エジプト一人旅(団体ツアー)、今回は、主に、「”サッカラ”と”ダハシュール”のピラミッド観光」について書いていきます。
前回の旅行記 ⇒ 男一人でナイル川ディナークルーズしてきた in エジプト
エジプト観光2日目(ツアー全体としては、3日目)ついに、ピラミッド観光です。
エジプトのピラミッドと言えば、「ギザの三大ピラミッド」が有名ですが、まず午前は、「サッカラ」と「ダハシュール」という地域のピラミッドなどを観て、午後からギザのピラミッドとスフィンクスを観るスケジュールです。
わくわくな日です!
バスでサッカラに向かいます。
早朝ということもあり、道路はすごい空いていました。
謎のちゃっちい観覧車。
昔、テレビ番組の「あいのり」で、旅の途中、こんな大きさのちゃっちい観覧車が映っていましたが、それを思い出しました。
ロバっぽい動物。馬車(ロバ車)です。
カイロ中心とは違い、すごい田舎の雰囲気になってきました。
ニワトリが走っていたりもしました。
砂っぽい場所から、植物たくさんの場所に。壮大です。
そして、砂漠。
「メレルカのマスタバ墳」近くに着いて、バスを降ります。
マスタバ墳とは、長方形のお墓です。
上記写真は、おそらく有名観光スポットではないですが、バスを降りた近くにありました。
現地のガイドさんに聞いても、特に何でもないと言われました。お墓なのか、単なる砂山なのか不明です。
メレルカのマスタバ墳に向かって歩いて行きます(写真右がマスタバ墳)。
辺り一面砂です。
メレルカのマスタバ墳は、古王国時代の貴族の墓では最大級だそうです。
入口があり、ドアが閉まっていました。
私たちはここから入りませんでしたが、HISツアーとは別の観光客っぽい人が、ここから管理人っぽい人にドアを開けてもらい入っていました。
私たちは、こちらの入口から入って行きました。
中は写真撮影NGなので、写真はありませんが、レリーフ(壁画)が残っていました。
大昔の人たちが描いたものが残っているということが感慨深かったです。
マスタバ墳の外壁です。
建物の外に置かれていた石に掘られていた「ヒエログリフ(エジプト文字)」の数々。
こんな文字を日本でもテレビや漫画等(遊戯王など)で見かけますよね。その本物を見られて感動。
こんなにくっきり文字が彫られているんですね。
メレルカのマスタバ墳を見終わって、バスに乗車。犬がお見送りしてくれます。
おそらく、お土産を売りつけるおっちゃん(または、この施設の管理者)が飼っている犬です。
バスに近づいて来たお土産を売りつけるおっちゃんと現地ガイドさんが交渉、ガイドさんがバスの中で、「この商品を~~エジプト・ポンドで欲しい人」と言って、欲しい人が買います。このような形式の売り方が旅行中に何回かありました。
「ピラミッド(階段ピラミッド)がある!」とテンションマックス。
この砂景色、雰囲気が火星っぽい、スターウォーズっぽいと思いました。
「階段ピラミッド(ジェセル王のピラミッド)」がある「ピラミッド複合体(ピラミッド・コンプレックス)」の「葬祭殿」の前に到着。
この建物の入口から入って行くかと思いきや、この建物の横を歩いて行きます。
なぜ先ほどの建物から行かないかというと、階段ピラミッドより先に、そのすぐ近くにある「ウナス王のピラミッド」に行くからです。
写真の奥に見える山の形しているのがウナス王のピラミッドです。
「ウナス王のピラミッド」。
一般的に有名な石が積まれているピラミッドではなく、砂山って感じです。
ウナス王のピラミッドに入る入口です。
一部、石が積まれているので、作られた当初は、綺麗に石が積まれていたのでしょうかね。
このウナス王のピラミッドは、なんと20年振りに一般公開が再開されたのです。
ウナス王のピラミッドが何なのか全く知らなかった私は、ツアー申込時に、HISスタッフからこのことを言われても「へぇ~」としか思わなく、そこまで興味なく来ましたが、タイミング的にもばっちりで、すごい貴重な体験です。
もし日本で、歴史ある施設が20年振りに公開、しかも、内部がすごいとなったら、観光客わんさかの何時間待ちの大行列でしょう。ちなみに、このとき観光客は、私たちのツアー客しかいませんでした。
残念ながら、こちらも内部の写真撮影がNGなので、写真がありませんが(気になる人は、ググってください)、内部にある部屋には、ヒエログリフによる世界最古(史上初)の「ピラミッドテキスト」が壁一面にびっしり刻まれています。
天井には、星が一面描かれています(ヒトデっぽかった)。
なので、ツアー申込時は「へぇ~」でしたが、実際に見たら、「ふぇぇ~」となりました。
一部、色も残っていました。
パワースポットとしては、超神秘パワーが秘められていそうな空間でした。
ちなみに、部屋に辿り着くまでの通路の天井がすっごい低く、歩くのが非常に大変でした。ピラミッド入口付近は、坂道になっているので、下りは、滑り台のようにして、滑って行った方が楽でした。
ちょい高台から眺めた先ほどのウナス王のピラミッド。
「階段ピラミッド」。
ピラミッドのポーズで写真撮影。
ツアー客の女性に、このポーズで写真撮影してもらったら、「かわいい」と言われました。
ドラマ「逃げ恥」の森山みくりことガッキーが「かわいいは最強。かわいいの前では服従、全面降伏なんです!」と発言していましたので、このピラミッドポーズで女の子からモテモテ間違いないです。あぁ、ガッキーに抱きしめられたい。
レンガ造りっぽい。というか、普通の日干しレンガ造り?
一部工事していました。
ネット情報によると、エジプトの工事がいい加減過ぎて、崩れ対策が酷かったり、変に補修されたりして、エジプト遺跡マニアから憤慨されているっぽいです。
階段ピラミッドの横にあった謎施設。中には何もありませんでした。
地面には、馬かロバかラクダかのうんこがあちこちに転がっています。
転がり過ぎていて、いちいち気にして歩いていられません。踏みまくって、運をつけるぐらいの気持ちで歩くと良いです。
ちなみに、砂漠の砂は、サラサラでした。
先ほど、ここから入ると思った入口があった葬祭殿の裏側です。
ここを通って、バスが停まっている所に向かいます。
中は、「パピルス柱」が立ち並んでいます。
トンネルの向こうは、
砂漠だった。
できれば、美少女ハーレムパラダイスが良かったです。
お土産屋として、「イクナトンカーペットスクール(AKHNATON CARPETS SCHOOL)」に立ち寄ります。
サッカラ周辺は、カーペット(じゅうたん)作りの学校がたくさんあります。
これもエジプト文化ですね。
まず、1階で、カーペット作りの実演を見せてもらいながら、私よりも日本語ペラペラの現地民から解説を受けます。
思った以上にカーペット作りのプロの技がすごくて驚きました。よくこの糸一つ一つで、模様を作れるなぁと。非常に地道な作業です。
この後、2階のカーペット売り場で、お買い物です。
大きさがランチョンマットぐらいの小さなものも売っていますので、そういうのは、まあまあお手頃な感じで買えます。
見る角度によって色が変わるカーペットもあって、驚きました。
お次は、ダハシュールにある「屈折ピラミッド」。
本当に屈折している!
遠くから見たら土っぽい感じがしたのですが、近くで見たら、石でした。
そして、思った以上に綺麗な平面に驚き。これを「化粧石」というのですかね。
上からロープを垂れ下げて登りたくなりまりました。絶叫滑り台にもなりそう。
ギザのカフラー王のピラミッドの頂上付近などにも一部化粧石が残されています。てっきり、ピラミッドは、石の階段っぽくなっているものだと思っていたら、元々は化粧石に覆われていて、真っ平だったんですね。長年生きてきて、エジプトで生のピラミッドを見ることで知った衝撃の事実。
もしギザのピラミッドの化粧石が全て残っていましたら、今よりもさらに圧倒的な存在感だったでしょう。
そして、近づいてわかる、石1つの大きさ。
思っていた以上に大きかった。
私の身長と比較すると石1つの高さは、60cmぐらいです。
屈折ピラミッド付近から見えたピラミッドです。おそらく今から行く「赤のピラミッド」です。
すごい見事な三角形です。あっぱれ。
ピラミッドの斜面に指を乗せてみました。
遠近の違いでお遊び。
ピラミッドから神秘エネルギーを吸い取ります。
これだけ神秘エネルギーを吸い取れば、女の子からモテモテになり、さらに、お金持ちにもなれるでしょう。
「赤のピラミッド(赤いピラミッド)」に到着。
形が綺麗です。
表面の花崗岩が赤く見えることから赤のピラミッドと呼ばれるらしいです。
しかし、赤っぽくないです。ちょい暗っぽくはありますが。光の照らされ具合にもよるのかな。
右下の米粒の大きさのものは、人です。
遠近感の錯覚かピラミッドが超巨大に見えます。といっても、実際に約104mの高さがあります。
近づいて写真撮影してみました。さっきの写真より少しピラミッドの高さが低く感じます。
角度チェック。
そして、ギザの三大ピラミッド・スフィンクス方面に向かいます。そこで、昼食です。
バスから見えた手作り感満載の橋。
線路は続くよどこまでも。
写真左奥にピラミッドが2つ見えます(ギザの三大ピラミッドのうち2つ)。
このように、街の近くに有名なギザのピラミッドがあります。
バナナがたくさん!ウホウホ!!
ギザのピラミッドとスフィンクス、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この写真を撮影した場所のすぐ後ろにある飲食店でランチです。
「Abou Shakra」という名のお店です。
スフィンクスとピラミッドが見えるレストランです。
隣には、一部で有名な「スフィンクスの目線の先にある」といわれている「ケンタッキー・フライド・チキン」の店舗があります(昔、トリビアの泉でやっていました)。
ってことは、ほぼスフィンクスの目線の先にあるお店でランチということです。
すごい貴重な体験。スフィンクスに見つめられながら食事するなんて、びくんびくんしてしまいます。
レストラン内からの外の景色。
本当にピラミッドとスフィンクスの目の前で、最高のロケーションのレストランです。
スフィンクスの目線からは、ちょいずれている気はしますが。
料理は、「チキン」と「コフタ」です。
チキンの後ろにある、もりもりとした棒状のものがコフタ(別名:キョフテ)で、まぁ、肉団子です。
別のお皿にペースト状のものがありますが(「タヒーナ」というのかな?)、これは、ピタに似たフラットブレッドの一種の「エイシュ」というパンにつけたりして食べます。調理されたナスもあったりして、それもエイシュに挟んで食べます。
このパンとナスとペーストのセットは、今回のツアー旅行でほぼ毎回出てきました。
前の席の人のご飯の盛り方を見るとわかりますが、他の人は、綺麗なピラミッド盛りだったのですが、私のは崩れていました。
いじめか、または、ウナス王のピラミッド盛りです。後者なら、20年振りに再開した盛り方で、当たりかもしれません(冗談)。
味は、チキンは普通においしく、コフタは、微妙な臭さがある味でした。
観光最後の方の添乗員さんの挨拶のときに、「毎回、観光後のアンケートで、料理がまずかったと書くお客さんがいますが、エジプトの中でもおいしいお店を選んでいます。まずいと思うのは、日本人の口に合わなかっただけです。」と述べていました。
観光中、料理をいくつも食べましたが、食事に関して、結構シビアな評価をする私が、許容範囲のものばかりだったので、観光中の料理全般で、特に大きな問題はなかったです(ナイル川ディナークルーズの料理は、あれでしたが)。
まずい味には、「口に合わない味」と「料理が下手or失敗しているだろうと思われる味」と「素材が悪い味」があると思っていて、今回の旅行の料理は、添乗員さんが言っていたように、もしまずいと思っても「口に合わない味」だったと思います。
デザートです。
ググった感じだと、エジプトで「ロズビラバン」と呼ばれる「ライスプディング」っぽいです。
ここのレストランのトイレは、男女1つずつしかトイレがないため、観光客が全員トイレに向かうと混みます。
普通、女子トイレの方が混みやすいと思っていたのですが、まさかの男子トイレの方が全然進まず、長い待ち行列。
トイレに入った人が中で倒れているんじゃないかと思われるぐらい全然トイレから出て来なく、ノックしまくればいいんじゃねと思っていたら、やっとのことでトイレから男性が出てきたのですが、その人が、すっごいガタイが良い外国人だったため、ノック連打していたら、返り討ちにあっていたかもしれません。
その人が出て行ったあとは、一瞬で列が進んで行きました。いったいあの外国人は、どんだけてんこ盛りのうんこをしていたのだろうか。
食事の話にうんこの話を織り交ぜるという下品なマナー悪い話をしたところで、午後からは、ギザのピラミッド・スフィンクス観光に移ります。
旅行記の続き ⇒ 男一人でギザのピラミッドとスフィンクスを観てきた in エジプト
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