男一人での東北旅行(岩手・宮城旅行)、今回は宮城県の「松島」の「島・お寺巡り」観光についてです。
前回の旅行記 ⇒ 男一人で遊覧船に乗って「ああ松島や」してきた ‐ 宮城旅行 Part1
松島にある「観瀾亭」を出た後は、橋を渡って歩いて行ける離島やお寺巡りに向かいました。
松島でもらった観光パンフレットを見ると「日本三景松島とびっきりの縁結びコース」というのが載っており、次のようなコースが書かれていました。
- 渡月橋(悪縁を絶つ縁切り橋)
- 福浦橋(出会い橋)
- 五大堂(縁結び橋)
- 円通院
コース内容を見ると、うんこな縁を切って、新しく出会って、縁を結んで、縁を育むという流れです。
私は元々上記の場所に行く計画でしたが、縁結びに関係しているとは知りませんでした。
また、こういうスピリチュアルなものをあまり信じない方なので(あちこちの神社・寺院で願い事をしているのに、未だに大富豪ハーレム帝国を築けていないので)、観光前に上記のルートの順番を知ったのですが、元々計画していた順番で見て回りました。
「渡月橋」をスタート地点に、海岸沿いに歩くと、「福浦橋」より先に「五大堂」に着くため、その順番で回りました。
縁結びコースで行きたい方は、私がこれから写真を載せて書いていく順番ではなく、
「渡月橋 → 福浦橋 → 五大堂 → 円通院」
の順に回ってください。
渡月橋がある雄島に向かっている途中に、仙台・宮城観光PRキャラクター「むすび丸」の「単管バリケード」がありました。
かわいい。
「雄島」の入り口です。
切通しの道になっており、冒険心をくすぐる雰囲気の入り口になっています。
「悪縁を絶つ縁切り橋」と呼ばれる「渡月橋」です。
左の島が「雄島」です。
これを渡ると悪縁を絶てるとのことですが、男女のカップル(夫婦?)が渡っていました。
「縁切り橋」ではなく、「悪縁を絶つ縁切り橋」なので、悪縁でなければカップルで渡っても大丈夫なのでしょう。
良縁だったら何もなく、悪縁だったら縁切りできるため、どちらにせよ渡っておけばOK牧場です。
雄島の中にある「御嶋真珠稲荷大明神」の鳥居です。
とても年季が入っている鳥居です。
この階段の上に、おそらく1人観光客であろう女性がおり、またその先の社で、ヨボヨボの老人が体を震わせながら鈴緒をずっと握りしめて、後ろを振り返ってその場から動こうとしなかったので、その姿に恐怖を感じ、階段を上らずにさっさと進みました。
雄島にヨボヨボの老人が1人で来ること自体とても不思議なのに、ヨボヨボでこの階段を上り、神社の鈴緒をずっと握りしめ、振り向かれたら、ふぇっ!?となります。
後から知ったのですが、雄島は「霊場」です。
見仏上人という名の僧が修行した場であり、多くの修行僧が訪れた場所です。
雄島には、複数の岩窟、仏像、五輪塔、板碑があり、独特な雰囲気を出しています。
もしかして、雄島で見かけた不思議な老人は霊的な何かか、修行僧だったかもしれません。
「座禅堂」です。
雄島から撮影した松島湾の景色です。
左の方に「双子島(左:鯨島、右:亀島)」が見えます。
家族連れがいて、写真撮影を頼まれました。
とりあえず全員が中央に写るように撮影し、撮影後の写真を見てもらってOKをもらったのですが、後から考えたら、この双子島が背景に写っていなくても大丈夫だったのかと気になりました。
ただ、双子島を意識せず撮影したので、知らずに写り込んでいた可能性もあります。
右の建物は「頼賢の碑」が収められている覆堂です。
この覆堂の中に頼賢の碑があるのですが、中は真っ暗で何も見えませんでした。
別の場所から撮影した松島湾の景色。
「奥の細道」。
松尾芭蕉も雄島に訪れたと言われています。
石碑には、何が書かれているのか読めません。
雄島には、このような石碑がたくさんあるのですが、句碑と供養のための板碑の両方があり、どちらなんだろうと迷います。
中央左は「松尾芭蕉」の句碑で「芭蕉翁 朝よさを誰まつ しまぞ片心」と書かれています。
中央右は「河合曽良」の句碑で「松島や 鶴に身を かれほととぎす」と書かれています。
岩窟です。
ここら辺を歩いている時は、周囲に観光客がいなくて、私1人だけだったので、スピリチュアルをあまり信じない私も霊的なものがありそうだと思い、ちょっと怖かったです。
仏像です。
トンネルらしきものを発見!
真っ暗やんけ!
ここを通らないとあかんのか!?怖いやんけ!!
向こうに明かりが見えて、少し安心。
でも、ちょっと不気味な雰囲気が漂っていたので、いつもに増して早歩きでトンネルを抜けました。
最初は、ウキウキで雄島に来たのですが、最後の方は肝試し体験になっていました。
他に観光客がいれば怖くはないのでしょうが、雄島にいた観光客が少なかった上に、岩窟がある辺りには、私以外誰もいなくて、ひぇっひぇっでした。
五大堂の近くにある、お城風の建物の「日本三景展望台」です。
この展望台にも入ろうと思っていたのですが、私が行った時は閉まっていました。
右に写っている建物が「五大堂」で、島の間に見える赤い橋が「縁結び橋」です。
「縁結び橋」と呼ばれる「透かし橋」です。
縁結びコースの順番通りに行きたい方は、こちらの橋を渡る前に、「福浦橋(出会い橋)」に行きましょう。
なぜ「透かし橋」という名のかと言いますと、写真を見てわかるように橋の床の部分に隙間(透かし)があるからです。
橋がこのような構造になっている理由の説として、
「五大堂への参詣には身も心も乱れのないように脚下をよく照顧して気を引き締めさせるための配慮と思われる」
と説明があります。
「五大堂」です。
この後、福浦島に向かったのですが、その途中で、自転車に乗っているおばちゃんに後ろから少し脚を自転車のタイヤで追突されました。
「えっ!?何が起こったの?」と振り向いたら、追突してきたおばちゃん、いや、クソババアが小さな声でぼそっと「ごめん」と言い、それだけで去って行きました。
ズボンも少なからず擦れたでしょう。
当て逃げ傷害罪です。
クソババアッ!
そもそも横幅が広い道で、他に人も歩いていなくてスカスカだった道でどうやったら追突できるんだよ…
過去にも自転車乗りのババアに追突されそうになったことが幾度もあるのですが、道が広くてもなぜか闘牛のようにこちらに突進してくるのですよね…
突進されると、え?えっ?と驚きます。
おそらく、脳処理の問題で、突き進む道を決めたら、ルートを変えることができないのだと思います。
それは脳処理の問題と何となく理解できるのですが、ブレーキをかければ追突せずに済むのに、ババアは、追突するかしないかの直前までブレーキをかけないのですよね。
あれは何なんでしょう。
相手が何とかするという自分一筋の性格の問題なのかどうか。
出会い橋に向かう途中で、クソババアに出会ってしまったよ。
出会ったというか、追突ですが。
美少女に出会いたかった…
クソババアの話はさて置き、長い橋が架かっている右の島が「福浦島」で、この橋が「出会い橋」です。
「出会い橋」と呼ばれる「福浦橋」です。
雄島と五大堂がある島へは無料で行けましたが、福浦橋を渡るのは有料でした。
福浦島に生えている木です。
福浦島にある「弁天堂」です。
弁天堂には、たくさんの小さいだるまが並べられていました。
海の上で、「SUP(サップ)」と思われるウォータースポーツをしている人らがいました。
「多目的広場」です。
先ほど弁天堂に並べられていただるまさんの「だるまおみくじ」です。
おみくじだったのです。
だるまさんのお尻におみくじが入っています。
つまり、お尻から出てくるおみくじはうんこ?
うんこおみくじ( ^ω^)・・・いや、だるまおみくじです。
「出会い橋」を渡りましたが、女性との出会いはありませんでした。
橋を渡るためにお金まで払ったのに、「出会えなかった!」とクレームをつけた方が良いでしょうか。
という冗談はさて置き、この後、昼食を食べに向かいました。
昼食を食べに「松島さかな市場」に来ました。
「松島かきバーガー」。
優しい目をした牡蠣のゆるキャラ…
これは気になる。
ということで、「松島かきバーガー」と「ビール」を買いました!
味は、牡蠣の味がわかりませんでした。
何かしらのバーガーを食べているといった感じでした。
他にも、「めかじきメンチカツバーガー」や「くじらカレー」など変わったものが売っていました。
この後、海岸沿いのお店がたくさん並んでいる道を歩き、お店を見て回りました。
「松島蒲鉾本舗(松かま)」という名のお店で「揚げたてむう」というのが売っていたため、買って食べてみました。
「むう」は、お豆腐かまぼこです。
「牡蠣カレーパン」を売っているお店もありました。
「瑞巌寺」の「総門」です。
先ほどは島巡りでしたが、今度は寺院巡りです。
瑞巌寺の境内には、高い木が綺麗に並んでいます。
「鰻塚」です。
その名の通り、鰻の供養のためのものです。
「洞窟遺跡群」です。
供養場として使用されていた場所です。
先ほどの所までは無料でしたが、ここからは有料エリアです。
正面は「観音像」、右のドアがある場所は「登竜門」です。
瑞巌寺の鬼瓦です。
「青龍殿」という名の宝物館があり、見学ができます(館内は写真撮影NG)。
「本堂」です。
本堂内も写真撮影NGでした。
そして、「日本三景松島とびっきりの縁結びコース」の最終地点の「円通院」です。
写真の門は「山門」です。
山門に入ってすぐの所に「縁結び観音」がいます。
パンフレット等に、以下のような説明書きがありました。
この観音様は男性と女性または、今まで縁が無かった人をとりもつご利益があります。
「縁結び観音」は竜に乗った観音菩薩で、竜は男性を菩薩は女性を表し、竜が菩薩を背に乗せ天に上り和合します。
確かに、竜の上に菩薩が乗っています。
「和合」の意味を調べると、仲よくなること、男女が結ばれること、まじり合うことといった意味があります。
男性の上に女性が乗って天に上り和合…
つまり、
男女が騎乗位ニャンニャンして昇天して仲よくする
ということでしょうか…
そう言えば、「性交」のことを「仲良し」と言う人らがいるということで一時期ネットで話題になっていたことがありましたが、この「和合」という言葉も隠語の可能性が…
今度から、「性交」のことを「和合」と言うようにしましょう。
「カンチ、和合しよ!」
※ 正確には、東京ラブストーリーのセリフは「ねぇ、セックスしよ!」です。
(説明をよく見ると「竜が菩薩を背に乗せ」と「背」と書いているので騎乗位にはなりません。ある意味、本当の騎乗位ですが。ただそうなると今度は、女性の尻に敷かれる男性に見える…)
「縁結びこけし」がたくさん並んでいます。
かわいい。
円通院に置いてくるより、持ち帰って家に飾りたい可愛さです。
「縁結びこけし」は、このような形で売られています。
隣に、「恋みくじ」もあります。
女性2人組がこの恋みくじの箱の前で熱心に引いた恋みくじの内容を読んでいて、なかなかどかないので、上記写真は、女性の横から写真撮影しました。
真横から写真撮影していても、こちらを全く気にすることなく、ずっと恋みくじの内容を読んでいました。
どんだけ集中しているねん!
横に超イイ男がいるのに!
このチャンスを逃してもったいない!
と思ったか思わなかったかはさて置き、円通院の境内を拝観しました。
石庭「雲外天地の庭」です。
「天の庭」と「地の庭」で構成されています。
1枚目の写真の白砂の上に石がいくつもある所が「天の庭」で、松島湾内に実在する七福神の島を表しており、「七福神庭園」ともパンフレットに書かれていました。
「天の庭」なのか「七福神庭園」なのか、また、「地の庭」はどこの部分を表すのか、んでもって、円通院のWebページを見ると、「地の庭」はいのちを意味した「三宝の庭」とも書かれていて、もうわけわかめです。
情報詰め込み過ぎ~
名前はともかく、綺麗な庭です。
東屋の屋根の上にコケや草が生えていて趣があります。
コケ一面の庭が神秘的です。
「三慧殿」です。
緑の自然の中で静かに佇む姿に何かを感じます。
三慧殿の中には、バラの絵が描かれている豪華な「宮殿型厨子」があり、その中に「馬上束帯光宗像」が置かれています。
円通院にも洞窟群があり、「伊達宗高並殉死者供養塔」が建てられています。
樹齢700年以上の「おんこ」です。
「遠州の庭」の「心字の池」です。
円通院は、自然豊かで癒されます。
円通院では、「数珠作り体験」も行われています。
この後、松島でもらった観光パンフレットに書かれていた「天麟院」にも近かったので行ってみました。
円通院から天麟院に向かっている途中に「伊達五郎八姫 霊廟の地 天麟院寺務所」と書かれた大きな看板があり、その看板の横に上に上がっていく大きな道があったため、そこに天麟院があると思い、その道を上がって行きました。
すると、墓地となっており、お墓がたくさん出てきました。
後ろにいた観光客が誰も来なくて、こっちで合っているのだろうかと不安に思いながら進むと、ひと際目立つ建物がありました。
しかし、観光パンフレットに乗っている建物と違い、また誰もいないので、墓地関係の何かだと思って、スルーし、道を進みました。
ただ、このブログを書きながら調べていたら、そのひと際目立つ建物は「五郎八姫御霊廟」でした。
道を進んでいたら、すっごい怪しい古びた鳥居が出てきました。
えええぇぇぇ…
誰もいないし、ちょっと暗くて薄気味悪いし、雄島に続き、また肝試し体験かよ…
と思いながら、階段を上って行きました。
すると、「日吉山王神社」が出てきました。
どうみても「天麟院」じゃないよな…
そもそも寺ではなく、神社やし…
と階段を下りて行くと、一人のおじさんが階段を上ってきたので、天麟院の場所を聞いたら、「私も探しています」と返答されました。
他の人もあの看板に引っかかっていました。
結局、下の元の道まで戻り、真っすぐ進んで行ったら「天麟院」に着きました。
「天麟院」です。
ネットで検索してもあまり情報が書かれていませんが、こちらを本堂と書いている書き込みがいくつかありました。
そして、おそらく先ほどの墓地の場所も天麟院の境内っぽいです。
そのため、墓地の場所も天麟院ということで正しかったということです。
ネット上には、天麟院として、私が写真を撮影せずにスルーした「五郎八姫御霊廟」の写真を載せている人も複数人いました。
情報が少なくて、調べるのが大変です。
旅行に行った時は、観光パンフレットなどに載っている場所なら、後からネットで調べれば、すぐに情報が見つかるだろうと思いながら観光をするのですが、今回の東北旅行は、すぐに正確な情報を出てこない所がいくつかあり、調べるのが大変でした。
以上で、松島観光は終わりです。
Twitterで事前に、地元出身者らしき人らから、松島に行ってもあまり見るものがないよと言われていましたが、遊覧船以外にも、島や寺院、お店を回ることができ、結構楽しめました。
「日本三景松島とびっきりの縁結びコース」を回って、私の良縁の運は高まったのだろうか。
はたして、私がハーレム王になる日は来るのだろうか。
この後は、仙台駅の方に戻って、仙台観光をしました。
旅行記の続き ⇒ 男一人で仙台に行ってきた ‐ 宮城旅行 Part3
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