本記事の内容は、女心を読み取るのが下手な私のただの妄想です。そのため、本記事の内容を投資判断に利用しないでください。また、投資勧誘を目的としたものではありません。
2017年10月6日に、小池百合子東京都知事が代表の「希望の党」が第48回衆院選の選挙公約を発表しました。「ユリノミクス」ともいわれています。
その公約発表と同時に「『希望への道』しるべ」として「12のゼロ」を提示しました。
その12のゼロの中に、「花粉症ゼロ(花粉症0)」がありました。
これが発表されて、ネット上は騒然。
「こんなの無理だろw」「どうやって実現するんだw」「何を言い出すんだw」といったような批判の書き込みだらけになり、話題になりました。
しかし、私は「花粉症ゼロ」と見た瞬間に思いました。
「これって花粉症の原因の1つである日本国内のスギを伐採して、国産材活用とCLTを普及させるのも目的なんじゃないか」と。
CLT関連銘柄の「セブン工業」の株を保有している私は、もしやCLT関連銘柄が盛り上がる?とウキウキでした。
関連記事 ⇒ NISAで「セブン工業(7896)」株を購入 ‐ 2017年6月22日
ところが小池氏は、「花粉症ゼロ」の説明として、下記のように述べています。
とても身近な課題かと思いますけど、これによりまして社会的なある種のロス(が生じています)。
多くの花粉症の方が(いることをふまえて)、これを林や森の根源的な問題から、さまざまな医薬品の開発まで、花粉症ゼロについて取り上げてまいります。
「林や森の問題」とは述べているけど、CLTという言葉が一切ない…
さらには、医薬品の話が出ている。
もしや、CLTについては考えていないのではないか?
そこで、ネットで検索していたら、「CLTで地方創生を実現する首長連合名簿(リンク切れ)」というPDFが引っかかり、そこには、小池氏の名前が記載されていました。
ただし、本名簿には、多くの都道府県知事の名前が入っており、花粉症ゼロの話に疑問を呈しているらしい(ネット情報)米山隆一・新潟県知事の名前も記載されているため、都知事の知らぬ間に、裏で活動している人らが都知事の名前を載せただけかもしれません。
CLTの普及は政府が主導して動いているため、今回の12のゼロも小池氏ではなく、裏で実際に動いている人が作ったものであり、それを小池氏が述べただけの可能性もあるので、小池氏の口からは「CLT」という言葉が出なかったのか、それとも、「CLT」と発言したところで、理解できる国民がほとんどいないので、あえて言わなかった可能性もあるとも思いました。
花粉症ゼロの裏の意図はわかりませんが、もし私が政府側の人間であるならば、「国産材の活用による森林の荒廃の防止、林業振興、そして、CLT普及、からの同時に花粉症を減らす」という戦略、まさに、そのような道しるべを考えて「花粉症ゼロ」と述べます。
そもそも、「CLT普及で、スギをばっさばっさ伐採して、花粉症0にしようぜ!一石数鳥じゃん!!」と日頃から知り合いにも述べていました。
なので、「花粉症ゼロ」と聞いて、反射的に「CLT!」と思いついたわけです。
ちなみに、「CLTでスギ花粉症を減らそう」という話は前々から世の中に出ています。
と本記事を書きながらググっていたら、これらを裏付けるドンピシャな記事を発見しましたw
花粉症は政治で解決できる!花粉症を減らし、経済効果まで生み出すことができる、その方法とは。松沢成文参議院議員インタビュー
「花粉症は完全に政策の問題」と述べ、CLTについても言及しています。
「松沢成文」氏はどこの政党に所属だろうと思いググったら、現在「希望の党」所属でした(2017年10月7日現在)。
ということで、ほぼ確実に「花粉症ゼロ」は、国内の林業の話、CLTの話が背景にあると推測できるでしょう。
小池氏は、これについてもうちょっと詳しく説明すれば、国民から「何言っているんだコイツ」と思われなくて済んだでしょうに。
無知って怖いと今回のネット上の批判の件で改めて思いました。
それにしても、以下の記事にも書かれているように、政府の対応が遅いため、CLTが未だになかなか普及していない現状です。
新建材CLT普及 林業振興へ加速化急げ(日本農業新聞)(リンク切れ)
CLTの普及が進まない現状、林業の問題を私は知っていたため、おおげさに「花粉症ゼロ」と掲げ、お役所仕事でスピードが遅いこの問題解決のスピードを加速させるのはありだと思っています。
もちろん、ゼロにはできないと思っていますし、希望の党の人らも思っていないでしょう。
問題解決の進展を加速させることを目的にしていると思うので、今回「花粉症ゼロ」を掲げたことで、掲げなかったときより進展が幾分も速くなってくれたら良いと私は考えています。もし速くならなかったら、そのときはうんこです。
また、「花粉症ゼロ」については、国民誰もが無理だろうと思っていることが良いです。国民が騙されないからです。
実現できそうで、結局実現できない目標を掲げるのは、国民が騙されるので、う~んと思ってしまいます。
2017年10月10日追記
なんと、自民党も「花粉症ゼロ」と「CLTの利用拡大」を公約に掲げていました。
自民党:衆院選 政権公約2017(リンク切れ)
以下、抜粋(上記資料30ページ目の農林水産業の項目に書かれています)。
CLT等新需要の拡大による国産材の利用拡大を図ります。
花粉症対策苗木の植替え等を進め、花粉症ゼロ社会を実現します。
ということで、希望の党や小池氏に対して「花粉症ゼロwwwww」と批判していた人は、自民党に対しても「花粉症ゼロwwwww」と批判しましょう。
これにより、自民党もCLTの普及を目指していることがはっきりしました。
まぁ、今までも政府が推進していたので、今後政府主導のCLT普及政策の進捗がどのぐらいスピードアップするかです。
セブン工業は先日、大型汎用加工機「フンデガーK2i MAX」を導入しました。
美濃加茂第四工場に大型汎用加工機『フンデガーK2i MAX』を導入しました(セブン工業)
上記のページに日刊木材新聞の記事が取り上げられており、CLTの加工も自社対応すると書かれています。
セブン工業は今までCLT関連銘柄なのか微妙でしたが、この記事によって、CLT関連銘柄と言っても良くなったと思います。
これで、株式市場でCLTが話題になってくれたら、セブン工業にも思惑が出そうですが、希望の党の選挙結果がどうなるのかわかりませんですし、希望の党が大勝ちしても、小池氏がCLTを話題にしてくれないとスルーされそうですw
ちなみに、もしCLTが話題になったとしても、セブン工業をおすすめするつもりは全くなく、他のCLT銘柄を狙った方が良いかなとも思っています。
その理由は、CLTが話題になったところで、セブン工業の利益にどのぐらい繋がるのかは不明、また、売買が超過疎っていたのに、先日株式併合を行い、現状さらに超超超過疎ってしまい、株を買っても売れないという残念な状況に陥っているからです。
そして、株主からは見放され、株価はズルズル下がっているという。
前回のセブン工業の記事で、こんな過疎っている株を株式併合したら、あかんやろと書きましたが、案の定、その結果になってしまいました。本当に、なぜ株式併合したのやら…
ただ、1年以上前に一時保有してた「YKT」が量子コンピュータ関連で暴騰しました。
YKTも私が買った当時は過疎っていて、買ってもなかなか売れないから、少額でしか売買できないような銘柄でしたが、まさか今やこんなことに。
YKTみたいに仕手化する可能性もあるので、まぁ何とも言えないです。
ちなみに、私は、希望の党を特段応援しているわけではないです(私の保有株が100倍になるならめっちゃ応援します)。
選挙結果がどうなろうと、林業の問題が改善され、CLTが普及し、同時に花粉症の原因も減っていってくれることを期待します。
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