男一人で、11月中旬頃にエジプト旅行してきました。
人生に1度は、エジプトのピラミッドを生で見たいなぁと思いつつ、お金も時間も掛かりそうだから難しそうかなぁと思っていましたら、イタリア旅行に行ったときに、ツアー客の人から「10万円ぐらいで行けるよ。今度、行こうと思っている。」と言われ、えっ、そんなに安く行けるの!?と知り、ググったら、確かにHISで10万円ぐらいのツアーがあるのを発見。
そして、HISの店舗に行って、スタッフに確認しつつ、impresso(インプレッソ)の「週末5エジプト5日間」というツアーを申し込みました。
エジプトのカイロとピラミッド&スフィンクスの観光だけのツアーのため、旅行期間は、5日間で済みます。しかも、1日目が夜11時以降の飛行機出発(空港に9時頃集合)のため、ほぼ4日間の旅行で(エジプト現地2泊)、私は、出発日の水曜日、仕事を定時に終えた後から空港に行き、日曜日の23時以降に家に帰ってきて、次の日、仕事という強行スケジュールで行きました。
そのため、会社は、2日間休むだけで行けました。まさか、エジプトに、こんなに手軽に行けるとは。
旅行代
- ツアー標準料金:99,800円 + 19,000円(1人部屋追加代金)
- オプショナルツアー:約10,000円(ナイル川ディナークルーズ) + 約8,500円(ピラミッド・音と光のショー)
- 保険:約5,000円
その他、出入国税など細かいものを合わせて、合計約145,000円でした。
1人部屋でなく、オプションも付けなければ、約10万5千円です。
もともとエジプト旅行は20万円以上すると思っていたので、そう思うととても安いです。
ルクソール神殿やアスワンなどカイロよりずっとナイル川を上っていった所の観光も含めると高くはなりそうですが、カイロ付近だけならこれだけで済んでしまいます。
日程
1日目(夜):日本(羽田空港)発
2日目(午前):エジプト・カイロ(カイロ国際空港)着
2日目:カイロ市内観光
2日目(夜):[オプション] ナイル川ディナークルーズ(カイロ泊)
3日目(午前):サッカラ・ダハシュール観光
3日目(午後):ギザのピラミッド&スフィンクス観光
3日目(夜):[オプション] ピラミッド・音と光のショー(カイロ泊)
4日目(午前):考古学博物館観光
4日目(午後):オールドカイロ観光
5日目(夜中):エジプト・カイロ(カイロ国際空港)発
5日目(夜):日本(羽田空港)着
飛行機は、「カタール航空」で、カタールのドーハ乗り継ぎでした。
ツアー客
ツアーは、なんと、80人の団体ツアーでした。
さすがに、多過ぎるので、40人ずつAグループ、Bグループの2グループに分かれて、それぞれ別のバスで移動、また、各グループに別々の添乗員が付きました。
私は、Bグループでした。気のせいか、偶然か、Bグループは、高齢者っぽい人がほぼいなかったのですが、Aグループは、高齢者が多かった気がしました。
しかも、Aグループの方が添乗員さんが丁寧だったような。例えば、羽田空港で、Aグループの添乗員は、「何時までに何々ゲートに集合してください」と言っていましたが、Bグループの添乗員は、「勝手に搭乗してください」と言っていました。
ちょっと旅行が心配なお客さんとそうでなさそうなお客さんとで、意図的にグループを分けたのかなぁと思いました。高齢者がいますと、歩くスピードも異なって来ますからね。
私所属のBグループの40人の中には、タトゥーを腕や首にぎっしり入れた人が2人いたり(そのお互いは、顔見知りではない)、1人客は、10人ぐらいいたりして、さすが、エジプトに行く客層は、他の旅行と異なるなと思いました。
普段、東京の街中を歩いていても、あれだけタトゥーぎっしりの人を見ないのに、2人もいるなんて、すごい確率です。
ツアー客の職業は、聞けた限りだと、放射線技師、司法試験を受けている学生、医学部院生、何かの社長と職業観点でも一般と比較し、偏った感じでした。
HIS添乗員
現地では、日本からついてくる添乗員とは別に、現地の外国人(エジプト人?)ガイドさんやボディーガード(警察?)も付きます。40人に対し1人のボディーガードで、どのぐらい効果があるかはわかりませんが、まぁ精神的にちょっとは安心できます。
ちなみに、女性添乗員さんと現地の男性スタッフ(補助役?ボディーガード?)と私は、同じ年生まれだと、現地の男性スタッフにパスポートを見せたときに言われました。
女性添乗員さんは、旅行直前の添乗員さんからの確認の電話で話した限り、声質としゃべり方から40代のおばさんかなと思いましたが、実際に会ったら、40歳よりは若そう、でも、年齢がわからないと思っていたら、まさかの同い年生まれ。
イタリア旅行の女性添乗員さんも電話だけでは40代と思ったのですが、会ったら、それよりは若く見えるという年齢不詳の女性でしたが、こういうお仕事をする女性は、年齢不詳雰囲気になるのか、それとも、年齢不詳雰囲気の女性がこういうお仕事をするのか、または、旅行会社が年齢不詳雰囲気の女性を雇うのかと謎が深まるばかりです。
カルチャーショック
● 交通渋滞と車のクラクション
エジプトに着いてまず驚くのが、車のクラクションがあちこちで鳴りっぱなしの状況です。
カイロの信号は、機能していません。車がすし詰め状態で、クラクションによって、割り込みあったり、危険回避をするため、常にクラクションが鳴り響いています。
カイロのホテルの室内にいても、クラクションがずっと「プー!プー!」と聞こえてきて、心休まらないです。
日本では、ネットで運転マナーがどうとかよく書かれますが、そのような行き過ぎた運転マナー厨がエジプトのカイロに行ったら、もう運転不可能な状態です。おそらく、1日目からして車に衝突されて終わるでしょう。
走っている自動車も破損していたり、傷だらけでボロボロなのですが、そりゃ、あの交通状況ならボロボロになります。また、修復してもすぐにボロボロになるだろうから、修復しようと思わないだろうなぁと思いました。
ツアーバスに乗っているときに、バスのボディに他の車か何かが擦っていくような音がしました。
道路も舗装がいまいちで、でこぼこが多いので、減速しないと危ない場所があります。
こんなすごい交通状況でも、事故を目にしなかったので、すし詰め状態でみんな常に運転に集中しているから、逆に、日本より事故が少ないのかなと思いましたが、ググったら、「エジプトは、世界で最も1マイルあたりの交通事故発生件数が多い」と書かれていました。やはり…
エジプトで車に乗る機会があるときは、シートベルトをしっかり着用しましょう。
● 現地民に珍しがられて、写真撮影される
カイロの観光スポットを歩いていましたら、学校か何かの団体の子どもらがいて、めっちゃ私たち観光ツアー客の方に手を振ってきました。
日本で、外国人を見かけても、手を振ろうと思わないので、面白い価値観だなぁと思いました。
しかし、これだけではありませんでした。
イケイケ風の外国人(おそらく現地民)の青年がカメラを出して「take a photo」と言ってくるので、写真撮影してほしいのかなと思っていたら、そうではなく、「一緒に写真撮影してくれませんか」という意味でした。
しかも、この青年だけでなく、歩いていたら、他にも何回も現地民から頼まれて、写真撮影を一緒にしてあげました。怪しい詐欺とかではないかなぁと思いつつ、他のツアー客も写真撮影してあげていましたし、その様子を見ていただろう、添乗員さんや現地ガイドさんから注意をされなかったので、まぁ、大丈夫だろうと思います。
まるで自分が超人気者、芸能人になったかのような気分で、すごい優越感に浸れます。
芸能人ってこんな気分だったのか、そりゃ、自信がつくし、精神的余裕が出たり、はたまた、天狗になったりするわけだとエジプトに行って、まさかの芸能人気分を味わうことができました。
珍しがられるのはまだしも、外国人にこんなにフレンドリーに近づいて来るのは、文化の違いだなぁとポジティブカルチャーショックでした。
また、ショッピングモールのエレベーターに1人で乗っているとき、前に乗っていた幼女が親の脚から恥ずかしがりつつ顔を出して、すっごいニヤニヤ笑顔でこちらをずっと見てきて、すっごい可愛かったのですが、幼女のときから、ここまで外国人に興味津々になるのは、遺伝子レベルの要因なのかなぁと不思議に思いました。
最近のテロ事件や難民問題で、中東やイスラム教にあまりポジティブな感情がありませんでしたが、エジプトの子どもらを見る限り、純粋だなぁとポジティブ感情が芽生えました。中東に限らずですが、結局、素敵な大人になるかどうかは、教育次第で、生まれたときは、みんな素敵な人なんだなと思いました。
日本人以外の欧米人にも同じようなリアクションをするのかは、気になりました。
それと、私の顔写真は、FacebookやInstagramのエジプトのコミュニティで出回ってしまっているのかと気になりました。
エジプトの美少女からラブコールが来たらどうしようか。
世界中の美少女による私のハーレム計画が、着々と進行しています。
● 棚に商品が並んでいても買えない
スーパーマーケットの「カルフール」でお土産を買っていたとき、レジで私の前に並んでいたツアー客がレジを通っていたら、一部の商品のバーコードがPOSシステムに登録されていないということで、その商品が買えませんでした。
棚に並んでいる商品なのに買えないって。さすが、外国クオリティだと思いました。
ただ、カルフールは、エジプト限らず、全世界にあるので、全世界がこんな対応なのか、ただここのスーパーだけがこんな対応なのかは、不明です。
● 礼拝の場所が所々にある
イスラム教といえば、毎日決まった時間に、礼拝(お祈り)をすることで知られていますが、礼拝する場所が、ドーハの空港に設置されていたり、お店がいくつか入っている建物に礼拝スペースが設けられていたりして、イスラム圏に来たんだなぁと思いました。
また、礼拝スペースがない飛行機内で礼拝をしようとしている人がいて、添乗員さんがやめてくださいと言っても、その人は無理と言って、添乗員さんがすごく困っていました。結局、飛行機内の一番後ろに連れて行かれたので、そこで特別に対応していたっぽいです。
● トイレが水浸し
ドーハの空港でもエジプトのショッピングモールでもトイレが思っていた以上に綺麗だと思いつつ個室トイレに入ったら、水浸し。非常に高い水浸し率。
便器の横に、ホースがあるのですが、もしかして、このホースから出る水でお尻を洗っていて、それでトイレが水浸しになっているのではと思って、ググったら、予想通り、このホースからの水でお尻を洗うそうです。
日本の便器に装備されているウォシュレットではなく、便器の横に別途ホースがあるので、一体これは、どのように使うのが正解なのだろうか、水浸しになるのも仕方ないと思いつつ、でも、水浸しは汚いからどうにかしてほしい、そもそもこんな水浸しの状況から想像するに、お尻を洗っているときに服が濡れね?と思いました。
水浸しでなかったら、ネガティブ中東トイレイメージが解消されたのに、惜しかったです。
治安
エジプトは、イスラム圏、中東ということもあり、テロが不安です。
といっても、エジプトでテロが毎日のように起きているわけではないですし、米国やフランスでもテロがちょくちょくあったり、日本でも、テロや交通事故、地震などの自然災害があるので、まぁ、どこにいても同じで、結局、運だなぁと思い、エジプトに行きました。逆に、エジプトにいる間は、日本で地震に巻き込まれる危険がなくなるわけですし。
私が行ったときは、テロも事件もなく、問題なかったのですが、ちょうどこのブログを書いている最中に、カイロでのテロのニュースが出てきました。
行くのを来年の1月~3月にしようとも考えていましたので、テロが起きる前に行けて良かったです。
ということで、まぁ、テロがないということはなく、日本よりは、テロに合う確率は高いかもです。
ただ、昼に、街中や観光スポットを歩いている限り、危ない感じはありませんでした。
スリもありませんでした(ネット情報だとスリは、ヨーロッパの方が多いんだとか)。
モノをしつこく売ってくる人は、観光スポットにたくさんいます。ただ、イタリアなどと同じです。
それと、バザールでは、ぼったくりの値段を吹っ掛けられるので、もしバザールで商品を買いたい場合は、値切り交渉が必要です。また、ちゃんとしたお店で買わない限り、商品が本物か偽物かもわからないです。
気候
私が旅行した11月中旬は、日本より気温が5度ぐらい高かったです。
朝夜と昼の寒暖差は、10度ぐらい差がありましたが、この時期は、日本でも同じように1日で、10度の寒暖差があったので、日本と同じような気候でした。
以上が、エジプト旅行全般の話です。
エジプト旅行記の続きは、以下です。
● 男一人でナイル川ディナークルーズしてきた in エジプト
● 男一人でサッカラとダハシュールでピラミッドを観てきた in エジプト
● 男一人でギザのピラミッドとスフィンクスを観てきた in エジプト
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