男一人で「たばこと塩の博物館」、和田誠の特別展に行ってきた

国内旅行・観光

男一人で、JT(日本たばこ産業)が運営する東京都墨田区にある「たばこと塩の博物館」に行ってきました。

専売品であった「たばこ」「塩」の歴史と文化をテーマとする博物館です。

建物が新しいと思いましたら、元々は古くから渋谷にあり、2015年に墨田区に移転、リニューアルオープンしたとのことです。

 

大横川親水公園で行われいた「すみだガラス市」を目的に行ったのですが、近くにこの博物があったため、ついでに寄りました。

また、この日は博物館で、「和田誠と日本のイラストレーション」の特別展が行われていました。

和田誠さんは、「週刊文春」の表紙のデザインをしている方です。

そう、ベッキーなどの有名芸能人らも餌食になった「文春砲」「センテンススプリング」と呼ばれるあの世にも恐ろしい不倫報道をする週刊文春です。

その表紙を手掛けるのですから、和田さんは、よっぽどの能力の持ち主でしょう。

 

博物館の前にあるシンボルモニュメントです。

このブロンズ像の原型は、19世紀の初め頃、スウェーデンのたばこ屋が看板として使用していたものです。

 

建物の外観は、ちょっとお洒落さを入れたシンプルなデザインです。

 

常設展示の「塩の世界」です。

入ってすぐ、簡単なプロジェクションマッピングと映像の展示がありました。

 

「世界の塩資源」というコーナーで、世界の塩が展示されています。

 

「イスラエル湖塩(死海の塩)」です。

独特な形をしています。

死海といえば、湖の塩分濃度が高く、身体が浮くことで有名です。

 

「岩塩彫刻:聖キンガ像の祭壇」です。

この岩塩彫刻は、世界遺産に登録されているポーランドの「ヴィエリチカ岩塩坑」にある聖キンガ礼拝堂をモチーフに、特別許可を得たヴィエリチカ産岩塩を使い、ヴィエリチカ坑夫の彫刻家やポーランドの職人によって制作されたものと説明に書かれていました。

手に持っている透明のものだけではなく、黒色の像の部分も全部岩塩?と思い調べたら、岩塩は黒色のものもありました。

また、ヴィエリチカ岩塩坑の画像を検索すると、黒色の彫刻がいくつか出てきます。

なので、説明通り、全部岩塩なのでしょう。

 

「ポーランド岩塩」です。

重さは、約1.4t。

こんなに大きいと一生舐め舐めし放題です。

 

「能登の揚浜」「釜屋の内部」です。

「角花家」で使われていた釜屋の移築復元です。

写っている白い服の人は、人形です。

 

瀬戸内海の入浜「十州塩田」のジオラマ模型です。

 

「洋式平釜」の模型。

 

「真空式蒸発缶」の模型。

先ほどの洋式平釜での塩づくりよりだいぶ発展しています。

 

現在の製塩工場の仕組みの図です。

海水の吸い上げから全て機械で行われているのですね。

昔の人からしたら、びっくりでしょう。

 

「塩のサイエンス」というコーナーです。

 

「タンジブルユーザインタフェース」っぽいシステムがありました。

ディスプレイの上に丸い物体を置くと、丸い物体の周囲に情報が表示され、丸い物体同士の間に線が表示される場合があります。

最新式のシステムです。

 

結晶工作の帆船「カティーサーク号」です。

 

ケガレを払う、お相撲さん。

私の保有株のケガレ(売り豚)も塩で払おう。

 

お次は、常設展示「たばこの歴史と文化」です。

写真は、「十字の神殿」です。

たばこ文化の起源といえるマヤ文明の遺跡であるパレンケ遺跡「十字の神殿」の一部とそこに刻まれた「たばこを吸う神」のレリーフを再現した模型です。

 

タバコ属の栽培種の「ニコチアナ・ルスチカ」「ニコチアナ・タバカム」です。

 

「首を背負った石製人物像」

あそこがもっこりしていると思って撮影した写真なのですが、今この像のタイトルを見たら「首を背負った」と書いていることに気づき、怖い。

いったいどういう状況の像なんだ…

 

「獣骨製嗅ぎたばこ用管」

この道具を用いて、たばこの粉を相手の人に吹き込むとのこと。

 

「サクラ柄猫頭部形陶製パイプ」「サクラ柄女性頭像形陶製パイプ」です。

猫好きには良いパイプです。

猫は可愛らしいからまだしも、人の頭は悪趣味なような。頭の上が開いていますし。

後ろの方には樽を抱えた人のパイプもあります。

 

「メアシャムパイプ」

様々な動物や人の顔の柄があります。

 

「竹製水烟筒」「龍・文字装飾真鍮製水烟筒」です。

 

「嗅ぎたばこ」を入れる「鼻煙壺」です。

 

すごいの来ました「トマホークパイプ」です。

ここまで来るともはや変態です。

「先住民たちを懐柔するために、ヨーロッパ人が持ち込んできたものであったが、やがて部族の長たちは、自分たちの権威を誇示するために用いるようになった」と書かれていました。

こんな大きい斧型のパイプをくわえていたら周囲の人から笑われます。

または、違う意味で危ない人だと思って、皆避けて行くでしょう。

 

「ダグラス・マッカーサー」もくわえていた「コーンコブパイプ」

 

「水パイプ」です。

それよりも上の絵の女性の裸体の方に興味がそそられました。

美しいおっぱいだと思ってしばらく見つめてしまいました。

こんな素敵なおっぱいなら吸いた…いや、素敵な水タバコなら吸ってみても良いかな~

 

「ヴェネチアンガラス製パイプ」「三色螺旋模様ガラス製パイプ」です。

右の方のパイプは、長過ぎて、割ってしまいそうです。

というか、非常に吸いづらい気がしますが、上手に吸っていたのだろうか…

 

「護身用きせる」です。

「けんかぎせる」とも呼ばれ、鉄製で重く、護身用であったと考えられているそうです。

護身用なら、先ほどの「トマホークパイプ」の方がよっぽど護身用武具として利用できそうです。

 

「江戸時代のたばこ文化」の展示です。

 

「近現代のたばこ文化」の展示です。

 

「岩谷商会のたばこパッケージ」です。

いかにも昔の日本というデザイン。

 

昔のたばこ屋の展示「業平たばこ店」です。

自動販売機やテレビも古い形です。

 

以上が常設展示です。

建物には、特別展示室があり、入れ替わりで定期的に特別展が行われています。

 

特別展「和田誠と日本のイラストレーション」です。

写真は、和田誠が描いた週刊文春の表紙の一覧(一部)です。

私が行ったときは、特別展示室内の写真撮影がNGであり、その外に展示されていた週刊文春の表紙の展示については撮影OKでした。

上記写真に写っているのは、展示の一部だけであり、もっと多くの表紙が展示されていました。

その中に、猫の表紙がいくつかあったので、私が発見できた限りの猫の表紙の写真を載せていきます。

 

別々に撮影した表紙の写真を画像編集ソフトで4枚ずつ切り貼りしました。

左上の立ち猫が可愛いです。

 

犬と猫が一緒に描かれている表紙もあります。

 

にゃー、いや、めぇ~です。

猫ではなく羊です。

 

ねこ?トラ?

 

右下が猫なのか不明。

 

ね… ねずみ?

 

左上の緑色の生き物も猫なのかどうか。

右下の表紙は招き猫で「開運」と書かれた小判を持っていますが、見出しが「日産・フォルクスワーゲン提携の内幕」と書かれています。

フォルクスワーゲンは排ガス不正、そして、日産も不正検査をやっちゃったという状況で、今この表紙を見たら、これはフラグだったのかと思えてきますね。

よく見たら、背景色が黒色なので、なんか不気味です。

招き猫と後ろが上手いこと対になっているような。光と闇みたいに。

まるで、将来、フォルクスワーゲンと日産がやらかすことを暗示していたかのようです。

 

左下の猫さん、きゃわわ。

ネット上の記事を見たら、このきゃわわな猫さんは、和田さんが知人から知人の旅行中に預かった猫らしいのですが、あまりにもかわいかったので、飼い主が帰ってこなきゃいいという冗談を話していたらしいです。

 

最後は黒猫。

ネット検索したら、上記の表紙以外の猫の表紙も見つかりました。

ネット情報によると、和田さんが表紙で描いた動物の中で1番多い動物が猫らしいです。

猫好きですね。

にゃんにゃん可愛い表紙だけど、見た目に騙されたらダメ。中身は、にゃんにゃん不倫をスクープする恐ろしい週刊誌です。

自分のにゃんにゃんを記事にされないように気をつけましょう。

表紙に猫にゃんが多いのも実はそういう理由だったりして。

 

たばこは吸いませんが、様々な種類のパイプなどがあり、博物館としては面白かったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました