入ってきました。常連客っぽくて、スタッフのおばちゃんと仲良く話していました。
明礬温泉の「別府温泉保養ランド」。
鉄輪の中心部からそれなりの距離があったのですが、どのバスに乗れば良いのかわからなかったので、がんばって徒歩で行きました。
この保養ランドは、なんと「泥湯」があり、しかも、「混浴風呂」まであります!
泥湯は、よくテレビで芸能人が入っていたりして、入ってみたかったし、混浴風呂も一度体験したかったしで、2つも人生初体験できるというお得な温泉です。
泥湯の部分が混浴になっています。また、男女別々の泥湯も用意されています。
ロビーに若い女性客もいたので、ちょっとウキウキしながら、いざ混浴泥温泉に向かったら、なんか不気味な視線を感じる…
泥湯の大浴場に、周囲を囲むように十数人の男性が湯に浸かっていました。女性は、0人。
先入観かもしれませんが、普通の温泉ではあまり見かけない、女性の裸目当ての何か変態っぽい雰囲気、見た目の男性がちらほらいました。
この何とも言えない空気、不気味な視線、男性の私さえ、非常に入りづらい。魔の巣窟です。混浴温泉に来る変態を「ワニ」と呼ぶそうですが、ワニより何か気持ち悪い雰囲気でした。居心地悪かったです。
しかも、その大浴場の湯が全然泥ではなく、砂状態。そして、ぬるい。
また、湯が濁っていて、地面が見えないので、ゆっくり歩かないと湯の中の岩に足をぶつけて、ケガをします。
湯の中に、立ち入り禁止ゾーンがあって、そこの境目の立ち入り禁止の方の湯は熱く、泥もたくさんありました。そこの泥を手に取ってみたら、木の枝とかと混じって、陰毛っぽいもじゃもじゃ毛が…これは汚い…
そーいえば、この泥ってどうやって掃除しているんだろう、掃除できなくね?と思ったら、泥の中に、枝や枯れ葉、毛がたくさん入っていてもおかしくないです。ゴミ泥です。
それにしても、湯がぬるい、泥もないわで、残念な気持ちでその湯を上がったら、隣に、別の湯があり、そっちには、どろっどろの泥だらけ、かつ、熱い湯でした。
これが求めていたもの!さっきの残念テンションからハイテンションに変わりました。
汚い泥とわかりつつ、せっかくなので、身体に泥を塗りまくって楽しみました。しかし、泥の中に枝などが入っていたためか、身体に無数の擦り傷ができていました。
自然の泥より、エステとかの泥パックの方が断然良い(やったことないけど)と思いました。
ちなみに、そこの泥湯から出るときに、ちんこの毛に泥がたくさんくっついていて、泥ちんこになっていました。そりゃ、泥の中に陰毛が入りますね。
また、お尻の間にも泥が挟まり、泥湯から出て歩く後姿が残念な感じになります。
結局、混浴で女性とは出会えず、これは混浴初体験デビューとしてカウントして良いのか疑問です。おばちゃんぐらいはいるだろうと思っていたのですが。
ネットを見ると混浴に入ったという女性がちょくちょくいますし、風呂が混んでいたと書いている人がいるので(私のときは、空いていました)、時期や時間帯が悪かったのかな。
この旅行後に、美容室の女性美容師さんに保養ランドのことを話したら、その美容師さんも保養ランドに行ったことがあって、美容師さんの女友達は混浴に入ったと言っていました。なので、混浴に、まあまあ女性も入ってくるのでしょう。
ただ、実際に女性が入ってきたら、目のやり場に困ると思います。いやらしい目で見ていなくても、女性側からしたら、そう判断されそうなので。
保養ランドを出て、すぐ辺りの道で、走っているタクシーにクラクションを鳴らされたので、「乗って行かないか?」という意味かなと思いつつ、鉄輪の中心部に戻ったら、今朝、タクシーの乗車の勧誘をされたおっちゃんに再度出会って、さっき私にクラクションを鳴らしたと言っていました。
再び、どこを回ったのかを聞かれたので、話したら「すごいね」と言われ、今度は乗車の勧誘っぽい話には繋がりませんでした。さすがに、徒歩でここまで色々回っていたら、絶対タクシーを使わないなと判断したのでしょう。
次は、「ひょうたん温泉」。
たくさん並んだ瀧湯がありました。
そして、今夜泊まる旅館「眺望の宿 しおり」です。
ここにも徒歩で行きました。それなりに遠かったです。
ラウンジ。
ラウンジから外に出たところにある足湯。
泊まった部屋。
ベッドが2つありますが、私しか泊まっていません。
部屋の窓からの眺め。
山側の部屋だったので、特に見るような景色はありませんでした。
この後、徒歩で、総合レジャー施設の「スギノイパレス」に向かいました。
スギノイパレスのイルミネーション。
ネットに、イルミネーションがすごいと書いており、そこまでだろうと思っていましたが、本当に、すごい綺麗でした。
東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードを思い出しました。
これはカップルで来るべき場所ですね。
スギノイパレスの中は、色々レジャー施設もあり、1人では寂しく、カップルでなくても、家族や友達と来る場所として、とても良い場所だと思いました。
イルミネーションを見た後は、晩御飯を食べようと良さげな飲食店を探しましたが、見つからず、スギノイパレス内の「PRONTO」で、パスタを食べました。
その後、スギノイパレスの「ザ アクアガーデン」というプールに入りました(水着を持ってきていた)。
噴水ショーがあるのですが、それなりにがんばった演出でした。内容的に、単調だったので、途中で飽きてきましたが、演出の装置やシステムは、興味深かったです。
高塩分濃度プールもあり、浮遊体験ができて面白かったです。今日1日、温泉に入り過ぎたのか、泥湯の枝による傷の部分か、身体の所々が、塩分でしみました。
夜のプールで、おっぱいぼいんのビキニ姿の女の子とイチャイチャ楽しんでいる男性がいて、うらやましいと思いつつ、絶景露天風呂の「棚湯」に向かいました。
棚湯からは、別府と海を見渡せて、予想以上に絶景で、開放感があって、非常に良かったです。
ずっと浸かって、ぼーっとしていたい気分になりました。
星は、あまり見えませんでしたが、寝湯もあり、すごく気持ち良かったです。
おそらく、ここでの朝日を眺めつつの風呂は最高だろうと思います。
「プロジェクションマッピング」もやっており、これを見てから泊まる旅館に戻りました。
泊まる旅館では、無料で貸切家族風呂を予約できるので、チェックイン時に予約しておいた23時の回ので入りました。
1人でも家族風呂に入れるんだなぁと思いつつ、家族風呂と言いつつ、カップルがイチャイチャするためのお風呂でもあるんだろうと思いつつ、もしかしたら、私が入る前にカップルがこのお風呂で、あんなことやこんなことなどいかがわしいことをしていたのかもと思いつつ、我慢しきれず、お風呂に入る前にビールを飲んでいたので、ほろ酔い気分でゆっくり家族風呂を楽しみました。
そもそも一般の浴場の方も客がいなくて、貸切状態でしたが。
ちなみに、私が入った家族風呂は、建物と壁で囲まれていて、景色は何も見られませんでした。カップルの人は、女体or男体という絶景を見られるかもしれませんが。
家族風呂後は、部屋で、スーパーで買った「ポテトチップス 九州限定 うまくちしょうゆ味」を食べながら、ビールを飲んで、旅先恒例の1人お酒酔っ払いモード。
このポテトチップスは、おいしかったです。全国で発売してほしい。
この日の歩行距離は、約30kmでした。毎日これだけ歩けば、痩せそうです。
次の日の早朝の朝日。
足湯の場所からの眺めですが、若いカップルも朝日を見ていました。
朝の浴場も客がいなくて、貸切状態で、ゆっくり伸び伸びと入れました。
朝は、ホテルの送迎バス(ワゴン車)で、別府駅まで送ってもらいました。
「別府海浜砂湯」。
別府駅の隣の駅の別府大学駅近くの海岸にあります。
これも名物らしいので、砂湯初体験をしてみました。
こんな感じ。
傘は、日除け用。
カメラを持って行くと、スタッフの人に写真撮影してもらえます。
気温がちょい寒いぐらいで、砂湯に入るにはちょうど良く、砂湯は、ぽかぽか程よく汗をかくぐらいの熱さでした。
砂は、それなりに重量を感じました。また、砂湯に入っている時間が暇だったので、手をもぞもぞ動かして、手の間に空洞を作って遊んでいました。
砂湯に入っている時間をスタッフが計っているのですが、私より先に入っていた人の方が長く入っていました。砂をかけるスタッフのおばちゃんによって計り方が少し適当なようです。
再び別府駅に戻ってきての「油屋熊八の像」。
別府の観光開発に尽力した実業家とのことです。
像の右にいる小さい物体は、小鬼だそうです。
アジア系外国人の男性2人組に、この像を背景に写真撮影を頼まれました。
「別府タワー」。
「アサヒビールタワー」と言った方が良さそうなぐらい、でかでかとアサヒビールの文字。
別府タワーからの景色です。
別府タワーを下りて、商店街をぶらぶらしていたときにいた猫ちゃん。
ググったら、「豚まんの店 幸崎」というお店が引っかかり、食べログでも評価が3以上で悪くなかったので、そのお店で、豚まんを買って食べてみましたが、私の口には合いませんでした。
そもそも、豚まん?豚入っている?という、具も外の皮も独特な味でした。
「まるふく」というお店で、「だんご汁定食」。
右下のが「だんご汁」で、左上のが「とり天」です。
別府は、とり天の発祥の地であり、だんご汁は、大分県の郷土料理だそうです。
とり天の味は、見た目そのものの味、だんご汁は、おいしかったです。
別府、大分の名物も食べ、温泉も入りまくりで、非常に楽しめた別府温泉旅行でした。
この後は、別府駅から、特急「ソニック」に乗り、博多観光へと博多に向かいました。
今度は、女の子と来て、家族風呂であんなことやこんなことをしたいです。
旅行記の続きです ⇒ 「男一人で柳川で川下りしてきた」
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