2018年の7月に、男一人で「スペイン」に海外旅行してきました。
以前から一度は「サグラダ・ファミリア」を生で見たいと思っており、ついに行くことができました。
今回の旅行記の一覧です。
● 男一人でペニスコラ、ラ・マンチャの風車を見てきた ‐ スペイン旅行 Part2
● 男一人でグラナダのタブラオでフラメンコを鑑賞してきた ‐ スペイン旅行 Part3
● 男一人でアルハンブラ宮殿、ヘネラリフェに行ってきた ‐ スペイン旅行 Part4
● 男一人で白い村ミハスを散策してきた ‐ スペイン旅行 Part5
● 男一人でセビリアに行ってきた ‐ スペイン旅行 Part6
● 男一人でコルドバに行ってきた ‐ スペイン旅行 Part7
● 男一人でトレドに行ってきた ‐ スペイン旅行 Part8
● 男一人でマドリード観光、プラド美術館に行ってきた ‐ スペイン旅行 Part9
● 男一人でマドリードでバル巡りしてきた ‐ スペイン旅行 Part10
今回の旅行は、HISの添乗員が同行するパッケージツアーブランドの「impresso(インプレッソ)」で、「大満喫スペイン8日間」という名の商品で行きました。
「大満喫」と書いているようにスペインのいくつかの都市を周遊します。
ただ、スペインは大きいため、各都市間のバス移動が数時間~5時間ほど掛かります。
また、道路の路面の状況が悪いため、バスがガタガタと激しく揺れたり、バスのエンジンの微振動などで、バスに乗っているだけで非常に疲れた気分になりました。
そのため、そこまでたくさん歩いてはいませんが、ハードな旅行でした。
旅行代
- ツアー標準料金:229,800円 + 42,000円(1人部屋追加代金)
- 燃油サーチャージ、出国税、空港施設使用料等:32,290円
- オプショナルツアー:8,730円(ディナー&フラメンコショー) + 9,000円(夜を満喫!バル巡り)
- 保険:8,280円
合計約330,100円でした。
別途、海外Wi-Fiレンタルを5,472円でレンタルしました。
海外旅行で初めてレンタルしてみましたが、過去に海外旅行した時と同じように、スマホのGoogleマップアプリで事前に観光する地域のマップをダウンロードしておくだけで事足りました。
日程
1日目(昼前):日本(成田空港)発
1日目(夜):マドリード(アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港)着・発
1日目(夜):バルセロナ(バルセロナ=エル・プラット空港)着
(バルセロナ泊)
2日目(午前):バルセロナ観光
2日目(午後):ペニスコラ観光
(バレンシア泊)
3日目(午前):ラ・マンチャ地方の風車の風景を観賞
3日目(夜):グラナダでフラメンコ鑑賞
(グラナダ泊)
4日目(午前):アルハンブラ宮殿とヘネラリフェ庭園観光
4日目(午後):ミハス観光
(セビリア泊)
5日目(午前):セビリア観光
5日目(午後):コルドバ観光
(マドリード泊)
6日目(午前):マドリード観光
6日目(午後):トレド観光
6日目(夜):マドリードのバル巡り
(マドリード泊)
7日目(昼):マドリード(アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港)発
8日目(朝):日本(成田空港)着
飛行機は、「イベリア航空」でした。
ツアー客
ツアー客は私含め20人でした。
内訳は、「男性1人(私)」、「女性1人(おそらく50歳過ぎ)」、「20~30代ぐらいのカップル × 2組(そのうち1組は新婚旅行と言っていたような)」、「おそらく40歳過ぎ夫婦 × 2組」、「若い女性2人組」、「50代ぐらいのおば様3人組」、「母・娘の2人親子」、「母・娘・娘の3人親子」です。
過去にもHISの団体ツアーで数回海外旅行をしているのですが、今回の旅行が今までで1番ツアー客が全体的にフレンドリーでした。
過去の団体ツアーでは、たいていツアー客の半数以上はアウェイな感じで、他のツアー客と話さないぞという雰囲気の壁があるのですが、今回はその壁がないような雰囲気でした。
今回はフレンドリーな方が多くて、観光以外の部分でも旅行を非常に楽しめました。
HIS添乗員
笑顔がニコニコの良い雰囲気の添乗員さんでした。
HIS添乗員(女性)さんの年齢は不詳です。
イタリアに行った時の添乗員さんも年齢が全く読めませんでした。
童顔系だからなのか、一見若く見えるけど、細かい所を見ていくと、それ相応の年齢のような気もします。
結婚しているかどうかも気になりましたが、まぁ私からは聞けませんね。
ちなみに、以前はメーカーの営業をしていたと述べていました。
世の中には、色々な経歴な人がいて面白いです。
カルチャーショック
● 日没が遅い
私が行った7月は、20時以降でも外が明るく昼と間違えるぐらいでした。
21時30分ぐらいになってやっと日が沈んでいきます。
そのため、20時以降でも元気良く外で遊べる気分になります。
それもあり、夜遅くまで飲んでいたり遊んでいたりする人が多く、マドリードの「プエルタ・デル・ソル広場」に22時以降に行った時は多くの人が騒いでいました。
● 飲食店の開店時間が遅い
日の出・日没が遅いということもあり、開店時間が13時からという飲食店がたくさんあります。
そのため、日本人の感覚で12時に昼食としてスケジュールを組むと、お店自体が開いていないというケースが出てきます。
なので、スペイン旅行をする時は、行きたいお店の営業時間をチェックしておいた方が良いです。
● スペイン人の優しさ
これはカルチャーショックというわけではありませんが、添乗員さんがスペイン人は優しいと述べていましたが、私が旅行中に接したスペイン人は、優しい人もいれば、全然優しくない人もいて、優しいかどうかは人による感じでした。
バルセロナ、サグラダ・ファミリア観光
マドリードの「アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港」です。
屋根が波打つような曲線になっていて独特です。
照明も変わっています。
デザインは面白いですが、コスパが良いのかどうか気になります。
空港の飲食店に人だかりがあると思ったら、テレビがついていて、ワールドカップ観戦をしていました。
確か、準決勝の「クロアチア vs イングランド」で、私が見始めた瞬間にイングランドが先制ゴールを入れました。
スペインでワールドカップ観戦というのも乙なものです。
結局、試合はクロアチアが逆転勝ち。
日本の成田空港からマドリードの空港までの飛行時間は約14時間の長旅です。
スペインのガイド本をちょこっと読み、音を楽しむためのような映画のミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」を音響が非常に悪い環境で観て、あとは寝ていました。
最初は、バルセロナから観光が始まるので、マドリードの空港からバルセロナの空港の「バルセロナ=エル・プラット空港」に約1時間ほど飛行機で移動しました。
バルセロナに向かう途中の飛行機からの眺めです。
道沿いがオレンジ色に綺麗に光っていました。
バルセロナの空港着後、もう夜遅いためバスで泊まるホテルまで移動し、この日は寝るだけでした。
泊まったホテルは上記写真の「Campanile Barcelona – Barbera del Valles(カンパニール バルセロナ – バルベラ デル バレス)」です(上記写真は翌朝に撮影)。
私が泊まった部屋の廊下は、よくあるマンションのように外に面していました。
また、上記写真のように大きい窓があり、窓の先がもうベッドルームになっています。
部屋の明かりをついていて、カーテンが閉まっていない(レースだけの)部屋がいくつかありましたが、部屋の中の様子が丸見えでした。
左がドアで、入ったらこうなっています。
ドア入って同じ空間にベッド(先ほどの窓の前)。
ベッドの前にはテレビがあり、奥左がバスルームになっています。
そのため、窓のレースカーテンだけ閉めて、バスルームから全裸で出てきたら、廊下から全裸が丸見え状態になります。
露出狂は歓喜かもしれませんが、そうでない方はこの部屋に泊まるときは気をつけましょう。
また、カップルで来たときは、落ち着いてベッドの上でイチャイチャもできないでしょう。
今回のツアーは、飛行機の長旅直後の疲れている状態で、あとは寝るだけだったので、イチャイチャの心配はいらなかったですが(男一人の私は心配する日が来るのだろうか…)。
朝食です。
ビュッフェ形式です。
今回の旅行で泊まったホテルは全てビュッフェで、写真のような感じの「スクランブルエッグ」、「ハム」、「チーズ」、「パン」、「ヨーグルト」といった組み合わせが基本としてありました。
ただこの日の朝食で大変だったことがあります。
7時に朝食と言われていて朝食会場に行ったら、外国人客の長蛇の列。
話している言葉がおそらく英語ではなかったので、たぶんスペイン人です。
その長蛇の列の後ろに並んでいたら、いくつか前の方にいた外国人のおばさんが「前の方に先に行け、行け」といった言動をしきりに我々HISツアー客にして来ました。
よくわからず、困惑してHISツアー客が前の方に行くと、おっさん外国人が「私の前に行くな」といった感じに体で意図的に通せんぼ。
仕方なく引き返すと、またさっきのおばさん外国人が「先に行け行け」と言ってきたので、通せんぼおっさんを何とか通り越し前に行きました。
しかし、前に行ったものの列に横から入る隙間がなく、無理矢理隙間に入ろうとしたら、強そうな別のおっさん外国人が横から入るのはダメだと言ってきました。
仕方なく横から入るのは諦めて、列が進むのを待っていたら、その長蛇の列の外国人らの仲間っぽいのが一部後から来て(同じ外国人ツアー客?)、なぜかその外国人らがHISツアー客の前に割り込んで来ました。
もう意味不明状態です。
そもそも「前に行け行け」と言っていたおばさんが最後まで責任持って対応しろよ…余計にややこしいことになったじゃん…
と思いつつ、結局、朝食で約30分も立って並ぶといううんこ状態になりました。
30分遅く来れば待たずに済んだのに。
今回の添乗員さんは朝食には顔を出さないタイプだったので、我々だけで対応しようにもスペイン語(?)がわからんとなり、大変でした。
観光初日の朝からこれだったので、スペイン人(スペイン人でなかった可能性もあり)は、うんこ!と思いました。
うんこ!うんこ!と心の中で叫んだ朝食も終わり、いざスペイン・バルセロナ観光に出発です。
このようなツアーバスで移動します。
まずは、バス車窓観光で、ガウディが手がけた建築物を見ていきます。
バスで移動中に窓からも「サグラダ・ファミリア」が見えました。大きい。
「ガウディ」が設計した「カサ・ミラ」です。
くねくねしています。
こちらもガウディが手がけた「カサ・バトリョ」。
色鮮やか。
カサ・バトリョの横にあった「カサ・アマトリェール」。
バルセロナのチョコレート王アントニ・アマトリェール氏の邸宅だそうです。
屋根の部分が階段状になっていて面白いです。
「カサ・リェオ・イ・モレラ」。
1階には、スペインの高級皮革ブランド「ロエベ(LOEWE)」が入っています。
お次は、バスから降りて観光です。
ちなみに、スリには気をつけろと添乗員さんや現地ガイドさんから耳にたこができるほど聞かされます。
ケチャップ強盗というのが流行っており、盗む相手の服にケチャップをつけて、そちらに気を取られている間に財布などを盗むという技らしいです。
地下鉄では、日本語で「スリに気をつけて」といったアナウンスが流れることがあるほどらしいです。
ヨーロッパっぽい建物に囲まれた細い道。
写真左の目玉のようなものがたくさんついている建物は、ホテルの「オラ バルセロナ」、正面の建物には、「カイシャバンク」という金融機関が入っています。
世界遺産の「カタルーニャ音楽堂」です。
中には入れませんでしたが、ネットで画像検索してみたら、中もとても綺麗でした。
「バルセロナ凱旋門」。
ベランダに「レインボーフラッグ」というカラフルな旗があります。
これは、LGBT(ゲイやレズなど)の尊厳とLGBTの社会運動を象徴する旗です。
バルセロナ市街では、この旗をたまに見かけます。
ベランダの上の方にある旗は、カタルーニャの旗です。
スペインからのカタルーニャ州の独立を主張するものです。
また、下の方にある黄色のリボンは「イエローリボン」といい、収監されたカタルーニャ州政府幹部、活動家を支持するシンボルです。
これらもバルセロナの建物のベランダでちょくちょく見かけました。
現地ガイドさん曰く、ワールドカップでスペインが負けたときは、花火が上がり、グラシアス(「ありがとう」という意味)と叫ばれたそうです。
またバスに乗り、サグラダ・ファミリア観光に向かいます。
その途中に見えた、遠くにあるおちんぽっぽいのが「おちんぽタワー」です。
私のものと張り合えるレベルです。
というのは半分冗談で、正式には「トーレ・アグバール」という名のビルで、バルセロナ水道局が所有しています。
初めてこの建物を見たとき、
「おちんぽやん!おちんぽやん!!」
と思いテンションが上がったのですが、現地男性ガイドさんが、
「スペイン人はエッチだから、何ちゃらタワーと言っている」
と女性客もいるバスの中でセクハラガイドをしていたので、人類皆そう思うのでしょう。
Wikipediaにもこの建物の説明ページがあり、
「バルセロナ市民からは男根(ファルス)を思わせると見られ、「坐薬」(el supositori)などのあだ名を付けられている」
と丁寧に解説されていました。
屋根の上に大きい卵っぽいのがある建物は「モヌメンタル闘牛場」です。
ただし、バルセロナにおける闘牛は2012年より全面的に禁止されたため、現在は闘牛が行われていないとのことです。
そして、ついに「サグラダ・ファミリア」どーん!
写真は「ガウディ広場」から撮影しています。
バリバリ工事中で、クレーンで石材っぽいのを吊り上げていました。
真ん中上にあるクリスマスツリーっぽいのは、「生命の木」です。
こちら側の出入口は、「生誕のファサード」と呼びます。
人の大きさと比較すると、サグラダ・ファミリアの大きさがよくわかります。
カメの彫刻です。
こんなに大きい建築物を支えているこのカメちゃんは相当なパワーの持ち主。
「グェーッ」と言っているようにも見えますが。
緻密な彫刻です。
私の保有株の株価が天に昇るのを見上げる者たちの彫刻です。
というのは冗談で、イエスの誕生を知った羊飼いたちがベツレヘムに向かって礼拝するシーンとのこと。
よく見ると、人の背中に乗っている羊や犬(?)もいます。
右側の彫刻の頭をよく見ると、頭に無数の針のようなものがささっています。
これは何なんでしょう。
過去に他の所でもこのようなものを見かけたことがあるような。
聖堂内部です。
全体的に柱や内装が現代っぽいです。
もっと古っぽい感じだと思っていました。白色とも知りませんでした。
天井は、まるで万華鏡のようです。
螺旋階段。
写真左上の照明周囲にも模様が描かれています。
見た目が現代アートっぽい。
ステンドグラスがとても綺麗です。
「栄光のファサード」側。
まだできていませんが、こちらが正面入口になるそうです。
地下礼拝堂です。
礼拝所を正面として、パノラマ撮影してみました。
ステンドグラスの色合いが左右で異なることがはっきりわかります。
「受難のファサード」と呼ばれる側の出入口です。
右手前の人は、おそらく保有株が暴落してうなだれている投資家でしょう(もちろん違います)。
左奥にはニワトリがいます。
「鶏が鳴く前に、あなたは私を三回知らないと言う」に出てきたニワトリです。
なんとなくかわいいからニワトリの彫刻を掘ったわけではありません。
4×4の数字のパネルの彫刻がありますが、これは縦・横・斜めいずれの1列を足すと合計でイエスが死んだ年齢の「33」になるようになっています。
サグラダ・ファミリアには、地下博物館があります。
上記写真は、そこのガラス越しにあった工房です。
また、地下博物館には、錘を糸で吊るして作られた、逆さ吊り模型の「フニクラ」というものが展示されています。
ガウディは、フニクラを利用してサグラダ・ファミリアを設計したとのことです。
私がその場で見たときは、何か小汚い謎の展示やなぁ、あまりお客さんに注目されていないし、展示の前で子どもが暇そうに座っているしで、大して価値がない展示なんだなと思っていましたが、観光後ググったネット上の記事では見所と書いている人もいました。
どういうものか気になる人はググってみてください。
フルーツの彫刻もありました。
色もついていて、おいしそうです。
サグラダ・ファミリアの観光後は、バスに乗って「モンジュイックの丘」という場所に行き、バルセロナ市内の景色を見ました。
以上で、バルセロナ観光は終わりです。
この後は、昼食をとり、バレンシアの地中海リゾートの「ペニスコラ」という町の観光に行きます。
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